リモートメンバー、永平寺で1on1やってみた。~禅の里で己を見つめ、未来を考える~
こんにちは!株式会社Flucleの助田です。
日頃は労務開発チームで自社サービスに搭載する資料の収集、管理などを担当し、その他、労務コンテンツの作成にも携わっています。
Flucleの本社は大阪ですが、私は社内にも何名か存在する、福井在住の完全遠方型フルリモートワーカーです。
先日、弊社代表の三田が仕事で北陸に来るチャンスがあり、その流れで行ったFlucleらしい自由な発想の1on1について書かせていただきます!
三田さんとリアルで話せるチャンスだよ
マネージャーと毎月1回の面談の際に、マネージャーから言われたひとこと。「三田さんとリアルで話せるチャンスだよ」
まるで芸能人と話すのか!?と言わんばかりの大げさな表現に聞こえますが、私が福井に住みながらの勤務であるため、数か月に1度の会議や社内合宿でしか直接お会いすることはありません。
また、現在の業務やポジション的にも社長と直接接点が多くあるわけでもありません。今後会社が大きくなり、メンバーが増えていくことを考えると、社長と話す機会は減っていくのが必然です。
会議や合宿での「ビシッ!」とした明確な発言や組織を先導する姿を思い出し、また自身のキャリアや今後の進み方に悩んでいたこともあり、貴重な機会を逃さずに三田さんに1on1をしてもらうことに決めました。
Flucleらしい自由さで。
1on1が決定したあとは、時間と場所決めです。
当日は私以外の福井在住メンバーも三田さんと1on1をするということで、午後から駅周辺の1on1ができそうなお店を探していました。
すると、社内の雑談チャンネルに1件の通知が。
・・・ふむふむ。1on1の開始前に福井県を満喫する気持ちでいらっしゃるんだな。フルリモートをしていると、直接見えない相手の頭の中や心の内を想像する力が自然と鍛え上げられます。
どうすれば社長の福井満喫度を上げながら1on1ができるか、いろいろと考えた結果、永平寺の周辺で1on1をすることに決定しました。
トリケラトプス前集合で!
いよいよ1on1当日。この日は、参加者全員で昼過ぎに福井駅に集合です。
Flucleは集合のときでも遊び心(?)を忘れません。
改札付近で集合すればよいところを、あえてトリケラトプス像の前で集合しました。
「あれ・・・1on1ってこんな感じだったっけ?」
きっとそう思った方もいるのではないのでしょうか。
皆さんが想像している1on1とはなんだか違う印象かもしれません。
Flucleではさまざまなことが個人の裁量に大きくゆだねられ、やりたいことやこうしようと思ったことは「やってみよう!」精神で決行されます。
1on1だからといって、椅子に座ってPCを広げるのではなく、外の空気を吸って開放された場所で行うこともきっと正解なのです。
永平寺の歴史を感じながら、未来を考える
永平寺は禅の里といわれています。
禅と言えば、5月に開催された社内合宿では「自分を深堀する」というワークがあり、自然に囲まれた会場で「歩き禅」を体験しました。
今回も自分を見つめる時間ということで、合宿の延長戦のように感じ、なんだか全部のものごとがつながっているような不思議な感覚になりました。
久々に訪れた永平寺ですが、やはりその荘厳さには圧倒されます。
普段自宅で仕事をしていると感じることのない自然の空気や、流れる時間の速さ。いかに普段から小さな画面の中でしか過ごしていないかに気付いた瞬間です(笑)
これじゃあ、いくら悩んでも凝り固まった考えになるはずだよなぁ、と。
まずは、自分の心を無にして五感を研ぎ澄ませながらの拝観。
心を無にすることは意外と難しいんですよね。時折、自然の景色を眺めながら、普段は丸まりがちな背中をピンと伸ばして歩きました。
この1on1で、藤原和博さんの100万分の1の人材になるためのキャリアの大三角形の話を聞きました。希少性のある存在になるために、自分が何を極めていくか。
今般のAIの進化の速さには、IT企業に勤めながらも、希望とうっすらの不安を感じていました。
だからこそ、希少性のある人材になる。やみくもに「何をしたらよいだろう」と感じていたもやもやも、少し理由がついただけで道が開けた気持ちになりますね。
ライフステージでも変化の多い年代のため、仕事以外にも考えごとが多いのですが、仕事だけでなく人生の方向性についても話しました。なんだか大きな話にも聞こえますが、仕事に限らず自分の聞きたいことを聞ける・相談できる環境は、意外にもそうないのでは?と感じます。
本当は当日集合した全員で座禅体験をする予定でしたが、この日は行っていなかったため、いつかFlucleのメンバーで座禅体験がしたい!と思いました。
結局PCは一切開かず
1on1といいながらも、どのようになるかは当日次第であったため、念のため車にはPCを積んでいました。
でも結局PCは一切開かず、口と脳を一生懸命に動かした1日でした。
余談ですが、永平寺に行く前に「福井県の有名なお菓子、羽二重餅の工場を見に行きたい!」という三田さんからの突然のリクエストにお応えし、みんなで羽二重餅の里に寄りました。
なんとも自由な行程です(笑)
このnoteを書きながら、こんなに自由な内容で大丈夫か?と若干不安な気持ちに駆られながらも、偽りのない事実のため、きちんと記します。
リモートワークでは、テキスト以外でのコミュニケーションはZoomなどのオンラインツールがメインになります。画面越しでの会話には慣れましたが、リアルでのコミュニケーションとは異なり、定刻通り終了し、すぐに次の作業へ移ってしまいます。
しかしリアルでのコミュニケーションでは、普段聞くことのない些細な質問も、「でもこれって・・・」という深堀りした質問も、さまざまな展開を楽しみながら聞くことができます。やはりリアルはよいですね!
いつもと異なる環境で
自宅で作業しがちな毎日ですが、普段とは180度異なる環境でリフレッシュもでき、自分の心と向き合えた1日でした。
三田さんとの1on1では、これからのキャリアのヒントも見つかり、とても有難い時間を過ごすことができました。
Flucleの自由な社風をここぞとばかりに感じた1日。
固定概念に縛られず、柔軟な発想でユニークな活動を今後もどんどん行っていきたいですね。
お読みいただいた社外の皆さま、ありがとうございました。株式会社Flucle時代を経て、今どのような会社になっているかは、株式会社HRbaseのコーポレートサイトで確認ください!