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ベラゴアルド名鑑【その6】

ゴブリン

性別:なし
年齢:寿命は20年程度
身長:60cm〜
体重:約20kg〜
利き腕:なし
出身地:ベラゴアルド全域
髪:おおむね禿げ上がっているが、うなじに毛の生えた個体有り
眼:赤
武器:個体差有り
道具:洞窟などでは時折灯火を持っていることもある

00_キャラ06-02

ゴブリン。小鬼とも呼ばれている。ベラゴアルド全域に発生する、もっともポピュラーかつ数の多い魔物。生まれ出でた時点で大小サイズが異なり、成長はせず、通常は60cmから大きくても120cmも満たない。しかし、時折さらに大きな個体も現れることもあり(130〜150cm)、ホブ・ゴブリンと区別されてもいて、より凶暴で賢く、そいつが現れるとゴブリンは集団行動を取り始める。また、小さな個体は、もともと手脚や眼や鼻や耳の欠損していることが多く、代わりに目眩ましや霧などの単純な魔法を使う。それなりに知能があり、道具も扱え、農村では農具を身につけたり、戦跡などでは人間の死体から剥ぎ取った古びた剣や斧を持っている。火も扱える。弓は使えない。性別は無しとされているが、股間にはオスの生殖器を持ってはいる。しかしそれ自体に繁殖能力はない
普段のゴブリンは森などで四、五匹で行動し、動物の死骸や虫けらなどを食べる。大人であれば数匹は追い払うことも殺すことも容易だが、集団行動を取り始めると厄介になり、魔法で身を隠して子どもをさらいはじめる。
それなりに尖った歯と爪を持つが、顎の力はそれ程でもなく、同じく爪で引っかかれて致命傷になることは少ない。しかし、集団で組みつかれれば致命傷にもなりかねず、汚れた傷を放置すれば切り傷病(破傷風)になる。

ゴブリンがはじめに登場するお話はこちら↓


イェガー

性別:なし
年齢:寿命は100年程度
身長:80cm〜
体重:約30kg〜
利き腕:なし
出身地:ベラゴアルド全域。ハースハートン大陸には多く生息。ドライアド諸島、フラバンジ帝国にも稀に現れる。
髪:頭頂部から背骨に掛けて仄かに発光する骨が飛び出ている。
眼:赤
武器:鋭い爪
道具:宝石を持っていることもある

00_キャラ06-03

イェガー、業畜顔(ごうちくかんばせ)とも呼ばれる。顔面が非常に大きく、鋭い爪を持つことが特長。かなり手強く。並の大人でも殺すことは難しい。たいがいの個体が姿を消す魔法や幻覚魔法を使い、子どもや動物などに化けて獲物を捕らえて大きな口で丸呑みしてしまう。ゴブリンよりも賢いが武器や道具は扱わない。どういうわけか宝石を食べる習慣があるようで、そのせいか、大きな街の暗渠などに生息することもあり、それらの個体をタウンイェガーと呼んだりもする。馬の尻が齧られたり、宝石などが盗まれる事件が多発する場合、それはイェガーの仕業かもしれない。
妖精王はウンバズとも呼んでいたので、民間の間で名前が変容したのかもしれない(大概の魔物の名は妖精の言葉で伝えられるもの)。通常、身長は80cmから160cm程度だが、身体の大きさは変わらず、顔面だけが肥大する。一節によれば、山間の村に巨人が現れたとの報告があり、ストライダが駆けつけ退治したところ、顔だけが数メートルと異常に肥大した稀種(まれしゅ)の業畜顔だったという。


イェガーが登場するお話はこちら、↓



捕捉知識

●魔物について

ストライダにより魔物の生態を取りまとめた書物、『アブハー魔物大全』にはこう書かれている。
『魔物はベラゴアルドのあらゆる種族と似て非なる不浄のもの。おおむね動物の姿に似たものを魔獣と区別されることもある。魔獣は獣と同じように繁殖するのに対して、魔物の繁殖方法はそれぞれ異なり、その多くは解明されてはいない。
魔物とは世界の体系を崩す不浄な生き物を指し、飼育も食肉も不可能である。死骸を放置しておけばすぐに腐り、毒を放ち、別の魔物を呼び寄せたり、その温床となる。一部のものの皮や牙、爪などは生活に役立てられることもあるが、決して長持ちはせず、良質なものも少ない。
放置し、爆発的に繁殖すれば、森や草原、時に海原さえも蹂躙され、時として地図から消え去ることもある。
魔物をベラゴアルドからすべて駆逐することは不可能と推測される。いずれにしろ我々の使命は人々の暮らしを脅かす魔物をすべて駆逐することよりも、その生態を把握し、時に人為的な操作で被害を最小限に留め、時に無効化し、生物と不浄なるものとの折り合いを上手くつけ、ベラゴアルドの生態を守ることこそが、第一義の使命である』

