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#小説
ニンジャスレイヤー二次創作:ウォーカラウンド・ネオサイタマ・ソウルフウード:屋台のイカケバブ
今日は思いがけずツイていた。というのも、俺の仕事――他人の脳内へと潜り込み、トラウマを治療するサイコセラピーだ――の依頼人が施術結果にいたく満足し、その場で追加料金を手渡してきたのだ。元々深刻な悩みを抱えている人間からの依頼が多いため、このようなことはそこまで珍しいわけでもない。しかし感謝の言葉とともに受け取る紙幣のありがたみは、いつだって骨身に沁みるものだ。
「これも日頃の行いッてやつかなァ
ニンジャスレイヤーイビル二次創作:ショウダウン・ウィズ・ザ・ダーティニンジャ
作者注:この作品はダイハードテイルズのコンテンツであるニンジャスレイヤープラスにて公開されている『ニンジャスレイヤーイビル:ワルサイタマ・ブロウナウト』を下敷きにした非公式二次創作小説です。ご覧になる前に、是非上記作品の一読をオススメします。また、この作品は公式サイドとは一切関係がありません。
◆猥褻しかない◆
暗黒混沌都市ワルサイタマの中にあって、一際異彩を放つ地区が存在する。数々の店舗が
ニンジャスレイヤー二次創作:ドリーム・オブ・ザ・ウィナーズサークル
『先頭はアイアンアロー、先頭はアイアンアロー! おっとここでモーターシュンメが追い上げる! そのままタックルを仕掛け……大きくよろめくアイアンアロー! 追い抜きました! 先頭に躍り出たモーターシュンメ! さらに外から後続のアシガハヤイ、チタンゴウキン、マグロテイオー、ヤバイモヒカン! アイアンアローは最後尾に転落! しかしレースの行方はまだわからない! まだわからない……』
ネオサイタマの一角
ニンジャスレイヤー二次創作:ウォーカラウンド・ネオサイタマ・ソウルフウード:ピザタキのピザ
ここは一言で言うならば、あらゆる意味でアンダーグラウンドな場所だ。サイバネ部品やジャンクパーツを所狭しと詰め込んだ店、いかがわしいクラブ、ケミカル性を売りにしたバー。枚挙には暇がない。俺がネオサイタマという街に訪れたのは久しぶりのことだが、漂うアトモスフィアは些かも変わってはいない。ギラギラと明滅するネオン看板が誘蛾灯のように客の気を惹きつける。「電話王子様」「化学的」「とても部品」そして……「ピ
もっとみるニンジャスレイヤーイビル二次創作:ハッピーニューイヤー・ワルサイタマ
作者注:この作品はダイハードテイルズのコンテンツであるニンジャスレイヤープラスにて公開されている『ニンジャスレイヤーイビル:ワルサイタマ・ブロウナウト』を下敷きにした非公式二次創作小説です。ご覧になる前に、是非上記作品の一読をオススメします。また、この作品は公式サイドとは一切関係がありません。
◆猥褻しかない◆
『ちょっとやめないか!』『オットット、これはシツレイ! コトシモヨロシクオネガイシ
ニンジャスレイヤー二次創作【ガール・アンド・ボーイ・イン・オオサカ】
キョートの地表。碁盤の目めいて整然と構築された街並み。
アッパーガイオン。
磁気嵐を貫く唯一無二のテックによりもたらされていた祝福的経済は、磁気嵐そのものの消失によって失われて久しく、代わりに訪れた暴力という名の嵐は未だ収束していない。
だがそれでも、長きに渡り連綿と築き上げられた観光都市を有する共和国としての地力が、心臓であり血液でもある経済活動そのものを止めさせはしなかった。
そんな破壊と再
ニンジャスレイヤー二次創作【スリー・ガールズ・デイ・アウト】
道には焼け跡と瓦礫。放置された車両の残骸や朽ち果てた鉄の茨でデコレートされた路地裏は、さながら終末思想にかぶれたアート作品のようだ。
ネオン看板群はそのほとんどが建物ごと破損し、そこがかつて華美で猥雑な社交空間であったことを慎ましく主張している。
ネオサイタマを包んでいた磁気嵐が消失。次いで月が砕けたのが、つい先日。
この世の全ての可能性を否定しようとしたアマクダリ・セクトは打倒され、人々は勝利
忍偵ヌンチャック二次創作「炎の家出娘!」
※これはニンジャスレイヤーの2016年エイプリルフール企画「忍偵ヌンチャック」の二次創作小説です。公式とは一切関係ありませんが、事前にニンジャスレイヤーやダイハードテイルズの公式で公開されているヌンチャックのエピソード及び詳細記事をご覧になった後だとより楽しめるかと思います。
テレッテテレッテッテテー……NinjaSlayer NinjaSlayer NinjaSlayer NinjaSlaye
ニンジャスレイヤー二次創作【アンインバイテッド・カスタマー】
※2/26:一部の文章を追加・修正
「フアー」
キタノ・スクエアビルの地下街四階に店を構える「ピザタキ」。
その堂々たる店主であるタキは、誰もいない店内で一人大きな欠伸をした。
右手にはポルノ雑誌。左手にはケモビール瓶。
ページをダラダラとめくりながら、緩急を付けてケモビールを喉に通す。
最高のニューロン・リフレッシュ・タイムだと、タキはこのひと時を噛みしめた。
入り口のドアには「本