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「CCOって何する人?」謎の肩書きについて本人に聞いてみた

株式会社Flucleの万木です。私はカスタマーサクセスを担当しているのですが、組織づくりや働く人のモチベーションに興味があるのと、新しいことに挑戦して成長痛を感じたい!という気持ちから、会社のカルチャーづくりにも首を突っ込んでいます。

3人目の社員として入社してから約5年、その頃に比べると社員も増えて組織が随分と大きくなりました。

人は増えても、なんかいい感じに組織が回っているな〜と安心して働くことができるのは、CCOの本田さんが株式会社Flucleのカルチャーを作ってくださっているからだと感じています。

しかし実際の本田さんの活動の幅はあまりにも広く、見えていない部分もたくさんあるのではないか!?と感じ、今回は実際どんな想いで、どんな取り組みをしてくださっているのかをお聞きするため直撃しました!

聞いた人
株式会社Flucle カスタマーサクセス 万木ひかる

答えた人
株式会社Flucle 執行役員 / CCO 本田もみじ

Q:CCOって、何をする人ですか?

Chief Culture Officerの略で、株式会社Flucleのカルチャー責任者です。

「株式会社Flucleを働いてよかった会社にする」をCCOのミッションとして掲げ、具体的には「バリュー /カルチャー/ 組織づくり」「採用」「記事コンテンツ作成」「広報/ブランディング」などを担っています。

実は「C」には、4つの意味を込めています。

・Culture 文字通りFlucleのカルチャーをつくる
・Contents それを良質なコンテンツに編み上げる
・Connect コンテンツを元に会社と社会をつなげる活動を行う


そして最後の「C」は、ColorfulのCです。自分の活動を会社のミッションである「働くをカラフルに」に集約させ、そこからまた新しい伝播を生み出していきたいと考えています。

Q:「カルチャー」という仕事のきっかけは?

私は創業時からFlucleに在籍しているのですが、少人数の頃はオフィスの掃除やオフィス飲み会後の片付けなどを皆で行っていました。
ところがメンバーが増えるにつれ、片付けや掃除などが一部の人に偏り始めたんですよね。

「気付いた誰かでできるのって、自発的でいい組織じゃない?」という意見もありましたが、私は感謝もされないまま誰かが背負ってしまうことに違和感があったんです。それが当たり前として定着したらイヤだな、って。

組織が大きくなると、誰かが背負う「名もない業務」が増えますよね。私は「大切だけど見逃されている行動を、きちんと見つけ合える組織をつくりたい」と思いました。

ベンチャーとして事業スピードは落とせない。でもその裏では、誰かが地味な仕事を拾って処理をしてくれている。それはオフィス美化だけではなく通常業務でも同様です。まだ20人程度のベンチャーなんだから、事業も環境整備も、全員で一緒にやった方がいいのではないか・・・と感じました。
そして、それはこれからの会社の「雰囲気」の基礎になる、今おろそかにしていてはいけない・・・という危機感も覚えました。

そこで、会社の環境をよくするための委員会を立ち上げたり、コミュニケーションのための飲み会ルールをととのえたりしていったのですが、それも結局、私や有志が自分の業務の傍らにやっていることです(笑)
一体どうすればいいんだ!と、ちょっとプンプンしながら「名前のない環境整備」に着手していました。

そこからいろいろありましたが、2022年11月、「CCO」という肩書きで組織全体のカルチャーづくりを担うことになりました。名前のない仕事にやっと「存在としての名前」を付けてあげることができ、ホッとしたのを覚えています。

そんな小さな気付きから生まれたCCOですが、もちろん「飲み会の片付け」をルール化する人ではありません。ひとりひとりの小さな行動や社内で起こるあれこれを「組織文化」としてまとめ上げ、事業発展につなげるという大きな役目も負っています。

そのため、CCOの役割の中にはマーケティングや広報で培った経験を活かした「会社と社会をつなげる」という要素を入れています。これは元々ライターである私だからできる強みでもあり、私以外のメンバーも発信力を発揮できる会社にしていきたい、と思いました。

CCOは抽象度が高い仕事なので説明が難しいのですが、「会社の総合プロデュース屋さん」と捉えてもらえると分かりやすいかもしれません。

「美化委員会」と有志メンバーによる、恒例の年末大掃除。
最終出勤日にオフィスをキレイにして、忘年会を行います。

Q:カルチャーづくりを担当して1年半、気付きを教えて下さい

実際に活動を始めてみて1番驚いたのは、社内メンバーが想像以上に協力的だったことです。

社員全員でバリューをつくったり、オンボーディング制度をととのえたり、1on1の仕組みを変えたり・・・と新たな取り組みが多く、業務に直結した活動ではないため、私の中では「社員の2割が協力してくれたらヨシ」と思っていました。

しかし実際は7割程度のメンバーが好意的に受け止めてくれ、施策に積極的に参加し、ヒアリングにも協力をしてくれました。私が名目を立てて着手する前から、「いい会社にしたい」という想いで自発的に行動してくれていた人が多かったことにも、改めて気付きました。

もちろん、「まだまだだな」という気付きにも溢れています。現在私は採用面接を担当しており、候補者に会社のことを語る機会が多いのですが、しゃべりながらも「活躍環境を提供できるのだろうか・・・?」と自問自答する日々です。

創業以来、リモートワークを当たり前に続けてきましたが、本当に優秀な方が入社してくださったときに活躍してもらえるだろうか、何が必要だろうかということは、常に考え続ける必要があります。

試行錯誤の連続ですが、社員同士の「一緒に働きたい」、そして外部人材の「Flucleで働きたい」を具体的に実現し、Flucleのバリューという紐帯でつながり合う、そんな組織をつくっていきたいと思っています。

「ママをやりたい」というメンバーが開店した社内スナック。
会社のカルチャーづくりの一環として、会社が支援しています。

Q:Flucleにフィットするのはどんなタイプ?

スタートアップやベンチャーのお決まりの回答かもしれませんが、「推進力が高い人」だと思います。

会議で「こんなことしたいね」というアイデアが出たとき、多くの場合は誰もボールを持たずそのまま終わります。しかしFlucleのメンバーは、勝手に動いちゃう人が多いんです。

そして動かすプロセスにも稟議もなければ、上司の承認が必要なわけでもありません。誰でもやりたいことにどんどん挑戦し、動かし、トラブルが起こったら適切に対応する・・・そこまでセットでできる人が集まっているんですよね。だからこそ、創業時からリモートワークが成り立っていたのだとも思いますし、今後もそのような方に仲間に加わってほしいと願っています。

とはいえ、これから組織が大きくなっていくにつれ、社内のバランスも必要です。プロモーターだけではなく、ガッツリ守備できる人、調整できる人。
さまざまなタイプの人が各自の能力を発揮しながらも少しずつ重なり合って、カラフルな組織を編み上げていけたら最高ですね。

万木のまとめ

この記事を書くことで、現在の会社で生まれていることが、まさにこれからの会社の「雰囲気」の基礎になり、今後のFlucleを大きく変えるんだな・・・と改めて実感しました。

本田さんだけではなく、今後もメンバーが協力し合いながら「Flucleで働いてよかった!」と思える組織をつくっていきたいです。そして「Flucleで働きたい!」と思ってくださる方に出会い、一緒に働ける日が楽しみです。


お読みいただいた社外の皆さま、ありがとうございました。

株式会社Flucleでは、一緒にカルチャーをつくってくれる仲間を大募集しております!
詳しくは採用ページをご覧ください。



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