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石ころの見分け方②

前回からの続きです。

①堆積岩(たいせきがん)
おもな構成物質にもとづいて、以下の2つに分けられる
①-1
砕せつ性たい積岩(さいせつせいたいせきがん)
石ころや、砂、泥が湖や浅い海に積もってできる
①-2
生物・化学的堆積岩

①-1-A
れき岩
「れき」(粒の直径が2mm以上の岩石の破片)という物体が積み重なって固まってできた岩石。れき同士のすき間には、泥や砂が入っている。
①-1-B
砂岩
「砂」(直径が0.06mm以上〜2mm未満の岩石の破片)が降り積もって固まってできた岩石。ルーペで拡大すると粒が見える。粒の大きさは揃っていないこともある。色は白~灰色が多く、風化すると黄色くなる。
①-1-C
泥岩
「泥」(0.06mm未満の直径の岩石の破片が積み重なってできた岩石。ルーペで拡大してもあまり見えない。新しい時代のものは白っぽく、もろい。古い時代のものは黒っぽいものが多く、硬い。

①-2-A
石灰岩
主に炭酸カルシウム(チョークの原料)の体を持つ生物(サンゴや貝殻、プランクトンなど)の死骸(化石)が積み重なって固まってできた岩石。色は白~灰色。10円玉で傷がつく。目に見える大きさの化石が入っていることがある。薄い塩酸をかけると気体(二酸化炭素)が発生する
①-2-B
チャート
主に二酸化ケイ素(ガラスの原料)の体を持つ生物の死骸が固まってできた岩石。色は様々で、とても固く、カッターの刃では傷がつかない。黒い筋(割れ目)や白い脈(石英という鉱物)がよく見られる。
①-2-C
凝灰岩(ぎょうかいがん)
主に火山灰が積み重なって固まってできた岩石。比較的もろい。白っぽいものが多いが、灰色や黒色のものもある。破片状の粒や、押しつぶされた粒が含まれていることがある。
「火山灰」といえば火山が噴火するときに出てくる物質のことで、マグマが冷えて結晶になった鉱物を何種類か含んでいる。
栃木県の「大谷石」が有名。薄い緑色の鉱物を含むため、緑色凝灰岩と呼ばれます。

石ころの見わけ方① https://note.com/flowercafe_47/n/nb70a8c9c2df0
石ころの見分け方③ https://note.com/flowercafe_47/n/n26dc28a81412
石ころの見分け方④ https://note.com/flowercafe_47/n/n87a61d44ad8c


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