社交不安障害、うつ状態。K-pop、ネイル、美術館など。ちまちま掌編小説更新してます

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  • 毎日うっすら死にたいけど割と生きたいからハッピ〜

    人が怖くてうつの女の子がなんとか毎日を生き抜くだけの短編集

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「みんなそうだよ」という呪い

 うつ、不安障害、ADHD、あるいは認知症などなどで苦しんでいる人たちに「みんなそうだよ」と言って励ます風潮がなくなればいいな、と思う。  善意で励ましてくれているのだというのはわかっている。でも言われたら苦しいじゃんね。「みんなそう」なら、みんなができていることができない私は落ちこぼれなんだと思うから。  うつで朝起き上がることができなくて苦しんでいる人に、「みんなそうだよ。朝はつらいよね」と言って励ます。ありがちなことだと思う。でもそれは、うつの症状を軽く考えることだ

    • 文学フリマ福岡10出店感想+通販のお知らせ

       福岡みやげはフォロワーさんの助言通りに通りもんと玉露まんじゅうと鶴乃子を買いました。姪四歳に通りもん食わせたら「おいしすぎるからもう一個食べたい」て言われちゃった。おさなご、通りもんの味を知ってしまったな……。  というわけで文学フリマ福岡感想です。  やっておいてよかったことなどの備忘録はこちら↓  初めての文学フリマ、とても楽しかったです。私はあまり親しくない人とお話することに極度に緊張する病気なのですが、一日手が震えたり口ごもったりすることなく楽しくコミュニケー

      • 文学フリマに知名度ゼロサークルが出店した備忘録

         いざ文学フリマ福岡の会場に向かおうとしたら通りすがりの心優しきご婦人に「あ! 開いてますよ!」と言われました。社会の窓が全開でした。トイレの中の出来事でしたのでなんとか痴女を回避致しましたが、それにしてもこれはもう切腹。  そんなわけで、文学フリマ福岡10に参加してきました!  文学フリマ初出店でしたが、結果から言うと大成功でした。5冊売れたらいいな〜という気持ちで向かってなんと20冊売れました。やったね。社会の窓は全開やったが。  というわけで、知名度ゼロサークルな

        • 文学フリマ福岡ありがとうございました! 新刊は二冊とも通販に回す予定です。準備が整いましたら告知させていただきます

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        「みんなそうだよ」という呪い

        • 文学フリマ福岡10出店感想+通販のお知らせ

        • 文学フリマに知名度ゼロサークルが出店した備忘録

        • 文学フリマ福岡ありがとうございました! 新刊は二冊とも通販に回す予定です。準備が整いましたら告知させていただきます

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          文学フリマで飾るゴミ箱を作る

           ボンジュールみなさん! タイトルで何言ってんだこいつと思ったあなたへ! 大正解です。私も何言ってんだこいつと思ってます。  しかしとにもかくにも、文学フリマでゴミ箱を飾りたい!  文学フリマとは文学に特化した同人誌即売会。私は10/27(日)に福岡で開催される文学フリマ福岡10に「ディスクール」というブース名で参加するのですが、そこでどうしてもゴミ箱をディスプレイしたいと思うのです。  事の発端は数日前、設営に必要な備品を買いにセリアへ足を運んだときのことでした。

          文学フリマで飾るゴミ箱を作る

          「恋じゃない」をあきらめない

           よく晴れていたのでシーツを洗いました。干している間に花粉まみれになるのかと思うと断腸の思いです。連日暑かったり寒かったりして秋……? なのか……? みたいな感じですが、花粉だけは絶好調に飛んでおり絶賛秋を告知していますね。やめろ。  そんなわけで気づけば10月も半ば、まだまだ先だと思っていた文学フリマ福岡10の日程がすぐそこまで近づいていました。  出店します。文フリ自体初出店です。本を作るのは二次創作で慣れたものですが、主に2020年~2022年のコロナ禍に活動してい

          「恋じゃない」をあきらめない

          文学フリマ福岡10初出店します

           タイトルの通りです。文学フリマ福岡10に出店します。文学フリマ初出店です!  これまで二次創作系の同人誌即売会(赤豚さんです)には何度か参加したり、webオンリーを自分で主催したりなんてこともしたのですが、文学フリマは初めてです。どきどきする。  というわけでサークル紹介です!(文フリではサークルって言わないらしいけど) サークル情報サークル ディスクール ジャンル 小説|エンタメ・大衆小説 スペース A-36 Webカタログ https://c.bunfree.ne

          文学フリマ福岡10初出店します

          ハッピーエンドを信じている

           目を覚ますと相も変わらず腹筋が筋肉痛で痛かった。これで六日目である。いい加減これが本当に筋肉痛なのかどうか怪しくなってきたが、普段の運動不足がたたりすぎていると言われるともうそうだね。とうなずくしかない。  Twitterを開くのに期待はしなかった。この二カ月半公式のアカウントは動いていない。もっと言えばRT以外のツイートがあったのは六月の前半が最後で、実に四カ月近く音沙汰がなかったことになる。  そんなわけで何も期待はしていなかったし、だから前日も早々に布団に入った。

