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更新していなかった間に起きていたこと。激痛と熱

こんなに更新しなかったのは初めてだ。そのできなかった原因を書こうと思う。

1日目。
夜遅くから歯茎に痛みが生じる。それは親知らずによって起きた炎症の時とよく似ていた。
2日目。
歯医者に行くも『原因不明』と言われる。炎症はどこにも起きていないし抜歯した個所もキレイに塞がってきているという。まだ窪んでいる状態ではあるので物が詰まって違和感があるのでは?という説明を受け、一応ロキソニンをもらった。
3日目。
ロキソニンが全く効かない。それでも医者から問題は無いと言われていたのでただ耐える他なかった。
また常時痛むのではなく何かのタイミングで突然激痛が始まり数時間続くという感じだったので、確かに炎症とは違うと納得した。
4日目。
歯の1本だけが異様に痛む。それも噛んだ瞬間に「歯が欠けたのでは」と疑うほどの激痛。加えてその付近の顎だけ妙に熱を持って少し腫れていた。
しかしその歯は先月の頭に治療してもらって被せ物を新しくしたばかりの歯なので流石に悪くなってはいないだろうと予想。
前日辺りからネットで調べて「これは幻痛かもしれない」とも思っていた。
5日目。
痛みで目が覚める。時間経過と共に腫れが範囲を広げていく感覚。節々が痛むので熱を計ってみると37.6度と発熱していた。ちなみに前日も熱を疑って計っていたけれどその時点では36.9度と微妙な数値だった。
何度も連絡するのは気が引けたものの、流石におかしいと思い歯医者に電話で現状を説明。するとすぐに来院してほしいと言われた。

診察の結果をできるだけ分かりやすく書きたいと思う。
まず先月の頭に治療した歯。
治療の際神経のギリギリまで削っており、その時点では神経は無事残せた。が、直後は無事であっても咀嚼や歯ぎしり(僕は無意識の内に噛みしめるタイプの歯ぎしりを持っている)による負荷の継続ダメージで死んでしまうことがあるのだという。
死んだ神経が歯の内部に残ることにより歯の内部とそこに続く歯茎や顎の骨に炎症が広がっていき、それによって生じた膿の行き場が無いことで炎症を起こした部分に溜まりどんどん周囲を圧迫していく。
膿があれば炎症は治まらないし、炎症によって膿は増え続ける。この悪循環を繰り返した結果5日目に受診した時には右下の歯茎と顎、耳と首に至るまで腫れと痛みが広がって発熱を引き起こしていた。

治療方法は歯に穴を開けて死んだ神経を取り除き、歯茎の切開と合わせて膿を吸い取る。その後抗生剤で炎症を鎮めて再び被せ物をして終了。炎症が治まるまでは右側を使うことが禁止された。
そしてもう1つ言われたことがある。
「飲み薬を処方するが、充分に効かない可能性が高い。もし薬を呑み切っても症状があるなら抗生剤を点滴で入れる必要がある」
今日で薬を呑み切るけれど、今のところ腫れは完全に引いてはいないし解熱鎮痛剤も必要な状態。
明日はバイトがあって受診できないので、もし必要な場合は明後日点滴を受けに行くことになる。

この炎症や膿が溜まっていることは発見することが難しく、自覚症状と触感で可能性が高ければ試しに穴を開けるという高難度の症状らしい。
実際穴を開けてから違っていたなんて場合や、抜歯をしたら膿が出て来て初めて特定できたなんていうのもあるとのこと。

原因を特定し処置を受けられたのはある意味幸運ではあるけれど、何だかんだで約1ヶ月間抗生剤と解熱鎮痛剤漬けの日々はそれなりに辛い。
あと財布が空っぽを通り越してマイナスに陥りそうなので、今月精神科で受ける予定だったカウンセリングをキャンセルした。
バイトも人件費削減にあたりシフトを減らされていて、約6万円だった収入が2万円代にまで落とされた。
外で二足の草鞋を履けるほど器用ではないので在宅でできる仕事を探そうとした矢先に1ヶ月以上床に伏していた近況を顧みると、不健康というのはやはり金がかかるばかりでカバーできるほどに稼ぐことすら不可能なのだと痛感する。
そしてその不健康は生涯治ることはない。
先日『引きこもり死』のドキュメント番組を観て、亡くなった方や今正に亡くなろうとしている人達の言葉に強く共感した。
福祉の人は「生きていてくれるだけでいい」と言うけれど、次から次に病にかかり社会復帰が現実的ではなくなった身としては「生きていくのが怖い」のだ。この命を延命させる理由が、少なくとも僕には無い。彼らと同じように。

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