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将来っていつから始まるのだろう
YouTubeの広告でふと流れてきた言葉に、私の心はドキッとした
「」
将来の夢は何ですか?
幼稚園〜中学生ぐらいまではよく聞いたこのフレーズ。
パン屋さん
ガラス職人
通訳
弁護士
これは過去を振り返って思い出せる範囲の私の答えである。
具体的な職業を指していることが多かった。(こうやって見ると専門性が謎に高い笑)
しかし、高校生→大学生と成長するにつれて、
将来は現実味を帯びてくる。リアリストかつ自分に自信のなかった私の夢は、抽象性が上がった。
誰かを助けられる人
世の中を幸せにできる人
具体性はなく、それらしいことを「夢」として掲げるようになった。
結局、就活の時もその答えは見つからず
当時悩み抜いて、考えた結果自分らしいと思う選択を取ったつもりだ。
そんな時に、YouTubeである広告が流れてきた。
将来っていつから始まるのだろう
幼い頃の私は、将来と聞いて遠い未来を思い描いていた。何にでもなれる、そんな明るいイメージ。
成長するにつれて、将来は社会人を指し示すようになった。選択肢の幅は狭いような気がしていたし、自立して生活するための手段としての仕事と捉えるようになった。将来=仕事。
でも、働き始めて思うのは、将来は長いし、必ずしも職業に関係しなくてもよいということ。
将という字
将という漢字は、漢文では
将に〜んとす (今にも〇〇しようとする)という意味を持つ。
漢字本来の持つ意味を踏まえると、将来という言葉は
「今にも、来ようとしている」という
解釈になる。
今にも来ようとしているということは、遠い未来の話ではないのだ。何なら、手を伸ばしたら届きそうなところにまで差し迫っている。
将来は、今始まっている
少し先の未来に何がしたいかを考えるのは難しい。
将来は今だと思う。
今私がしたいこと。
そう捉えたら、難しくないと思えた。
将来は死ぬその瞬間までずっと続いていく。
毎日毎日更新される。
つまり、決まることはない。(自論)
今ここにいる自分に、未来を託すことが将来の夢だと思う。
何がしたい。どこにいたい。誰といたい。いつしたい。
わがままになって当然。
求めて追いかけて向かっていきたい。
〇〇で自分の将来は何%決まるとかよく見かけるし、聞くけれども関係ない。
私は私なりに解釈した将来を。
焦らずに。一歩ずつ。たまに一段飛ばしてみたり。走ったり。止まったりしながらね。
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