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2022年今年の一文字 「戦」 清水寺より

「憲法記念日に思う」 2022年5月5日    新聞掲載記事
 
 連日のロシアのウクライナ侵攻が激化する中で、平和について深く考えるようになった。歴史を勉強したのも学生時代の授業のみ。今までの私は、平和や憲法について真剣に考えること自体なかった。
 
憲法記念日はゴールデンウィーク中の5月3日にある。学校や仕事を休めてうれしいくらいにしか思っていなかった。この感覚は平和な日々を過ごせていたから思えたことなのだと思う。

年齢を重ねるにつれて、色々な人の支えで自分の生活が成り立っていることに気付く。これと同じように憲法も自分の生活を守ってくれていたのだ。
 
第二次世界大戦という激動の歴史を経て、日本は平和な国として発展してきた。その戦後に新しく制定されたのが日本国憲法だ。日本は平和であるという感覚が強い。

だが、世界では今この瞬間に戦争が起きているのだ。戦争が起これば未来永劫、日本の平和も保障されると思わない。
 
戦没者の魂もそれを望むとは思えない。日本は唯一の被爆国である。 私達は、先人が命を懸けて作り上げた平和を受け継いでいかなければならない。
  
私一人が考えてもどうしようもないと思ったりするが、この一人一人の考えや思いこそが日本という国から世界へ繋がっていくのだと思う。 

まず、私は自分の家族が平和で幸せに過ごせることを望むのであれば他者の幸せも考え続けようと思う。

今年の世相一文字が、「戦」というのもうなずけます。

サッカーW杯の戦、コロナとの戦、物価高の戦いろいろあります。
世界の平和は、戻るのだろうか。
2023年は、世界が平和でありますように。


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