この世は奇妙なことだらけ
突然ですが、みなさんは人違いされたことってありますか?
私はあります。
ある時、駅からバスへの乗り換え先が見つからず、多くの人々でごった返す駅の構内をウロウロしていたところ、見ず知らずのおばさまが
「岡田さん?!」
とギョッとした顔で叫んでいました。
残念ながら、私は“岡田さん”じゃなかったので「きっと別の人に声をかけたんだろう」とスルーして、バス乗り場探しを再開し、あっちこっちしていたら……
先ほどのおばさまが、私の前に立ちふさがり
「岡田さんですよね?!?」
と面と向かって確認してきたので
「すみません! 私は岡田さんじゃないです!!」
と謝って、走って逃げたのですが……
後になって「別に私、“岡田さん”になっても良かったかもしれないな~」と思いました。(なぜなら、岡田さんはイケメンが多いから!)(そして、本名の姓名判断がめちゃくちゃ悪くて、名付け親の母から「改名してもええんやで……」と言われていたので。)
この気持ちは、モノマネされた芸能人がモノマネ芸人に寄せていく感覚に近いんですかね?(アクロバティック解釈)
次に、みなさんはカレー屋の店員さんにハンドパワーを送られたことってありますか?
私はあります。
友達と雑貨屋さん巡りをしていた時に、道路を挟んだ向こう側にある本格的なカレー屋の外国人らしき男性から狙い打ちするかのごとく、ハンドパワーを送られました。(両手を“ハッ!”って感じで。MR.マリックさん風に。)
素知らぬフリして通りすぎたんですが、
「193ちゃんのことめっちゃ見てない?」
と友達に言われ、薄々気配を感じつつも恐る恐る振り返ったら、同じポーズのままパワーを送られてました。(なんで私だけ??)
ちなみに、そことは別のカレー屋さんですが、仕事でミスが続いて落ち込んでた時に、信号待ちしてる私にそっと割引クーポンを下さったことがあり、なぜだか妙にうれしくて泣きそうになったこともあります。
(「キミのミスなんて、ナンてことないさ! ほら、ナンでも食べに来なよ!」と励ましてくれたようで……相変わらずのポジティブ解釈。)
でもまだ行ったことないんだよな~、そこのカレー屋さん。(クーポンもらったんだから行きなさいよ!)
それでは、みなさんは外国人の方に募金を迫られたことってありますか?
私はあります。
その日は、好きなアーティストのライブがあって開場時間まで余裕があったため、近くの商店街をぶらついてたんです。
そしたら、外国人さんに募金をお願いされたのですが、偏見してはいけないなと思いつつも、直感的に財布を見せたら危なそうな雰囲気があって、丁重にお断りしたのですが……
「オキモチダケデモー!
オキモチダケデモー!」
と言いながら、走って追いかけられました。
(商店街をダッシュで駆け抜け、なんとか逃げ切りました……)
もしかしたら、悪い人じゃなかったのかもしれませんが、ちょっと怖かったです……
最後にみなさんは、動物園以外で白馬を目撃したことはありますか?
私はあります。
自転車で役所に行った帰りだったと思うんですが、いたんですよね、ちょっとアイボリーがかった白馬が、歩道に。(お馬さんは軽車両ですが、自転車ゾーンがあったのでギリギリセーフだと思われます。)
しかも、その手綱を引いてるのが、ゴスロリチックのかわいらしいミニスカファッションに身を包んで、厚底ブーツを履いた長身の男性で……たこ焼き屋さんと談笑していて……
あまりにジロジロ見るのも失礼かな、と思い、そーっと通りすぎてから
「情報量多っ!!」
と一人叫びました。
後になって「せっかくなら、一緒に写真撮ってもらえれば良かったかな~」と思いました。
そして「白馬に乗るのは王子様じゃなくてもいい時代がきたんだな~、ダイバーシティってこういうことか~」と、しみじみ感じました。(そういうこと……なのか??)
【おまけ】
みなさんは、ハロウィンの期間にユニバに行ったことはありますか?
私はあります。
では、ハロウィンの時期に現れるゾンビと、真っ向から勝負したことはありますか?
私はあります。(ノーコスプレ、ノー武装でしたが。)
ハロウィンの期間に行くからじゃん! って突っ込まれるかもしれませんが、普通に歩いてるだけで脅かしてばかりくるので(そういう仕事やがな)、ムキーッてなって仕返しに
「ぅわっ!!!」
って、私なりに全力で脅かし返してみたんですが、スンとした顔でやり過ごされ、こっちもシュンとなりました。
さすがプロゾンビ。多少のことでは動じないんですね。でも今思い返しても、やっぱりちょっとくやしい!!
ってなわけで、事実は小説より奇なり的なお話でしたとさ♪
そういえば、大学の英語教師に唐突に
「Are you troublemaker?」
と、聞かれたこともあったなあ……
(どちらかというと“Happeningmaker”な自覚はある。)
Happeningmaker に関するエピソードは、
いつかまたどこかで!
《おしまい》
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