【ボカロ・80's】時代がパスピエに追いついてきたから聴こう!!【初見向け】

食わず嫌いしてる人、結構多いんじゃないですか!?

結論から言うと

  • [80’sの音楽] →ウケてる

  • [複雑な展開・仕掛けのある展開]→ウケてる(例:KICK BACK,アイドル、K-pop)

  • [顔出ししない・イラストでアプローチ]→ウケてる

  • [ボカロポップス]→ウケてる(ボカロっぽいって当時結構言われてた印象)

  • [King Gnu] →ウケてる(同じく東芸出身でクラシックの匂いがある)

なら今が、パスピエがウケる時代じゃないか?😤て記事です

なのでこれはそもそもパスピエを知らない人と最近聞いてないなって人の二軸に向けて説明してきます。

簡単な紹介

今一度、簡単にどんなバンドかを紹介

2009年結成、2011年メジャーデビューの4人組バンド。作曲担当の成田ハネダ(Key)は東藝大出身でクラシック畑の人。作詞担当の大胡田なつき(Vo)がアートワーク含めた世界観も担当。2014年前後にブレイク。また20年に自主レーベルを立ち上げ&レコード会社移籍。最近のパスピエに触れてない人or知らない人多いんじゃないでしょうか。特に移籍後の3枚のアルバム、凄いです。

音楽性の魅力は

  1. クラシック音楽の影響を強く受けた、繊細で美しいメロディー

  2. どこか懐かしさを感じさせるサウンド

  3. 大胡田なつきの独特の歌声と言葉遊びのある歌詞、成田ハネダの作曲センス

である。80’sニューウェイブ×ポップロック×クラシック×オルタナティブみたいなよく分からん事になってます

で、ずっと「パスピエってもっと流行っていいだろ」て言われてる感があって(もちろんバンド界全体で見たら売れてはいますが)

ここでApple Musicの紹介文を引用しますと、

ポップで、ロックで、洗練されているのに一筋縄ではいかない、それがパスピエのサウンドである。それだけにこのバンドの魅力は万人に伝わる性質のものではないかもしれないが、もし心に少しでも引っかかるならどこまでも引き込まれてしまう。そのぐらい強い吸引力がある音楽だ。

Apple Music

こう書かれるくらいなので、その捉えどころのなさが敬遠される理由でもあるのかなと。僕も「体調によってはミセス聞けないな」ってのはあるので気持ちは分かるんですよ。好きですけど。あとブレイク当時は四つ打ちロック全盛ってのもありまして。

今のトレンドとの合致

でも今の音楽チャートの傾向って図らずもパスピエに寄ってってないですか!?

最近のヒットチャートを何となく眺めていたら、パスピエが得意とする要素が今世間にウケている事に気づいたんです。例えば緑黄色社会の「ピンクとブルー」。この曲結構パスピエっぽくない?

最初に書いた様に今のトレンドを少しずつ先取りしているなと思ったんですよね。
例えばまだ顔出ししてなかった2014年頃、「この不可思議なスタンスに当初は戸惑うリスナーも多かった(Apple Music) 」とありますが、今顔出ししてない人いっぱいいるじゃないですか。約10年経ち、曲を聞く我々側にもこのバンドのクセの部分を面白がれる下地が出来たんじゃないかなと。

そういった風潮の要因は色々考えられるが、やはりゲームチェンジャーは米津玄師と言っていいんじゃないだろうか?特に17・18年辺りのヒット連発はボカロポップスの様な捻った展開や、最近の音楽シーンに見受けられる「邦楽と洋楽のいいとこ取りしようよ」というスタンスを受け入れやすくしたと思う。

なのでそもそもパスピエ知らないよって人が「いいじゃん!」てなりやすいと思います。

初めて聞く人へ

改めて音楽性詳しく紹介します。

サウンドスタイルはクラシック音楽、ニューウェーブ、オルタナティブロック、アニメソングなど、実に多様なジャンルからの影響を感じさせる。 トリッキーなメロディや複雑なリフを駆使したクセのあるアレンジに、紅一点のメンバーである大胡田なつきの甘くキュートな歌声が乗るというアンバランスさも魅力。 大胡田はジャケットのイラストなどアートワークも手掛け、その独特な世界観もで注目を集めている

Apple Music

かなり引き出しがあるバンドなので絞って紹介するのも難しいのですが、ここではライトな曲を紹介してきます。

おすすめ曲

まずは最新アルバム3枚の人気曲(アップルで星がついてる奴)とサブスクのエッセンシャルがいいと思います。全部YouTubeでも聞けます。

今っぽい曲はこれ↓

昔の曲だと↓これが入りやすいです

ポップで懐かしくてキャッチーってとこを分かってもらえると思います。
(Apple Music:はじめてのパスピエ) (Spotify: This is Passepied)

ボカロックが好きなら「もののけだもの」、ノスタルジーな気分の「プラットホーム」もおすすめです
スルメなバンドなので、ピンとこなくても時間置いて聴き直すのが良いと思います。
その後はこの下のパートへどうぞ!!

最近聞いてないなって人へ

レーベル移籍後のアルバム3枚からおすすめ曲を紹介します。
「synonym」 (2020)以降また凄い事になってて、音楽性はより深くなっているけど、それと同時に聞きやすさも意識してる雰囲気あります。曲も詞も、つかみ所のない曲と素直に綴る曲、それぞれがより洗練され整理されてる印象です
ドラムが脱退した以降、打ち込みのアプローチにも積極的。
なのでアルバムも最新の「ukabubaku」から「ニュイ」→「synonym」と遡るのがいいと思います。
「始解ではなく卍解」「フリーザ最終形態」ってイメージ!

おすすめ曲

3曲直リンク張っときます
「言わなきゃ」はブレイク当時の印象があまり嵌らなかった人にも聞いて欲しい一曲。思ったより、普遍的なテーマをメッセージ強めに書いてる感じしませんか?こういったストレートな曲から入るのがいいんじゃないでしょうか。
「四月のカーテン」もこの系統です。
ちょっと変化球が聞きたかったら「まだら」。結構変態曲なのに聞きやすいんですよね。

濃いめのが好きだったって人は「Q.」、「ONE」、もっとトリッキーなのが良い!ってひとは「真昼の夜」あたりがおすすめです。

終わりに

どうでしょうか、久々に聞いたら聞きやすくなってるじゃんって感じませんか?ユニークなバンドなので一度ハマったらヤミつき間違いなし!


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