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東京都立大学MBA入学体験記(入試対策)

今回は、私が都立大BSの受験の際におこなった対策について記載したいと思います。

■都立大BSの入試内容
都立大BSは9月と2月に年2回の入学試験をおこなっています。私は9月に受験しました。場所は入学後に授業がおこなわれる丸の内キャンパスではなく、南大沢キャンパスになります。

入学試験は事前の資料提出も含めて、3つあります。
1. 研究計画書提出(事前提出)
2. 小論文(試験当日)
3. 口頭試問(試験当日)

わたしが受験に際して実際におこなったことは以下のとおりです。

1. 研究計画書作成(1.5カ月(6月上旬~7月中旬))
- 実務の問題意識から研究のテーマを決める
- 先行研究調査をぬかりなく行う(まずレビュー論文をみつける)
- 市販の参考書を熟読し、同じように書いてみる
- 第三者に読んでコメントをもらう(できればMBA修了者)

2. 小論文対策(1.0カ月(7月中旬~8月中旬))
- 科目を絞って、経営学の知識をインプットする(私は中小企業診断士の本から入り、最終的には専門書3冊くらいに絞りました)
- 学術論文を多く読んで、論理的な書き方を学ぶ(小論文の書き方的な本も有用)
- 過去問を解く(HPに過去問あり)

3. 口頭試問対策(0.5カ月(8月中旬~下旬))
- 想定問答集を作成して、一貫性や整合性をチェック
- 先行研究と自分の研究計画の繋がりを再確認

研究計画書と口頭試問がもっとも大事だと思いますが、入学してから聞いたところによるとその二つができても小論文の点数が低いと落とされることもあるらしいので、やはりすべて大切なようです。尚、私は小論文は運よく重点的に学習したところが出題されて、かなり出来た記憶があります。

研究計画書はロジカルな文章が書けているかという点はもちろんですが、どのような問題意識からそのテーマを設定したのか、研究したい内容が過去の研究でどのように扱われてきたか、学術的・実務的な意義は何か?といったことが求められます。

小論文は、6科目のなかから試験当日に1科目を選んで回答する形式です。都立大BSのホームページで過去問が公開されているのでご覧頂ければと思いますが、かなり経営学の知識が求められます。私は組織論のみに絞って対策をしましたが、公開されている過去問から出題傾向を分析して、いくつかの理論(リーダーシップ理論やモチベーション理論などなど)に分類して、ノートにまとめて記憶しました。論文の書き方は学術論文を多読して書き方を覚えたり、小論文の書き方指南的な本を読んだ程度です。

口頭試問は先生側が3人となります。はじめに研究計画書の内容を端的に説明し、その後、質疑応答になります。内容の一貫性や整合性、背景としている先行研究や理論に関して、かなり突っ込んだ質問がされました。前日にブツブツと一人想定問答をやりました。

ちなみに試験勉強は会社に行く前に、近所のカフェで毎日1.5hくらいやっていました。国内MBA受験用の塾があると思いますが、私は自主学習のみでいきました。自力でやる場合、特に研究計画書は時間が掛かりますので、早めに着手したほうがいいと思います。

次回は、学生の属性について記載したいと思います。

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