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#競馬予想

【エルムS・レパードS】ダート重賞ウィークにダート種牡馬を勉強しよう

【エルムS・レパードS】ダート重賞ウィークにダート種牡馬を勉強しよう

なかなか暑さの収まらない8月第一週。

今週はダート重賞ウィーク。
新潟で3歳限定重賞G3レパードS(1800m)、札幌でG3エルムS(1700m)が開催される。

じつはJRA開催週でダート重賞のみ、というのは1年でもこの週だけ。
ダート重賞がふたつ、という特異な週末となるが、どうせならこの二つのレースを利用して、ここで日本競馬のダート血統について学習してみよう。

※なお、芝を中心とする競走馬

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2023年のオークス ゴルシ牝馬、ここで買わなきゃどこで買う!?

2023年のオークス ゴルシ牝馬、ここで買わなきゃどこで買う!?

ゴールドシップといえばGⅠ6勝の実績とともに、とんでもないズブさで騎手泣かせ、気分によっては全く走らないなど、エピソードには事欠かない稀代のクセ馬だが、種牡馬となってからもその個性を存分に発揮している。

ゴールドシップ産駒の2020年~2022年の3年間での芝・平均勝ち馬距離は2,013m。

これは種牡馬の中でも群を抜いて高い数値で、長距離馬を多数輩出した父ステイゴールドの上を行く数字だ(ステ

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「オークスは馬体重の軽い馬を買え!」格言は本当か?

「オークスは馬体重の軽い馬を買え!」格言は本当か?

今年はもう済んだ話になってしまうのだが、オークス(優駿牝馬)の話である。

今回(2022年)の第83回オークスで、私が狙ったのはピンハイであった。結果、4着に敗れた。とはいえ、13番人気だったピンハイが4着にまで順位を上げたのだから、なかなかに善戦したと言える。これで桜花賞5着、オークス4着と連続して掲示板に載り、牝馬クラシックでなかなかの結果を出していることになる。

さて、チューリップ賞2着

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ヒシミラクル、奇跡の記憶 宝塚記念予想(2022)

ヒシミラクル、奇跡の記憶 宝塚記念予想(2022)

春のG1シリーズを締めくくる宝塚記念。このレースは、年末の有馬記念に比肩するグランプリレースを関西にも、ということで阪神競馬場の改修が完了した1960年に創設された。
八大競走ではない後発のレースだったことから、当初は一流馬を集めることもままならなかったが、G1に指定され、イナリワン、タマモクロス、メジロマックイーンが勝利を挙げるなど次第にレースの格付けも上がっていき、現在では春競馬を締めくくる中

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ゼンノロブロイ 漆黒、最も雄大な馬体 死去の報に寄せて 2003年神戸新聞杯の記憶

ゼンノロブロイ 漆黒、最も雄大な馬体 死去の報に寄せて 2003年神戸新聞杯の記憶

ゼンノロブロイの死

去る9月2日、ゼンノロブロイが繋養先の北海道新冠町の牧場で亡くなった。満22歳だった。4歳時、2004年に天皇賞・秋、ジャパンカップ、有馬記念という秋のG1シリーズ三連勝を達成し年度代表馬となったことで知られる。これはテイエムオペラオーとゼンノロブロイしか成しえていない快挙だ。
8月に亡くなったタイキシャトルに続いて、またしても藤沢和雄厩舎所属だった名馬がこの世を去った。

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日曜阪神11R阪神ジュベナイルフィリーズ エピファネイアの未来とサンデーサイレンスの血

日曜阪神11R阪神ジュベナイルフィリーズ エピファネイアの未来とサンデーサイレンスの血

普段ならG1であれ2歳戦にはあまり手を出さないのだが、近ごろまた血統について考えていることもあり、阪神ジュベナイルフィリーズに挑戦してみる。

今年(2022年)の阪神JFにはあるポイントがある。
それはディープインパクトの仔が事実上ほぼいなくなった中で初めての2歳G1だということだ。

馬柱を眺めれば、出走馬18頭のうち、父エピファネイア、ダノンバラード、キンシャサノキセキ、ドゥラメンテが二頭ず

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