          ハッピーエンドを信じている

          KING OF PRISMに初見の友人を連れて行ったメモ

           タイトルの通りです。KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-、通称キンドラに初見の友人を二人(友人AとBとします)連れて行ったのでそのメモでも残しておこうかな~みたいな。正確にはエリート友人CがAとBを連れて行く現場に私もお邪魔させてもらったみたいな感じですが。  二人目(友人B)を連れて行ったのは監督が梅田ブルクに見に来たまさにその回なので、そのレポも兼ねてます。 友人A・キンプリに関しては1mmも知らない状態。中の人の関係でユキさまの曲だけは

          KING OF PRISMに初見の友人を連れて行ったメモ

          「死にたい」と言ったら「そっか~」と返してほしい

           私が「死にたい」と言ったら、「そっか~」と返してくれる友人がほしい。  「死にたい」という言葉があまり好きではなかった。そもそも死にたいと思うことがなかった。私は世界に絶望していたし、人間が嫌いだったし、抑うつのけがあったけれど、それでも私が死ぬくらいなら世界を滅ぼすほうがいいと真剣に考えていた。こんなクソみたいな世界のために私が死なねばならないのはおかしい。私はゴジラになりたかった。世界をめちゃくちゃにしてやりたかった。東京タワーの一本でも倒壊させてから逝きたかった。

          「死にたい」と言ったら「そっか~」と返してほしい

          たった今考えたクソプロポーズを君に捧ぐよ。

           「たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。」というカードゲームをご存じだろうか。  オタクの間では一時期話題になったゲームなので、遊んだことはなくとも知っている人は多いだろうと思う。一方でオタク以外の認知度はもしかしたら低いかも知れない。  簡単に言ってしまえば、様々な単語が書いてあるカードをランダムに引き、そのカードを組み合わせてプロポーズの言葉を完成させるというものだ。詳しいルールが知りたい方は以下を参照してほしい。  ルール自体に複雑なところはなく、誰でも気

          たった今考えたクソプロポーズを君に捧ぐよ。

          奥行きオーロラニュアンスネイル

           マニキュアでダズリングパウダー(オーロラフレーク)を使いたい! ということで。やってみました。  奥のオーロラがきらきら光ってかわいい。それではさっそくHow toです。 使用ポリッシュ・ジーニッシュ NO.201 ドリーミー ・キャンメイク N29 ・四季彩まといネイル304 ・リキュールネイル パイン 手順①ベースコートのあとにオーロラパール系のポリッシュ(ジーニッシュドリーミー)を一度塗りします。 ②↑のオーロラポリッシュが指で触ってぺたぺたするくらいまで乾い

          奥行きオーロラニュアンスネイル

          【創作大賞2024】終末、きみの名を 最終話

           先生のアパートを出ると、カストルの言葉通りあたりはうっすらと暗がりに沈み始めていた。カストルを先頭に、僕らは崩壊した街を歩いた。 「探すって、どうやるんですか。僕らが109にいたのはどうやって見つけたんです」 「あれは学院がミラの場所を探知したんだ。俺たちはそこに狙いを定めて転移しただけだよ。正確な位置を把握するのは学院の魔術具がなけりゃ無理だな。ある程度近づけば魔力を感知できるから場所もわかるが」  そこでカストルは言葉を切って僕を振り返った。 「今のあいつはほとん

          【創作大賞2024】終末、きみの名を 最終話

          【創作大賞2024】終末、きみの名を 第三話

           ぼくは不出来な人造人間だった。  人造人間。ホムンクルスって呼ぶやつもいる。でも魔術界は正式には錬金術を魔術だと認めてないから、あくまで俗称だ。  「ミラ」っていうのがぼくにつけられた名前。組織によるけど、ぼくを作った魔術学院では人造人間に星の名前をつけるんだ。くじら座のミラだよ。知ってる? 晩秋に見える赤い星なんだって。だからおまえがぼくに「赤が似合う」って言ったとき、ちょっとどきっとした。  人造人間ってさ、やっかいなことにこころがあるんだ。なんでそんなものつけた

          【創作大賞2024】終末、きみの名を 第三話

          【創作大賞2024】終末、きみの名を 第二話

           次の日は、朝日が昇るのと同時に歩き出した。相変わらず寒くて、相変わらず天使はまばらで、相変わらず僕らはそれを、ぱん、ぱんとやりながら歩いた。僕の射撃の腕は悪くなかった。  時計は持っていないから何時間そうしていたのかはわからない。けれど渋谷に着くころには、日の高さから言って正午を過ぎていたようだった。  渋谷。人っ子ひとりいない渋谷だ。  あんなに人にあふれていた街が。うごめく群衆を吸っては吐き、呼吸をするようだった街が。ない。いない。どこにも人がいない。センター街に

          【創作大賞2024】終末、きみの名を 第二話

          【創作大賞2024】終末、きみの名を 第一話

          「起きて、――」  声がした。優しい、どこか懐かしい声だった。誰を呼んでいたのかはわからない。僕ではなかったのかもしれない。けれど僕にはその声がどうにも、さみしくて悲しくて泣いているように聞こえて、無視することはできなかった。  たとえその声が呼んだのが僕ではなかったのだとしても、僕はその声に揺り起こされたのだ。  まぶたを開けると、世界の明るさにわずかに目がくらんだ。何度か瞬きを繰り返して完全に目を開ける。部屋の照明はついておらず、仄暗い。しかし窓から差し込んだ陽光が

          【創作大賞2024】終末、きみの名を 第一話