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予定を忘れがちな人のための通知設定 - 移動時間を考慮した3ステップ通知

予定を立てるのが苦手で、立てても予定を忘れてしまい、結果的に予定をすっぽかしたり遅刻してしまいがちな方向けに、スケジュール管理の方法をご紹介します。

ポイントは、あらかじめ予定を忘れることを前提として、適切な「通知設定」を行うことです。予定の日時を忘れないことではなく、必ず忘れてしまうという発想で、未来の自分に向けて指示を出すような通知を設定することが重要になります。そうすれば、可能な限りスケジュールに間に合うよう、未来の自分を導くことができます。

長年の試行錯誤を経て最適化された、僕自身が実際に使っている通知設定の具体例と、その設計思想についてお話しします。

動画版:

スケジュールを忘れることを前提とした通知設定

スケジュールの日時が決まれば、以下の3回の通知を設定します。

  • 1回目の通知:12時間前

  • 2回目の通知:2時間前

  • 3回目の通知:15分前

この3回の通知設定が、予定を忘れがちな方にとって最適だと考えています。それぞれの通知時間には意味があり、後ほど詳しく説明します。

スケジュールと通知の設定方法

僕の場合、スケジュール管理にはGoogleカレンダーを利用しています。理由は主に2つあります。

  1. パソコンとスマートフォンの間でスケジュールが同期される
    いつどのデバイスを見ていても通知が届くよう、複数デバイス間で設定が同期されることが必須です。

  2. デフォルトの通知タイミングを設定できる
    毎回スケジュールを入力する度に3回分の通知設定を行うのは手間がかかります。デフォルト設定を活用できれば、スケジュール入力時に自動で反映されます。

他のスケジュールアプリでも同様の機能があれば問題ありませんが、無料で利用できるGoogleカレンダーが特にこだわりがない方には必要十分だと考えています。

Google カレンダーの通知設定を変更する

通知の回数と時間の意味

予定を忘れがちな方向けに、僕なりに最適化した通知設定をご紹介しました。この設定の意図を説明しますので、ご自身に合わせて通知の回数や時間を調整していただければと思います。

  • 1回目の通知: 12時間前の意味

1回目の通知は、予定の12時間前に設定しています。その理由は、12時間あれば基本的に日本国内ならどこへでも移動できる時間的余裕があるからです。

例えば東京にいて、12時間後に大阪や沖縄、北海道など別の場所で予定がある場合でも、12時間があれば移動が間に合います。この設定時間は、見てから行動する余裕がある一方で、過剰に余裕があり見落としてしまうリスクもないバランスの良い時間です。

24時間前に設定すると、あまりにも余裕があり行動を先延ばしにしてしまい、結局通知を見たことを忘れてしまう可能性があります。そこで、最低限の行動の余裕を持たせるために12時間前に設定しています。

なお、日本国内の移動であれば6時間前でも可能かもしれません。しかし、通知のタイミングによっては、睡眠時間や深夜の交通機関がストップしているため移動できない場合があります。東京から大阪に6時間で移動できても、早朝の予定なら6時間前の通知では睡眠中で気づかず間に合わなくなる恐れがあるためです。12時間前なら、そうした事態も避けられます。

  • 2回目の通知: 2時間前の意味

2回目の通知は、スケジュールが組まれている場所の近くにいる場合に間に合う時間として、2時間前に設定しています。

例えば、東京の新宿にいて、スケジュール場所が山手線の反対側の東京駅付近だとすれば、2時間前の通知を見れば間に合います。つまり、都道府県単位程度の範囲内であれば、2時間があれば移動可能な時間と考えています。

1回目の12時間前通知を受けた際に、すでに2時間以内に移動可能な範囲にいる場合は、1回目の通知は無視して構いません。2回目の2時間前通知が来るのを待っていればよいのです。

1回目と2回目の通知を組み合わせることで、12時間前に大まかな移動を済ませ、2時間前に詳細な移動の確認ができるようになっています。

  • 3回目の通知: 15分前の意味

3回目の通知は、予定場所のすぐ近くまで移動済みの状態を想定して、15分前に設定しています。

2回目の2時間前通知を受けてから、予定場所の近くまで移動し、残り時間にカフェなどで過ごしている状況を想像してください。そこで最後の15分前通知が来れば、そこからすぐに予定場所へ最後の移動を開始できます。

30分前だと、まだ余裕があると判断して予定を忘れてしまう可能性があります。一方で5分や10分前だと、時間的に余裕がなさすぎて間に合わない恐れがあります。そこで、ギリギリ間に合う時間的余裕がある15分前に設定しています。予定前にトイレなどの寄り道もできる程度の時間設定です。

以上の3回の通知設定により、日本国内の予定であれば、たとえスケジュールを完全に忘れていても、通知を見れば間に合うよう行動を開始できるよう設計しています。

まとめ:柔軟にカスタマイズして自分流に

以降、まとめと補足が記載されています。

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