平均再生数100万超の企業アカウントはどう生まれた? 「おさ活」仕掛け人に成功の裏側を聞いてみた
ぼくわたメンバーの素顔に迫るメンバーインタビュー。
今回お話を聞いたのは、僕と私と株式会社でTikTokチームのマネージャーを務めるSHUZOさん。
彼が携わったマッチングアプリ「タップル」の公式TikTokアカウント「幼馴染と共同生活中【おさ活】」はフォロワー30万人を突破し、投稿された動画は100万回再生を連発中。
見た人が思わず「恋がしたい!」と思えるような動画の数々が、Z世代を中心とした若者たちから人気を集めています。
TikTokのアカウント設計から投稿までを一気通貫で担当するSHUZOさんに、「おさ活」アカウントの成長の裏側をお聞きしました。
【こんな人にオススメの記事です】
・バズるTikTok運用について知りたい
・動画コンテンツの制作に悩んでいる
・ワクワクするようなアイデアを生み出したい
TikTokをはじめたきっかけは、カップルアカウントの立ち上げ
ーーぼくわたのTikTok事業を支えているSHUZOさんですが、TikTokを始めたきっかけを教えてください。
2017年ごろに、当時交際していたパートナーとTikTokでカップルアカウントを立ち上げたのがきっかけです。
当時、OLとして働いていた彼女がスキマ時間でライブ配信をやっていたのですが、それを見ていて「もっとこうしたらいいのに」と思う点がいくつかあって....。
うまく彼女を手助けできる方法はないかと考えていたときに、当時TikTokでバズっていた夫婦アカウントの動画を見つけたんです。
そこでは、夫婦の何気ない日常やほっこりするような会話を撮った動画が何百万回も再生されていて驚きました。
動画を見ていて「これなら僕もできるかも」と思い、アカウントの設計や動画の企画・撮影・編集まですべてを手がけて、彼女の動画を投稿するようになったんです。
ーーパートナーをサポートするために、TikTokをはじめたんですね。
フォロワーが増えはじめてからは、パートナーがインフルエンサーとしての活動をとても楽しんでおり、僕自身もクリエイター活動が生活の一部となっていたので、TikTokとYouTubeで生活が成り立つくらいの収入を得られるようにしたいと思い、さらにがんばりました。
4年ほどカップルアカウントを続けて、現在はパートナーとはお別れしてアカウントも譲渡していますが、最終的にフォロワーが48万人にまで増えたんですよ。
ーー初めて作ったTikTokアカウントがそんな規模に…!
それまでは、動画の企画や編集なども一切やったことがなかったので、フォロワーさんの反応を見ながら試行錯誤を繰り返しながらやっていましたね。
パートナーとのカップルアカウントの運用を続ける傍ら、ベンチャー企業でCOO(最高執行責任者)にも就任し、SNSマーケティングやインフルエンサーマーケティングに携わることになり、キャリアがどんどん広がっていきました。
自由な制作環境が、クリエイター出身の感性を活かした企画づくりにつながった
ーーぼくわたで働きはじめた経緯を教えてください。
ベンチャー企業を辞めて独立したあと、紹介をきっかけにぼくわた代表の健登くんと何度か食事に行くような間柄になり、タップルのTikTok運用に携わることになりました。
ーータップルのTikTokアカウントは開設からわずか3ヶ月でフォロワー8.8万人を記録し、現在は30万人を超える大人気アカウントとなりました。ここまでアカウントを成長させることができた理由は何だと思いますか?
自由にやらせてもらったことが大きいと思います。僕は今回のコンテンツ制作において、自分の感性で企画を作ることが1番大事だと思っていたんです。
最初は企画書なども細かくチェックしていただきましたが、フォロワーが増えるにつれ、全面的に任せてもらえるようになり、柔軟にコンテンツを作れる環境ができていきました。
チームで一緒に頑張ってくれたぼくわたのメンバーも、アカウントの成功を目指して丁寧にサポートしてくれたおかげで、持っている力を最大限発揮することができたと思います。
また、動画に出演していただいたキャストの方々もすごくいい方ばかりでした。コミュニケーションも取りやすく、撮影もスムーズに進みましたね。
ーーコンテンツ制作において、ご自身の感性がもっとも大切だと思われた理由はなんですか?
