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#シロクマ文芸部

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シロクマ文芸部のお題で書いた詩や小説をまとめています。
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#エッセイ

駄洒落小説 『咳をしても金魚』 #シロクマ文芸部

「咳をしても金魚」 という言葉を小学生の僕に教えてくれたのはじーちゃんだ。 日曜日の昼下…

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1年前
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54字の物語 『夕焼けは舐めちゃいけないZe』 #シロクマ文芸部

 父が全ての部屋の窓にミラーシートを貼ってくれていて。先日、障子も貼り直したものの糊が悪…

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7日前
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詩小説 『夏の雲さんへ』 #シロクマ文芸部

 夏の雲の下  久しぶりに漕いだ自転車。  まあるくておっきな雲が  太陽を隠してくれたそ…

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2か月前
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ふわふわに侮るなかれ #シロクマ文芸部

 友達がふわふわ系かき氷が好きでよく食べに行っていたんです😋💕友達と友達の彼氏と私で行列…

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2か月前
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詩小説 『夏は夜』 #シロクマ文芸部【ズレが生じてる編】

※こちらは先週のお題となりますm(_ _)m  夏は夜が本番なのかな、とふと思う。  たとえば…

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2か月前
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『月曜日』 #シロクマ文芸部【時差投稿編】

 月曜日が当たり前のように来るとは限らない。それでも私は、月曜日が来ることが気がついた頃…

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3か月前
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20字小説 『究極の選択』 #シロクマ文芸部

布団から出て寝間着にコート、ごみ出しに。  今は土曜日が空き缶の日なのですが、自分が出したゴミじゃないビール缶を捨てに行くためにわざわざ早起き(ってほどでもないけど)してたのが億劫だったなあ🤤と。 父の転勤先にたまに行ってはゴミ出しが全く違うことに毎回驚かされてました。前日の夜から出せたり、ゴミ袋がその地域独自の紙袋だったり(高いわりに伸びないから全然入らんやん! と母がキレてた模様)、燃えるゴミも燃えないゴミも一緒でOKだったり、透明から半透明くらいならスーパーの袋でも

毎日が新しい日 #シロクマ文芸部

新しいも古いも 老いも若きも関係なく 誰にとっても 今日が生まれて初めての日。 過去に戻っ…

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9か月前
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20字小説 『ふりかえる』 #シロクマ文芸部

振り返る事が出来ない時は振り替えてみる。  実は『振り返る』でエッセイを書いていたのだけ…

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9か月前
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ありがとうおばさん誕生秘話 #シロクマ文芸部

「ありがとうございます」 を言う機会が増えたな~としみじみ思う。 車椅子に乗るようになっ…

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10か月前
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140字私小説 『冬の色といえば』 #シロクマ文芸部【その3】

冬の色といえば暗記系の必須アイテム ピンクとオレンジのフリクションペン。 ある日突然、色…

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10か月前
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『逃げる夢にも希望はあって、』 #シロクマ文芸部

逃げる夢に惑わされる私が 今日もここにいる。 人生は計画通りにはいかないと 頭ではわかって…

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10か月前
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『紅葉鳥の推し活』 #シロクマ文芸部

 紅葉鳥が鹿の異名と知らなかった無知な私は時々産まれたての子鹿のように立ち上がることも困…

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11か月前
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『巡りめぐる思い』 #シロクマ文芸部

 月めくりと聞くと思い出す、母方の祖父母の家のトイレに吊られていたカレンダー。 正確に言うと31日カレンダーなのだけれど。 何年経っても変わらぬままぐるぐると巡り、その日気づいた人がめくるルールだった。 あえてちがう日付ページに替える人もいた。まあ私なんだけど……だって31ページは他の日付より目にされる機会が少ないから。 でも、これは31ページ目への思いやりに見せかけた私なりの反逆だったのかもしれない。 入学した瞬間、出席番号1番が確定する私の学生時代の苦労を、後ろか