この求人を見たら「あ、倍率高いな」と察してしまう
日々、仕事として求人を見ている。
求人を見ると、
会社単位ではどのポジジョンで強化をしようとしているのか。
業界単位ではどの業界の人員が不足しているのか。あるいは増員しようとしているのか。
ということが見えてくる。
それ以上におもしろいものが、
今どういう企業に応募が集まりやすいのか?
というところである。
この傾向を知ることは、
ポテンシャルの高い未経験者を採用したい企業には、目から鱗のような情報になると思う。
結論、
社会貢献性の高い仕事や企業に応募者が集中する傾向にある。
具体的には、
在宅医療の助手や非営利を大々と記載している求人が地方都市でも新着の求人が出た直後の応募率が5倍〜10倍異なる。
この応募する傾向にある対象は、
今まで非専門職についている接客や一般事務をしてきた方である。
ただ、
社会貢献性が高いだけでは十分ではない。
そこには「私にでもできそう」という、
その環境で「自己効力感を感じられる」
求人でなければならない。
しかしながら、
イメージしやすい=働きやすい
ではない。
仕事を探す人にとってはその点を最大に注意してもらいたいし、
企業にとってはその点を大事にしてもらいたい。
企業側の視点で重要なことは
(特に応募者が集まりにくい中小企業に向けて)
「自分たちの業務をできる限り噛み砕いて要素分解し、未経験の方にとってイメージしやすい内容に落とし込む」ということだ。
応募者の母集団形成ができれば
優秀な人を見つけることができる可能性が出てくる。そもそも母集団形成ができなければ、それは難しい。
サマリーとなるが、
SDGsは高校教育やそれ以前から、学生になされている。そのため、社会貢献性の高い事業や職務内容に若手層の関心が集まりやすい。
しかしながら、企業の応募獲得のためには、
その業務内容が「できそう」という視点も重要である。
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