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メルカリに出品してみたらなぜか編集業に役立った話

こんにちは。書籍編集者のゆうです。
noteを始めて2日目。昨日の初投稿はドキドキでしたが、思った以上のスキやフォローをいただき、すごくうれしかったです。ありがとうございます。

さて、noteを始めてみたものの「何を書こう?」と悩んでいたところ、ちょうど「#メルカリで見つけたもの」というコンテストをやっていました。なので、記事作成の練習を兼ねてこちらのお題で書いてみます。

ピンポイントなお題があったほうが書きやすいですね。執筆を丸投げされた著者さんたちの気持ちがちょっとわかりました。以後気をつけます。

メルカリを始めたきっかけ

恥ずかしながら、私のメルカリデビューはかなり遅く、わりとつい最近(2024年1月)です。以前から気になってはいたので、商品検索をしたことはあったのですが、購入や出品はそのときまでやったことがありませんでした。
ちょうど年始休暇中だったこと、そして、義父(夫の父)から送られてくる「捨てるに捨てられないもの」に辟易してた、というのがメルカリを始めたきっかけです。

義父から送られてくる捨てるに捨てられないもの

世代的なこともあるのでしょうが、義父はとにかく「捨てられない人」です。「捨てる」という行為に罪悪感を抱くようですね。そのため、年に数回、我が家に「自分は使わないけど息子宅で使ってもらおう」という感じでダンボールいっぱいのモノが送られてきます。

❶食器類

義父から送られてくるモノの中でもっとも多いのが食器類です。木箱に入ったお猪口や徳利、限定生産の絵皿、知り合いからもらったという謎の大皿など。正直、いらん。

❷油絵グッズ

定年退職した後、義父は何か趣味をと考え、油絵を始めようとしたようです(かれこれ20年近く前のことですが)。そのとき買った油絵グッズもよく送られてきます。「マコ(夫)は絵を描くのが好きだから」というのが理由ですが、夫に聞いたところ「子供の頃は好きだった」とのこと。夫ももうオッサンなんだけどね。
油絵グッズは、入門者用のスターターセットから本格的な絵の具セット、イーゼル、キャンバス(使用済み/未使用の両方)、絵筆、ナイフ、ペインティングオイルなど。いや、マジでいらんわ。

メルカリに出品してみた

食器類も油絵グッズもとにかくかさばって邪魔。というわけで、メルカリに出品してみることにしました。

まずは撮影

当たり前だけど、商品写真って大事だから背景やライティングにも気を使いつつ…って考えてたら、おや? これって仕事と似てるなと。

商品名「清水焼 お猪口5個セット 酒器」。真上から撮影。
底面。絵柄が見えるように。背景に使ってる赤はダイソーで買ったランチョンマット。
付属の木箱に入れた状態。
付属の布に包んで木箱に入れた状態。
木箱の蓋を閉じて紐で結んだ状態。
木箱の蓋。「清水五名工」と書かれてるのが見えるように。

商品が魅力的に見えるように、そしてどんなものか伝わるように、バリエーションを撮影。
うん、この感じ、書籍のAmazon用画像を作ってるときと同じ感覚です。

次に商品説明文

商品名は「清水焼 お猪口 5個セット 酒器」にしました。書籍でいうタイトルですね。これは明確でわかりやすい方がいい。
その他の情報は、他の出品者のものを参考にしつつ、下記のようにしました。

書籍のAmazonページの書誌情報と内容説明といったところですね。これもいつも仕事で書いています。

いざ出品

ここまでの準備ができたら、いよいよ出品。書籍だと発売日ですね。ドキドキしながらページを公開したところ…なんと10分足らずで即決買いしていただけました。
早くてびっくり。

そして発送

こんなに早く売れると思ってなかったので、梱包材がない💦
というわけで、家に1つだけあったダンボールを切って貼り合わせ、プチプチの代わりに古タオルで包んで梱包。近所のコンビニに持っていって発送しました。
これは書籍でいう献本作業ですね。

メルカリで見つけたもの

初めてのメンカリ出品はこんな感じのバタバタでしたが、その後、10点ほど出品して気づいたことがあります。

すぐ売れたもの、そうでないもの

このときは食器や油絵グッズを10点ほど出品してみたのですが、すぐに売れたものとそうでないものがありました。
すぐに売れたものは

❶写真がきれい、バリエーションも十分
❷商品名が明確でわかりやすい
❸説明文に買い手が知りたい情報が記載されている
❹価格が適正

といった感じだったと思います。
❶❷❸は、そりゃそうだろうという気がしますが、意外だったのは❹。安すぎる価格だと怪しいと思われるのか、逆に売れなかったのです。
商品が和食器だったことも関係あると思いますが、メルカリ相場と同じくらいか、やや強気な価格設定のほうが売れるのが早かったです。商品に自信を持った方が良い、ということみたいです。

出品して1週間ほど経っても売れないものは、
・写真を撮り直す・追加する
・商品名・説明文を書き換える
などのテコ入れをすることで売れる場合もありました。

なお、これらを行っても売れないものもあります。
それはもう市場ニーズがないということで出品を取り下げるほうがいいかもしれません。私は1品だけ、何をやっても売れませんでした。

メルカリ出品は編集業の模擬練習になる

タイトルの付け方、商品画像や説明文の作成、価格設定、市場ニーズ。
これらは書籍編集の仕事をしていても、つねに考えていることです。
メルカリをやって見つけたものは、つねにこれらを意識しなければならないということ。商品を売るためには、商品力そのものも大事ですが、売り方・見せ方・伝え方などのアピール力も大事です。
メルカリの場合、商品が売れなければすぐに修正して再チャレンジできますので、編集業の模擬練習としてはぴったりかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ルナの横顔。

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