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【アメリカ生活】スカベンジャーハント

大きなコーヒーテーブルを手に入れました。タダで。

近所の家が引っ越しで、いらない家具を家の前に並べていました。
 
ちょうど外に出されたばかりのそのテーブルに、何かビビッと感じたのです。

このタイミング、これって縁だと思いました!

スカベンジャー(廃品拾い)

このようなスカベンジャーハントは、アメリカの庶民の世界ではあるあるです。

家の家具ぜんぶ拾ってきたモノ、な〜んて家もあるかと思います。

外に出してあるものは、基本、勝手に持っていっていいのですが、

今回はちょうど家主がいたので、「これもらっていい?」と聞き、お礼を言って持ち帰ってきました。

車の後部座席に押し込んだものの、天板が長すぎてドアが閉められず、ドア半開きのまま、ノロノロと気をつけて家まで運びました。

アメリカのゴミ出し事情

地域によって違いますが、私の地元はこんなルーティンです。

・週に2回、普通ゴミ回収

・週1回、リサイクルゴミ回収

・月に1回、木の枝や切り株など回収

ソファーやらタンスやらの大型品も普通ゴミ扱いです。

ここでなのですが、いらない家具は、ゴミ回収日の数日前に家の前に出しておくとよいのです。

そうすると、欲しい人が車に積んで持って帰ってくれます。

今回のわたしのように。

本来、不用品は慈善団体のリサイクルショップに持っていくのがベストですが、

状態がいまいちのものや、大きくて持っていくのが大変なものは、外に数日前に出しておくのが良い方法。

誰かのゴミが、次の誰かの宝物になるかもしれない。

モノにもう一度使ってもらうチャンスが与えられる。

すごくいいことだと思います。使わない中古品をもったいないと言って、家にどんどん溜め込むよりも、誰かに使ってもらった方がどおんなにいいか。

(これは、ウチの家族に向けていつも言っていることです。聞いてもらえませんが)

アメリカは道路が広いので、家の前に大型ゴミを出しておいても大丈夫です。

わたしは東京の下町育ちなので、このやり方は日本では無理だなって思いますが。

予期せぬ模様替え

さて、コーヒーテーブルを部屋に運び込んだところ、思ったよりも大きかった。

そこで模様替えを決行しました。

畳2枚とちゃぶ台を撤去。

色が合わない古いカーテンを捨て、家にあった布で新しいカーテンにリメイク。

ソファを移動したら壁のペンキの剥げがあったので、それをリタッチ。

結果、ずいぶんあっさりスッキリしたスペースになり、掃除もしやすくなりました!

染料も家にあったので、他のファブリックに合うようブルーに染めました

さようなら、畳

テーブルの置き場所を作るため、結果畳とちゃぶ台とお別れする決断をしました。

記事の最初に書いたように、ゴミの日の数日前、これらを家の前に出しました。

誰か持っていってくれ〜と願って。

ですが、願い虚しくそのままゴミの日まで残り、無事(?)ゴミとして回収されていきました。

ああ、もったいない!

でも、10年以上使ったし、取っておいても場所を取るだけ。

ここは涙を飲んでLet it go の決断をしました。つらい決断でした。

誰かに持っていって欲しかった…

おわりに

この痛みを感じて、本当に気に入ったものだけ家に置こうと思いを新たにしました。

自分の今の心境に合わせて部屋の模様替えをしたことで、同じ家なのに気持ちが新しくなりました。

新しい風を家にいれることで、自分の精神状態もリフレッシュしました。

しかも全くお金を使わずに!

家も新陳代謝させること。生活を時々変えることの効果を感じました。