●魔物対策について

・ベラゴアルドには『魔の物』を狩る存在であるストライダがいるが、その数は少なく、地域ごとの自衛は必要である。

・魔物除けとして最もポピュラーなものに、『咒具(まじないぐ)』と『印(いん)』がある。

・咒具は携帯可能な、司(つかさ)や咒師(まじないし)あるいは魔法使いが作る魔物・魔法除けの道具であり、印よりも効果が長く、強力な物は高値で売買される。しかし咒具は魔物によって効果は異なり、すべての魔物を避けたいと思うと、もの凄い数の異なる咒具が必要となる。

・印は特殊な塗料で描かれた文様で、知識のある者であれば魔力の無い者でも扱え、主に家の壁や門扉などに施される。あらゆる魔物と対峙するストライダは咒具を携帯せず、代わりに印の知識が豊富である。

・他にも蛮族や辺境民族などは独自の魔物除けを作り、暮らしているが、構造としては咒具や印と同等のものである。

・その他の魔物対策としては、傭兵ギルドがある。辺境を巡る傭兵稼業にはある程度の魔物の知識は欠かせない。なので人間同士の争いの少ない期間、彼らは魔物ハンターとしての役割を兼ねる。しかし、発生源も手強さもまるで読めない魔物においての彼らの対処はずさんで、前金だけを持ち逃げされるという事例が頻発すると、人々は、結局ストライダを頼らざるを得ないのだ。

●稀種について

・魔物には時折通常ではありえないほどに大きな稀種(まれしゅ)と呼ばれる個体が現れることがある。

・稀種は非常に強く凶暴で、特殊な能力や魔法を使うこともあり、時にその個体種のリーダー的存在となり、魔物を統率する。



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妄想SRPGベラゴアルドクロニクル

ゴブリン 初期ステータス(範例)

class(クラス):ゴブリン
Lv(レベル):3
Mov(いどうりょく):3
HP(ヒットポイント):40
SP(スキルポイント):3
MP(マジックポイント):5
str(ちから):9
mstr(まりょく):3
def(ぼうぎょ):3
mdef(まほうぼうぎょ):2
spe(すばやさ):4
dex(きようさ):2
int(かしこさ):1
luc(うんのよさ):4

【武器】
・錆びたナタ:str+1
【防具】
・布の腰巻き:def+1
【道具】
なし

スキル
滅多斬り:1ユニットを滅多斬り、str+武器strの110%のダメジを与える。(レベル10あたりで使う敵が登場する)(消費SP3)
魔法(稀に持つ敵もいるが、近づければ弱い)
ミスト:2ターンの間、4ユニット四方の地形と姿を見えなくする。(消費MP3)
ダズリング:3ターンの間、攻撃された際に、相手のspeとlucを30%下げる。(消費MP5)

ゲーム中、最も多く登場する雑魚ユニット。時折フリーマップに金色のゴブリンが登場し、もの凄い経験値を落としてくれるので、村人ユニットを育てる際には重宝する。緑のゴブリンと赤い色違いのホブゴブリンがいて、赤はやや強く、間違えて弱いユニットが攻撃すると返り討ちにあう場合もある。


イェガー 初期ステータス(範例)

class(クラス):イエガー
Lv(レベル):3
Mov(いどうりょく):4
HP(ヒットポイント):45
SP(スキルポイント):5
MP(マジックポイント):15
str(ちから):10
mstr(まりょく):8
def(ぼうぎょ):4
mdef(まほうぼうぎょ):8
spe(すばやさ):6
dex(きようさ):4
int(かしこさ):8
luc(うんのよさ):8

【武器】
なし
【防具】
なし
【道具】
なし

スキル
・爪裂き:正面のユニットにstrの130%のダメジを与える(消費SP3)

魔法
・ハルシネーション:2ターンの間、人間に化ける。化けたイェガーは、自身よりintの低いユニットからの攻撃を受けない
(消費MP8)

レベルの低いイェガーなら恐れることはないが、ゴブリンに比べればかなり手強い。レベルの高い敵には少々用心。intの数値を見て、高いユニットに攻撃させよう。


※ゲーム設定はすべて妄想なのでステータスの数字はかなり適当
※他のキャラを更新していくにつれてゲーム破綻する可能性大
※気分によって準じステ振りをし直す可能性アリ

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キャラ名鑑は不定期で更新します。キャラクターからベラゴアルドに入り込んでもらえることを願ってます。




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