感性を重視して作ることで、僕がクリエイター出身であるという強みを活かせると思ったからです。僕はTikTokで成功するクリエイターは2種類に分かれると思っているんですよ。
1つは人物としての魅力が強く、どんな企画をやってもおもしろい「演者力タイプ」。そしてもう1つは、見せ方や企画づくりがうまい「企画力タイプ」です。
僕はあきらかに後者だったので、とにかく企画力を徹底的に磨いてきたんです。だからこそ、誰が出演してもおもしろい「再現性のある企画」が作れるという自信がありました。
自分がワクワクするコンテンツを作れば、視聴者も一緒にワクワクしてくれる
ーーTikTokのアカウント名にもなっている「幼馴染と共同生活」というアイデアはどのように生まれましたか?
タップルの公式TikTokを開設するとき、「恋愛総量を増やす」ことが大きなテーマとなっていました。恋愛をしたいと思ってもらえるようなコンテンツ作りを考えたとき、「見ているだけでキュンキュンする動画」を撮ろうと考えたんです。
多くの人がときめくような要素を並べてみて、そのなかから2つを掛け算すれば1番キュンキュンするコンテンツが作り出せるはず。そんな掛け算の思考からできたのが「幼馴染×共同生活」でした。
ーー実際に企画を作っていく際には、どんなことを重視しましたか?
大きく分けて2つあります。1つは、出演しているキャストがどんなことをすれば視聴者が喜んでくれるか考えることです。
僕は人の演出を得意としており、視聴者の反応を見ながらキャストがどんな行動や言動、表情をすれば喜ぶかをつねに研究しています。
「視聴者が期待する要素」を企画から撮影、編集まで取り入れることによって、もっと見たくなるアカウントになるんです。
2つ目は、制作側もワクワクする企画を作ること。僕はクリエイターとして企画から制作まですべての工程に携わるのですが、コンテンツが完成するまでにはそれなりに時間がかかるんですよね。
作っているうちにだんだん僕自身が飽きてしまうようなコンテンツは、視聴者にも楽しんでもらえません。制作側がリリースまで楽しんでいられるような、おもしろいコンテンツを作ることが重要だと考えています。
「第2のおさ活」を実現し、確かな実績に
ーーありがとうございました! 最後に、今後の目標を教えてください。
ぼくわたの一員としては、企画力を上げることが1つの目標です。納得感がありつつ、ワクワクするような企画を作っていけるようになれば、Z世代の企画会社であるぼくわたにさらに貢献できるようになれると思っています。
今回担当したおさ活は、僕のなかでも大きな成功事例となりました。出演していただいたキャストの方も、急速にフォロワーが増えて有名になった姿を見ると、人の人生を変えるような企画が作れたという自負もあります。
しかし、これだけで終わらせるのではなく、第2のおさ活のようなアカウント運用を実現し、確かな実績を積み上げていくことが今後の目標です。
ディレクター/プロデューサー/バックオフィスのメンバー採用中!
業績好調に伴い、現在月15時間〜働けるディレクター/プロデューサー/バックオフィスの採用を検討しております。(計8名採用予定、フルリモート、副業可)
↓詳しくはこちらのnoteをご覧ください↓
また、ぼくわたではリファラル採用制度も導入しております。ぼくわたに興味がある方はぜひメンバーにお声がけください!
僕と私と株式会社について
僕と私と株式会社は、Z世代を代表する企画・マーケティング会社です。SNSネイティブ世代(Z世代)への企画・デジタルマーケティングを得意とし、エモマーケティングをベースに、お酒とすごろくを掛け合わせた"ウェイウェイらんど!"や、男性も気軽に通えるネイルサロン"KANGOL NAIL"、Z世代の脱炭素行動を支援するSDGsメディア"CQ"など、さまざまな企業・行政とタッグを組んで多くの企画を咲かせています。
メンバーの7割がZ世代であることを活かし、今を生きるリアルな若者の視点を取り入れたPR設計からブランドプロデュース、SNS運用までをワンストップで担当いたします。また、リモート制度やサウナ採用、地方へのワーケーションなどを取り入れた新しい働き方も実践中。「メンバー全員の社長化」を目指し、社内からも多くの企業が生まれています。代表による書籍『エモ消費 世代を超えたヒットの新ルール』発売中。
noteを読んでいただいたあとの嬉しいことランキングTOP3 1位 スキ 良いと思っていただけたらぜひ! 2位 コメント 感想をいただけると、とても嬉しいです! 3位 あなたの感想をX(Twitter)で見れること シェアしていただけたら、リアクションします!