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モンゴル遊牧民の食生活

こんにちは、高野珠希です。

モンゴル遊牧民は、
家畜が食べる牧草を求めて移動しながら生活しています。
定住地を持たないため、
多くの場合は農耕作物を手に入れることができません。

日本ではスーパーに行けば食材が揃っているので、
自給自足が余儀なくされる生活というのは興味深いものがあります。

伝統的なモンゴルの遊牧生活では、
主食が季節によって異なり、
冬は「赤い食べ物」で肉を主食とし、
夏は「白い食べ物」で乳製品を主に取ります。

肉は、羊肉が主流で、その他馬肉や山羊肉など。

血の一滴まで大事にしっかりすべて食べるそうです。
家畜や自然を大切にしている遊牧民の精神のあらわれなのでしょう。

肉食が中心の遊牧民にとっては「白い食べ物」の乳製品は、
貴重な野菜の代わりにビタミンやミネラルを補給できる
欠かせないもののようです。

乳からバターやチーズ、ヨーグルトなどを作るのはもちろん、
馬乳酒や、乳茶なども飲んでいるそうです。

夏には家畜から搾る乳で不足している栄養を取り、
冬にはその家畜の肉を食べる。

家族のように大事に家畜を育て、
それを遊牧民の食材とする。

現代の日本人からすると、
一見、残酷なように感じる部分もあるかもしれませんが、
過酷な環境で遊牧する人の、生きるための先人の知恵と教えなのでしょう。

家畜、自然、人、すべてを大切にするモンゴル遊牧民の
精神を見習いたい気持ちになりました。

物があふれるこの日本で豊かに暮らしている私たちですが、
国民一人あたりおにぎり1個分の食品ロスが毎日出ている現状。

素朴でシンプルな生活は、
今の私たちにも必要なもののように感じました。

ヤク革ビジネスバッグ&ボストントラベルバッグは、
モンゴルの遊牧民の伝統の存続に貢献するプロジェクトです。


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