インターネットを活用した接骨院・鍼灸院の集客の基本テクニック
こんにちは、梅雨も明けて、いよいよ夏本番ですね。先ほど、月次支援金の手続きのために、法務局まで徒歩で登記簿を取得しに行ったら汗びっしょりになったフレアーズ合同会社代表社員の山口です。
弊社では、接骨院、整骨院や鍼灸院などのお客様に向けて効果的だと考えられるインターネットを活用した集客のコツについて、今日は簡単に説明してみたいと思います。
ホームページでの十分な説明が大切
とよあけ接骨院ケア様ホームページ
https://toyoake-care.com/
弊社のお客様であるとよあけ接骨院ケア様のホームページを例に挙げると、主な構成としては以下の4軸の内容になっています。
1)スタッフや接骨院について
2)施術内容について
3)お問い合わせについて
4)情報発信について
1)の「スタッフや接骨院について」では、主に(1)院の概要、(2)交通アクセス、(3)診療スケジュール、(4)院長スタッフ案内などの概要的な情報や、(5)治療方針や診療への想い、こだわりなどについて紹介をしています。
2)の「施術内容について」では、(1)設備紹介、(2)診療の流れ、(3)施術の内容の3点が主な訴求軸です。
3)の「お問い合わせについて」では、最近流行りのLINE公式アカウントを有効活用することが大切であると考えています。その他、従来のお問い合わせ方法である電話やメールフォームもホームページには欠かせない要素とした追加をしましょう。
患者様にとって、充実したホームページの内容が非常に大切だということは、以前から変わりありません。誠実にホームページの内容を丹精込めて作り込むことが大事です。
発信内容のバランスを考えた継続的な情報発信
4)の情報発信については、継続的な取り組みが必要になります。情報発信において、主な発信内容としては、次の2点が考えられます。
1 - 専門性や院内の快適さを感じてもらう
2 - 親近感を感じてもらう
1 - の専門性や院内の快適さを感じてもらうためには、主に施術方法や院内ご利用に当たっての患者様のメリットについて情報発信を行います。ただし、専門性や院内の快適さの発信内容が多すぎる場合には、あまりにも真面目な雰囲気になってしまって堅苦しい印象を与えてしまいがちです。
そこで、基本的には、専門性や院内の快適さを中心に添えるのではなく、2 - 親近感を中心に普段の情報発信活動を行うようにした方が良いと個人的には考えています。
親近感を伝えるための内容としては、普段の生活の中で日々発生する子育てに関することや、おいしいものを食べたことなど、嬉しい事や楽しい事を中心に、普段の生活や人間性が垣間見える内容を意識すると良いと思います。
SNSの活用とホームページとの連携
ホームページを活用した集客活動は、SNSを活用した集客活動と密接に関連をしています。今ではホームページとSNSは切っても切れない関係にあると考えられますので、SNSへの情報発信を組み合わせていく必要があります。
1点目はまず、情報発信の起点となるメディアを何にするかを決める必要があります。ブログは Google を活用していく場合の主要メディアとなります。
最近では、国内で良く利用されるようになってきたSNSの note をブログの代わりに活用することも可能かもしれません。ターゲット層によっては、利用方法を変化させていく必要があると思います。
それから、子どもや若手をターゲット層に沿えるのであれば、YouTubeなどの動画メディアも外せません。私たちの世代にとっては、「Google先生」という言葉が作られましたが、今の若手のとっては「YouTube先生」という言葉の方がより親密なニュアンスに聞こえます。
また、女性を中心に訴求したい場合には、Instagramを主要メディアに沿えても良いかもしれませんね。
主要メディアを決めたら、次はそれらをより拡散するための手法を決めて相互連携させていく必要があります。読んでもらうためのメディアを決めたら、そのメディアを見てもらうための役割を果たす別のメディアと組み合わせることで、更に多くの人に見てもらいやすくしていきます。この役割の意味合いが強いものには主に、Twitter、Facebook などがそれらに当たります。
Twitter や Facebook などで発信する何気ないメッセージが大きな影響力を持ちますので、相互連携して活用してみると良いのではないでしょうか。
レビューサイトの活用
施術の結果、治療が完了したお客さんに対しては、レビューサイトへの投稿を依頼すると効果的です。レビューサイトは主に、Googleマイビジネス(GMB)とエキテンの2種類を利用します。
満足していただけた患者様を中心にレビューサイトへの投稿を依頼すると、☆4以上を維持するのが容易になります。私たちがお付き合いさせていただいている接骨院様の中には、レビュー数が30程度ついているにもかかわらず、☆5を維持している接骨院様がいらっしゃいます。
キャッシュレス決済の導入
お支払い方法としては、ご高齢な方に向けて現金での決済に対応するのは大切なことですが、最近の流行も取り入れていく必要があるかと思います。
PayPay、LINE Pay、AU Pay などのキャッシュレス決済を導入して、スマホで支払いが完了させられる状況を整えることは大切な取り組みの1つです。
持続可能性への配慮と再現性のある集客手法
最後になりますが、最近の流行言葉で持続可能性(サスティナビリティ)という言葉があります。
持続可能性とは、お客様に負荷をかけることなく、心地よくサービスを受けていただくことによって、不快な体験をさせずに、楽しい心地よい体験として記憶していただくことを積み重ねていくことの重要性を説いたものです。
これによって、継続的な通院などに繋がり、お客様を単発の利益で考えるのではなく、お客様と関係を継続することによって、生涯お客様から得られる利益について考えていく営業の考え方でもあります。この生涯お客様から得られる売上のことを顧客生涯価値(Life Time Value, LTV)と呼ぶことがありますが、LTVを最大化するための方法を考えていくことが大事だと言われています。
接骨院の場合で言えば、治療が完了すれば、卒業ですが、卒業後も通い続けてくれる患者様が実際にいらっしゃいます。そのような患者様との関係をどのように作っていくかを考えてくことが大切なのではないでしょうか。
まとめ
弊社で接骨院様向けにウェブやデジタル活用のコンサルティングをさせていただくときには、上記のような考えをベースにして論理構築を行い、実際にホームページやITツールとしてお客様の事業へ実装を行います。
基本的な考え方としては、上記のように一般論として整理しておりますが、実際には、お客様それぞれの強みや経営資源を考慮すると、一筋縄ではいかないのが現実です。
接骨院を含む医療関係、教育関係、美容関係などは、一般的にはサービス業に含まれます。モノづくり企業や販売店ではない業種業態であれば、今回整理したい内容と同じような考え方が適用できるかもしれません。
集客でお困りごとがございましたら、ぜひお気軽にご連絡をいただけると幸いです。デジタル技術を活用した現代らしいご提案をご準備いたします。
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