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#シロクマ文芸部

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シロクマ文芸部のお題で書いた詩や小説をまとめています。
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記事一覧

固定された記事

駄洒落小説 『咳をしても金魚』 #シロクマ文芸部

「咳をしても金魚」 という言葉を小学生の僕に教えてくれたのはじーちゃんだ。 日曜日の昼下…

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1年前
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『月曜日』 #シロクマ文芸部【時差投稿編】

 月曜日が当たり前のように来るとは限らない。それでも私は、月曜日が来ることが気がついた頃…

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2週間前
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140字小説 『好きな色の紫陽花を』 #シロクマ文芸部【花咲く一週遅れ】

紫陽花を植え咲いた花を見た娘が思っていた色と違う!と憤る。 「土壌によって色が変わるのよ…

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2週間前
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54字の物語 『赤い靴と三日坊主のクレーター』 #毎週ショートショートnote×#シロクマ…

 今回はこちらの裏お題と シロクマ文芸部さんのもうひとつのお題を 掛け合わせてみました💁…

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1か月前
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54字の物語 『赤い傘』 #シロクマ文芸部【一週遅れ①】

 別のものを書いていたため、参加できなかった先週のお題をお借りしております🙇 怖そうで怖…

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1か月前
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子どもの日々が楽しめますように #シロクマ文芸部

子どもの日。 大人になると忘れてしまう 子どもとして 生きてきたあの時間。 “~らしく”っ…

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『白くないからこその美しさ』 #シロクマ文芸部あとがき

 先日『白い靴』というお題で書いたこちら 最初は『冬の運動会』というドラマ(のタイトル)から広げて書いていたのですが、黒柳徹子さんが半生をテレビで語っていたものを見て『窓ぎわのトットちゃん』を思い出し、オマージュ作品として仕上げました。(名字は、やなせたかしさんからお借りしたのですが、柳がついていることに後から気づきました👀ほんまに偶然!) 初めて読んだのは中学生前後で、「パカパカ開く机ってどんなの?」「ちんどん屋って何?」「小学校でも退学になるの? 」「戦前にこんなもの

オマージュ詩小説 『白くない靴』 #シロクマ文芸部

 白い靴を履いているぼくは  運動場を走り回るみんなの靴が  少しずつ汚れていくのを  な…

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1か月前
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とんでも8分恋愛小説 『今はまだ儚い春の夢』 #シロクマ文芸部

春の夢というものは いつだって実感が伴わない。 散りゆく桜が 必ずしも掴めるとは 限らない…

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2か月前
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20字小説 『新人の花吹雪』 #シロクマ文芸部

花吹雪舞う。新入社員がシュレッダー壊し。  まさか実話と思ってたりしてなーい😒? よく詰…

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2か月前
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詩小説 『風車のお味』 #シロクマ文芸部

風車はね 風を受けては くるくると 風吹かぬ日には ゆったりと 回って挽いた小麦粉で 焼い…

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2か月前
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7分小説 『カメさんモード』 #シロクマ文芸部

変わる時に 変わるものは、もしかしたら…… 「ほれ! 早行ってこい!」 「うげーめんどくさ…

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3か月前
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20字小説 『見守る玄関』 #シロクマ文芸部

変わる時。玄関でスーツ姿の子と撮る写真。  いろんな成長過程を書こうかな? と思ったけれ…

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3か月前
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詩小説 『桜色』 #シロクマ文芸部

桜色のおくるみに包まれた我が子。この子を守るためなら、どんなことだって乗り切ろうと心に決めた。 🌸 桜色の唇が紡ぐ、たどたどしいチューリップの歌。「赤・青・黄色だと信号の色になっちゃうよ」と思いながらも癒される。 🌸🌸 桜色に頬を染めた私と夫の似顔絵。誇らしげに見せてくれた絵の中の夫はなぜかオレンジ色で塗られていたけれど。 🌸🌸🌸 桜色のドレスを着せ替えて遊ぶお気に入りのお人形。ヘアアレンジをしたくて輪ゴムを使ったら、ほどけなくなって大騒ぎに。 🌸🌸🌸🌸 桜色