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童話「星の王子さま」
星の王子さまは、第二次世界大戦の1943年ニューヨークで出版されました。
この本に出合ったのは、私が20代の頃、就活をしていたときです。
まだまだ自信が持てず、夢と現実との葛藤に悩んでいました。
心でしかものは見えないんだ。
ほんとうにたいせつなものは、目に見えない
この言葉にハッとしました。若い時というのは、人の外見や服装で判断することが多かったです。外面を重視していたように思います。
本当に大切な心や愛情、信頼は目には見えません。
読後は、人の内面(見えない部分を理解する)を見ることを積み重ねてきました。
自分の見方や考え方が変わり、価値観や人間関係にも良い影響がありました。
内面は、いくら隠そうとしても、本物と偽物はあきらかに違います。すぐにはわからなくても、時間がたてばわかることもあります。その時点で、人間関係が変わることも仕方のないことだと思います。
ふわっと柔らかい絵の王子様にも癒やされます。挿絵のイラストもサン=テグジュペリ本人が書いたものです。
ぜひ大人の方にも読んでいただきたいです。大人向けに書かれた物語のような気もします。
200以上の国と地域の言葉に翻訳されています。子どもから大人まで読み継がれる不朽の名作です。
おとなは、だれも、はじめは子供だった。
しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。
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