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不登校の経験 いつか財産に

 2024年3月16日 新聞投稿記事
先月の本欄で「中学生努力して経験積んで」を読んだ。ある不登校の生徒の自宅に担任の先生が根気よく通い、生徒は少しずつ学校に来られるようになった。

卒業式の日、その生徒が先生にお礼を言い、先生は号泣したーという内容だった。先生も感無量だったのではないかと思う。不登校は「指導ではなく対話」「こうすれば良いという正解もない」といわれる。

若者の悩みは、大人が思っているより限りなく深い。大人は、経験が増えると若い頃の気持ちを忘れてしまうのかもしれない。

また、自分たちの時代は「そんな甘えは許されなかった」と思う人もいるかもしれない。だが今は、不登校の小中学生が年約30万人と過去最多。

親も子どももつらい時期ではあると思うが、不登校の経験もいつか財産だと思えればいい。
この投稿の中学生は生きる力を獲得したし、対話を続けた先生もすばらしかったと思う。

この春も多くの若者が卒業式を迎える。
心より「おめでとうございます」と言いたい。



taiin様 ありがとうございます。


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