真似して生きている

例えば、音楽を作るアーティストは、最初からオリジナルの曲を作っていた訳ではなく、誰かの曲を使って練習して、それなりに出来るようになってから、オリジナルの曲を作る。

他にも様々なアートがあるが、まず真似をするのがセオリーだろう。

勉強だって真似だ。

先人が解き明かして来た謎を詰め込んでいるだけだ。

家事だって最初は親や周りの大人の真似だっただろう。

美意識一つ取ってもそうかもしれない。

そうやって、誰もが誰かの真似をして生きている。

しかし、真似だけで生きられるのは、本当に一握りの人間に過ぎない。

だから、大人になると、今まで真似して築き上げた知識や経験を使って、オリジナルを生み出さなければならない。

それは、アートだけではなく、仕事でも、生活の営み方でもそう。

結局、真似ばかりしていては、生きる意味を見出だせなくなる。

何をしても真似になってしまうくらいの情報が渦巻いているこの世界。

さあ、どうやってオリジナルを生み出す？

この考えは常に持って生きていたいと思う。