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文学フリマ福岡10出店感想+通販のお知らせ

 福岡みやげはフォロワーさんの助言通りに通りもんと玉露まんじゅうと鶴乃子を買いました。姪四歳に通りもん食わせたら「おいしすぎるからもう一個食べたい」て言われちゃった。おさなご、通りもんの味を知ってしまったな……。

 というわけで文学フリマ福岡感想です。

 やっておいてよかったことなどの備忘録はこちら↓


 初めての文学フリマ、とても楽しかったです。私はあまり親しくない人とお話することに極度に緊張する病気なのですが、一日手が震えたり口ごもったりすることなく楽しくコミュニケーションを取ることができました。

 ブースで実際に本を買って下さったのは17人。大手さんにとっては少ない人数なのだと思いますが、私にとってはとても大きな数字でした。

 というのも、私の書いている作品は「アンチ恋愛小説」とでも言うべき、「最後まで誰も付き合わない」ことを売りにしたかなりニッチなジャンルなんです。

 私はこれが好きで、これがおもしろい! と思って書いていますが、大多数の人にとってはそうでないことはもちろんわかっています。だから17人もの方が「これください」と言って下さったことが本当にうれしかった!

 「Twitter/noteで告知を見て、好みだと思って買いに来ました」と言ってくださった方、「見本誌を読んでいいなと思って」と言って下さった方、無料配布のエッセイを読んで戻って来てくださった方。どの言葉もぜんぶ宝物です。自分が好きだ! と思って書いているものに、いいね! と言って下さる方がいるということが、ずっとドマイナー/ドピコの村で生きてきた私には救いでした。

 「ぼくのかんがえたさいきょうのぶんがく」を提示する人がいて、それに「悪くないじゃん」と言う人がいる。文学フリマってこれが楽しいんですね。完全に理解しました。


 そして本を買って下さった方だけでなく、たくさんの方とお話しできたことも私の財産になりました。無配や表紙をwordで作っていることに反応して「すごいね! Officeで表紙を作るメイキングみたいな本出せるんじゃない!?」と言って下さったデザイン本業の方がいたり、ディスプレイしていたゴミ箱に反応して「この豆本売ったらいいのに」と言って下さった豆本サークルの方がいたり。

 例のゴミ箱ですが、想像以上の方に「これなんですか?」と話しかけていただけました! ウレシ~! 元気よく「ゴミ箱です!!」とお答えしていましたが果たしてそれでよかったのかどうか。しかし中身の豆本をじっくり見てくださった方もいて、ゴミだけどまじもんのゴミにはならずにすみました。ありがてえ!

 例のゴミ箱ってなんやねんという方はこちらをどうぞ↓


 そして五年来お会いしてないフォロワーさんともお会いすることができました! これもとっても嬉しかった! 最初に告知した段階で行きます! と言って下さって、もうめちゃくちゃ心強かった。おかげでいくらかは安心して福岡に乗りこめました。

 買い物は15分くらいの大忙しでしたが、目星をつけていた御本は買うことができました。これからじっくり読みます。


 そんなわけで大満足の即売会でした。私はこれまでオフイベは二回、オンイベはたくさん参加していて、オンイベに関しては主催したこともあったのですが、実はこんなにたくさんの人とお話しできたのは今回が初めてです。今までフォロワーさんとお話するだけだったからさあ。めっちゃ脳汁出たわ。


 最後に告知です! 今回頒布した新刊二冊、再販して通販します。ただいま増刷中なので発送は11/12以降になる予定ですが、よろしければご利用ください。

 手数料、梱包代の関係で会場価格より割高になっております。ご了承ください。

 次のイベントは一応来年1/19の文学フリマ京都9を予定しています。が、今ちょっと暗雲が立ち込めており参加できるかどうか怪しくなってきた。来週中にはどうするか決めてnoteとTwitterで告知しようと思います。よろしくお願いします!

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