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音楽と思い出
子供の頃の事はあまり覚えていない。
でも、たまに父親が連れて行ってくれた『夜のドライブ』だけは思い出す事がある。
漠然とした闇への不安と好奇心が入り混じる複雑な感情で、外を見ていた記憶。
その時は決まってカセットテープのデッキから安全地帯の『悲しみにさよなら』や『碧い瞳のエリス』が流れていた。
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物心ついた時から、やけにムーディーな曲を聴いていた記憶がある。
安全地帯やホイットニー・ヒューストン、荒井(松任谷)由美さんなど。
ギルバート・オサリバンの『Alone Again - Naturally』も強烈に記憶に残っている。
名曲は何度聴いても色褪せない魅力がある。
現在もよく聴いている。
最初に買ったCDはT-BOLANの『夏の終わりにⅡ』というアルバムだ。
レンタルCDショップで安く売っていたのが出会いだったが、もう20年以上の付き合いだ。
中学に入ってからは、T-BOLANをよく聴いていた。
あとは、流行りのCDをレンタルして、カセットテープに録音した。
そこからはヴィジュアル系。
LUNASEAをよく聴いていた。
高校の終わりにはHi-STANDARDから始まったと思われるインディーズロックが流行っていた。
僕はと言えば、椎名林檎さんにハマっていた。
そのあとは、洋楽を聴き漁った。
NIRVANA、KULASHAKER、RADIOHEAD、MUSE、WEEZER、MAROON5、Ed Sheeran、この辺をよく聴いていたかなと思う。
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高校を卒業した後に一緒に住んでいた友達が、バンドでメジャーデビューした。
僕も高校卒業当時は音楽がやりたかったのだが、才能が無かったというか、まともに楽器を弾けなかったので、曲を作る事さえまともに出来なかった。
今のように、パソコンで作れるような事であれば、もう少し粘っていたかもしれないので、時代が良かったのか悪かったのか…
とにかく、その友達と過ごして、メジャーデビューまでの道のりを見ていた僕は、いつしか彼の活躍を心の支えに生きていた。
彼が頑張っているから仕事を頑張ろうって思っていた。
今はバンドが解散してソロでやっているが、今でも何度も聴くほど好きだし、青春の一部だった。
ソロでの新曲も心待ちにしている。
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細かく話せば、もっともっとエピソードはあるけど、この辺にしておこうと思います。
ほとんどの人がそうだと思いますが、僕の人生も音楽と共にあったと思います。
これから、また好きな音楽に沢山触れて、その度に思い出とリンクされて行く事でしょう。
サポートしてくれたらとても嬉しいです。