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菜食主義のメリット

〇はじめに   
    ”体を大きくするために、強くなるために肉を食べろ” 
         ”男なら肉をがつがつ食え”
      👆この考え方、実はもう遅いんです。👆
男性の方やスポーツをやっている皆さんは監督や両親からこんなこと言われませんでしたか?
自分もよく言われましたし、スポーツをやっているうえでそれが正解だと思っていました。
しかし、最近は野菜、特に植物性たんぱく質の方が動物性たんぱく質よりパフォーマンスの向上につながるといったメリットが大きいと耳にするようになりました。
自分は今まで体を作るうえで野菜はそこまで意識していなかったですし、正直そんなことあるの?と疑っていました。

そんな中あるドキュメンタリー映画を見てその疑問が解決しましたし、自分の食に関する考え方が180度変わりました。
多分一般的に周知されている事実ではないと思うので、菜食主義に関する知識は皆さんも新しい発見ばかりだと思います。
そんな自分の驚きの共有したいので、これから紹介する映画を参考にして菜食主義のメリットについていくつか紹介していきたいと思います。

〇その映画とは?
      "ゲームチェンジャー:スポーツ栄養学の真実”
『UFSで戦った総合格闘家が時代の最先端を走る科学者やトップアスリートに話を聞き、食生活が運動能力や健康に及ぼす影響を探求する。人間にとって最適な食事とは?』(NETFLIXあらすじ引用)

まさにこの内容の通りなのですが、本当に菜食主義の方なのか?と疑うほどのムキムキなウエイトリフティングの選手を始めとする様々なスポーツ分野で活躍する選手が菜食の食生活にしてからのパフォーマンス向上の経験について、インタビューを通して紹介されています。

加えて科学的根拠として映画の中で菜食と肉食がそれぞれ身体に与える影響の違いなどの研究内容も紹介されていて、実際アスリートが体感しているコンディションの違いが科学的に証明されているので大変面白いです。​ 

この映画は、スポーツ分野だけでなく、環境生理現象歴史的背景の分野も含めて菜食主義のメリットについて分析しているため、多くの人が学べる映画だと感じました。

〇身体へのメリット
<誤解1>植物性が動物性に比べてタンパク質、持久性に乏しいということ
これは実は間違っていて、肉食の人がギリギリタンパク質必要摂取量を超えているのに対し、菜食主義者は超えて7割を摂取しています。
また、筋肉を動かすのは植物由来の糖質の方で、タンパク質に偏る肉食生活だと、糖質不足になります。これは結果慢性的なスタミナ不足を招くことになります。
<研究1>食材の違いで血液中の成分にどのような違いが出るのか
3人のフットボール選手の被験者の内、2人には動物性たんぱくと脂肪のブリトーという食べ物を、1人には豆が入ったブリトーを食べる。翌日は3人とも豆のブリトーを食べる。
👇食後2時間後の血液を延伸分離機にかけ血液中の成分の違いを見る👇
その結果がこちらです。

ここまで顕著に差が出ることに驚きました。動物性脂肪分は血液に大きく影響を及ぼし、運動能力も十分に発揮できないのだといいます。
これは言い換えると、植物は血管の内皮機能を改善し、血流をよくすることで、パフォーマンスの向上につながるのだと言います。

〇肉食が地球環境に与える大きさ
やはり、肉を食べるということは動物の命を取り、加えてそこに存在する自然環境に影響を与えることになりますよね。ましてや今は畜産とあるように世界中で商業化し、失われる自然地域や動物も増加するわけです。
      この映画を観て私が驚いた事実はこちらです。
    ”環境破壊に大きく関わる唯一最大の原因は畜産部門”
これらに使用する農地は世界の83%。しかし得られるカロリーは18%。
なぜこんなに必要とする農地が広いかというと、家畜が消費する飼料が莫大だからです。これは環境破壊の原因に大きくつながります。
また、動物性食品に使う水は人類の消費量の4分の1以上(27%)なんです。
加えて家畜は全人口の水の排気量の50倍を排出しています。これもまた水質汚染の大きな原因です。
しかし逆を言えば、動物性の食事を転換するだけで排出量を73%節約できることになるんだそうです。
これができれば、アフリカの土地が潤うに十分で、絶滅危惧種や生態系を守れると言います。
家畜がまさかアフリカの枯渇問題に影響するなんて思ってもいませんでした。全てつながっているんですね(笑)

今回紹介するのは以上になりますが、まだまだ面白い研究や事例がたくさんありますので、ぜひ観てください!!

〇まとめ
このように菜食主義は数々のメリットがあります。スポーツの最前線の人たちも菜食主義を始めていることにやはり驚きます。
今回紹介した内容はほんの1部だけでしたが、このようなことを聞いても大半の人はスポーツ選手ではないし、正直お肉美味しいですし、今すぐやめることなんて難しいですよね。
ただここまで読んでくれた方にはこれらのことを念頭に置いてほしいです。
1.野菜は肉に比べて劣るものではなく、スポーツ・健康という観点からみてもむしろ優れている栄養分であること
2.環境・動物への多大な影響があること
3.肉食が男らしさという誤解←これは映画を観るとどういうことかわかります!
こういった食の真実を知ることで、もっと食料への感謝が増しますし、食事が大きなポテンシャルを秘めていること、そして地球に多大な影響を与える食に対して人間が持つべき責任を痛感できます。食事管理1つ見直すだけで自分の可能性の拡大にも大きくつながるということを理解するだけでこれからの行動が変わってくると思いました。
皆さんもこの内容を参考にしてみてください!というより映画を観るのが本当におすすめです!!!

P.S:動物が調理されている動画をみると、その動画のコメントには”かわいそう”というコメントを見かけます。そのコメントのリプライには”じゃあ食べなきゃいいじゃん”とあります。これを見て以前は確かにかわいそうだけど、確かに”しょうがないこと”という風に思っていました。
でもこの映画を観て、やはり”かわいそう”と思っていること自体は間違っていなくて、実際肉は人間んが生きる上で必要不可欠ではありません。実際、肉の美味しさという人間の考えも含まれていて動物たちは殺されています。
自分は極端な動物愛護というわけではありませんが、こうして動物性より植物性の食べ物の方が様々な点においてメリットがあると理解した以上、私たちはやはり少しずつ人間の食文化を地球に優しいものへと近づけていくことも大事なのかなと思いました。



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