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カラダはいつも左右対称じゃない

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骨や筋肉は左右対称ですが、内臓はそうではない。心臓はやや左寄り。肺は右側が3葉で左側が2葉と大きさが違う。肝臓は右寄りに大きく、その影響か右半身の重量がやや重いと言われています。

肺と横隔膜

でもよく観察すると、骨や筋肉も左右対称ではないことが多いです。例えば肋骨弓は左のほうが広がっていることが多い。原因の一つと考えれるのは横隔膜の左右差。これは推測ですが、右の肺が大きい分、右側の横隔膜は強くなりやすく、逆に左の横隔膜は収縮幅が小さく吸気時に肋骨を引き込めないことが慢性化しているのかと。

このように内蔵や骨格から左右差があれば、動き方の癖が出てくるのも当たり前です。もっと言えば、呼吸という人間の基本運動の源である横隔膜や胸郭から左右差があるのですから、呼吸しているだけでも歪みが生じている可能性も。

だからこそ運動をして、左右差を感じて整えようとすることは宿命なのかもしれません。神様からの運動する目的を与えられている、いわばプレゼント。

ストレッチポールの上に仰向けに寝て、片足と両手をあげてバランスをとるエクササイズをやると、9割の人が左足をあげてバランスをとるのが苦手です。大切なのは、それを知ってトレーニングに移ることです。それを知らずにハードなトレーニングを続けていると怪我の原因になる可能性は大きくなるでしょう。ウォーミングアップを呼吸レベルから考える。

左足をあげるとバランスとれない場合が多い

右半身の運動を司るのは左脳です。左脳は理論的に物事を考えるのが得意な方です。右脳は直感や感覚的に物事をとらえるのが得意な方です。どんどん歳を重ねて理論や理屈で武装して、物事を難しく考えてしまう習慣がついてしまうと、それは左右差を広げてしまうかもしれません。

水泳において、重心や浮心は姿勢をコントロールする重要なファクターです。飲みすぎた次の日は肝臓が重たくなって右に傾くかもしれません。食べすぎて胃が大きくなると、横隔膜は動きにくいけど、腹圧が入りやすくなってノーブレスのスプリントならプラスに働くかもしれません。

日々の、その時々のカラダの変化を捉えながら怪我なく効率よくトレーニングができるといいですね。ルーティンを決めて変化に気づきやすいようにするもの一つの方法だと思います。

次回は「水泳はバンザイが基本姿勢」について。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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