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140字小説 『侵略するまで』


私の深部がしくしく痛む中

「こんな形になってしまいすみません…」

彼は深々と頭を下げる。


「それにしてもねぇ…」と母が顔を顰め
「まあいいじゃないか」と父が宥める。

「何もこんなギリギリに…」
「こればっかりは仕方ないさ」


そう、仕方ないのだ
私が彼を繋ぎ止めるには
堕胎できなくなるまで隠すしか。



 秋の星々に投稿しようと思って諦めた作品。うっかりしてたら冬の星々が募集されてることについ最近気づいた😱💦

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