『ふだんづかいの倫理学』に関して、ブログを書こうと思ったんだけど無理でした
先日読み終えた『ふだんづかいの倫理学』という本に関して、そこで登場する「相互性」という言葉をテーマにブログを書こうと思ったんだけど、無理でした
いやー
わかんねーわ
なぜ倫理が倫理たりえているのかがわからんのよ
倫理を考える上での出発点は、相互性の原理、というものらしい
相互性の原理っていうのは、自分に適用されるルールは他人にも適用される、っていうことだ
たとえば、「俺は他人の物を盗んでもいいんだ!」と主張している人がいるとして、この主張を検討してみよう
これが道徳的であるなら、他のすべての人にも、同じことが言えなければならない
つまり、「他の人も、その他の人のものを盗んでもいい」ということになる
当然、その相手には自分も含まれるので、自分のものも盗まれてしまうことになる
それはまずい
そんな主張はできないだろう
だから、この主張は道徳的ではないのだ
…こういうことになる
これが俺の理解なんだけど
これ、ほんとにこうなるか…?
世間には、相互性の原理を理解できない人もいるんじゃないだろうか
確かに自分のものが盗まれるのは困るけど、それは自分が実力で守ればいい話だ
「自分のものは自分で守れるから、他人は他人で守れよ。まあ、俺はそれでも奪ってみせるけどね」っていうスタンスの人は全然いるんじゃないだろうか
だとしたら、相互性の原理について、全員の納得が得られるとは限らない
それを倫理全体の出発点にしちゃっていいんだろうか…?
本の流れとしては、この相互性の原理を前提として、「他人を傷つけてはいけない」とか、「分配は公平でなければならない」とか、「罪と罰はバランスが取れていなければならない」とかのルールを導いていくんだけど
相互性の部分で躓くと、その後の理論も納得できないことになる
うーん
この部分がわからないんだよな
倫理学の教科書を借りるか買うかしてみようかな
あんまり関係ないけど、この本も買ったから、またぼちぼち読んでいこうと思う
サンデルさんの話は好きなので楽しみ!
じゃまたね
読んでくれてありがとう
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