33歳、ズルズルと住み着く作戦。

33歳の私には、3年近くお付き合いしている恋人がいます。

11歳年上で、生まれも育ちも言語も宗教もジェネレーションも違う…その上あちらは外向的、私はどちらかというと内向的。そんなコンビです。

私は数ヶ月前から、長めの海外出張で南アジアにいて、彼は今まで通り日本で働いています。

自分が日本で借りているマンションはそのままに、とりあえず現地に急に来ることになったのですが、この長い出張が決まるもっと前、彼と一緒に住みたい(結婚でも同棲でも、私はどっちでも良い)という話をしたことがありました。

その時は断られてしまいました。

(心の準備はしていたつもりだけど)やっぱりショックで、でも「一緒に住まない=別れる」とかそういう話ではないので、その時に勝手に落ち込んだ私の気持ちは、時間とともにゆっくりとまた浮き上がってきました。

いわゆる「私ってあなたの何なの?」的な感情も湧いてきましたが、でも「一緒に住みたいかどうか」でそこを測るのもきっと間違っているんだろうなと、自分に言い聞かせながら、本件については一旦忘れることにしました。

ちなみに、同棲の打診をしたきっかけとなったのは、ちょうど私のマンションの契約更新が近づいていたことと、それまで一緒に住んでいた友人が結婚を期に出て行って私ひとりになったこと、そしてもちろん彼ともっと一緒にいたいと思ったことでした。

ご覧の通り、前者の2つは私にとって都合が良い理由で、これだけだと大ブーイングを受けることになるかと思いますが、最後の「もっと一緒にいたい」が一番の理由だということはここでお断りしておきます。

実は彼の両親は離婚していて、それがトラウマで「結婚は信じていない」とか、「結婚したとしても、自分の親みたいになるんじゃないか」という気持ちから、結婚に対して前向きではないのだと、付き合い始める前から彼は私に話していました。

だからこそ、私は「同棲=結婚という前提ではなくて、ただ一緒に生活したい」と伝えたのですが、彼なりに色々考えた結果、「同棲するなら結婚すべき。でも自分はまだその準備ができていない」と言われてしまいました。(カトリックということもあり、順序は気にするタイプ。特にお母さんが信仰深い。)

真面目か!はよ準備せえ!

と思いつつも、彼の意志も尊重したいので、しばらく同棲とか結婚の話は封印しました。

それから少し経って、私が日本を離れることになり、それまで毎週末欠かさず一緒に過ごしていた私達のルーティンが止まりました。

今後も私は日本と海外を行ったり来たりするので、次回帰国した際には自分が借りているマンションをいよいよ解約しようと思っています。

空っぽの家に月々8万円も払っているなんて…もったいない。

で、じゃあ日本にいる間はどこに住むの問題が発生しますが、とりあえず彼の家に泊まらせてもらい、そのままズルズルと居続けるという作戦しかありません。

彼も、私が一時的に家に泊まることについては全面的に協力してくれるそうで、もはや同棲するのと何が違うの?と聞きたいですが、彼なりのボーダーラインがありそうなので、そこはもう放っておきます。

そしてじわじわと侵略していきます。

も〜何でもええから一緒にいようや。

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