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転職がうまくいく人とそうでない人の差は何か?


転職支援をしていると初回の打ち合わせで
あ、この人は内定を複数もらえる方だ。
と気づく。

その要素は何か?
勿論実務経験やコミュニケーション力と言ってしまえば、一言で済む話だが、話ができる人、実務経験がある人が必ず評価されるわけではない。

「素直さ」
「吸収する姿勢」
「相手の立場を考える力」

この3つの要素が重要である。
能力や実務経験については書類上で判断できる。

そのため書類は通るけれど、
面接が通らないという人には上の要素で欠けている部分があることが多い。

未経験職種の転職を成功させた方に対する企業からのコメントでは
経験は多少足らない部分はありますが、素直かつ吸収力が高い方だとお見受けし、合格とさせていただきました。」とあった。

似たようなコメントを複数の企業からいただくことは多い。上記要素が重要視されているということは多くの企業でほぼ間違いないのだと思う。

また、
「素直さ」「吸収力」「相手の立場を考える力」がある人は選考の進め方も特徴がある。

それは「自分の市場感を理解しながら、希望に優先順位をつけ、絶対に叶えたいことは何かを自ら考える」という点だ。

例えば、転職活動の前半は、年収の維持、企業規模の維持、より大きい裁量権を持てる同業他社で働きたいという思いがある方がいる。

その方が実際に活動すると、どうしても年収が維持できないことを理解する。
そこで、年収の維持と自分の実現したい「裁量権の大きさ」これを天秤にかける。

その結果、多少の初年度の年収ダウンは受け入れながら、裁量の大きさを取る。

要するに、転職活動をしながら「市場感を理解し、試行錯誤することができる」のだ。
仕事においても同様のスタンスであるから活躍できる人材なのであろう。

逆に、転職がうまくいかないケースは、
年間休日120日以上、など見かけの数字に固執し、自分の本来の目的を見失い、応募できるところがない、となるケースだ。

118日の休みか、120日の休みか、
この差は本当にそこまで大きいのか?

3年以上転職活動を続け、
結局環境を変えることができず、
ただ年齢を重ねて、ますます通過しにくくなるという悪循環に陥る。

勿論、これ以外にも転職活動の成功と失敗を分ける要素はいくつかある。
また、ハイキャリア領域か否かでも勿論見ている観点は異なる。

しかし、その人のスタンスにより、一緒に働きたいと思われるか否かという判断は大きく変わるということを知っておくだけでも、自分の選択肢を広げることのできるチャンスになると思う。

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