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東京都立大学MBA入学体験記(課題の分量)

今回は課題の分量について、ご紹介したいと思います。

■課題の内容や分量
これは授業(先生)によって、かなり異なります。

最もオーソドックスなパターンは、リーディングアサインメント(学術書の一章分くらいの分量:20~30ページくらい)を読んで、A4一枚くらいで学んだ理論で説明できる実務的な事象などを纏めたりするものですが、この場合は2時間くらい掛かります。

分量が少ないパターンだと、講義で配布されたレジュメやテキストに沿って復習と予習をするだけのもので、1時間も掛からずに終わります。尚、たまにそれに加えてE-Learnigで振り返りの小テストをやったりするものありますが、それでも+0.5時間くらいです。

一方で分量が多いパターンですと、翌週の授業までに本を一冊読んでくるというものであるとか、実在の企業を特定の理論やフレームワークで分析するもの、グループワークで特定テーマを調べてきてパワポで纏めるものなどがあります。この場合は4~5時間(最も掛かったものだと6~7時間)くらい掛かったりもします。グループワークで集まって打合せをしたりするとその時間も加算されます。

話が変わりますが、課題をおこなううえで必要とされる英語力については、たまにリーディングアサインメントが英語の論文ということもありますし、M2になると修士論文や課題研究論文を執筆するうえで英語論文をかなり読むことになるので、あるに越したことはないものの、最近はDeepLなどの高精度な翻訳サービスもあるので、英語が苦手でもなんとかなります。

私自身も中途半端な英語力(TOEIC LR 840)ですが、時短のためにDeepLを使っちゃうことがほとんどです。ただし、少ないとは思いますが博士課程に進むのであれば英語論文を自力で読める英語力は必須です。

■期末試験の内容や分量
前期の7月、後期の1月には期末試験があるため、その時期は業務に支障が出るくらい大変になります。私は計画的に仕事を捌きながら有給休暇をとって時間を確保していました。(睡眠時間が少なくても平気な方は仕事を普通にしながらでも対応できると思います)

期末試験といっても学部のように集合して筆記試験をやるというのは少なく、だいたいは期末レポートという形で、先生から指定されたテーマ or 学んだ内容のなかから自発的に選んだテーマに沿って、A4 四枚くらいで提出するといったものがほとんどです。

A4 四枚というと大したことなさそうですが、企業の実例などを取り上げることになるため、前作業としてその企業の開示情報(統合報告書など)をしっかりと調べたり、授業で学んだ内容の書籍を読み直したりする必要があるのと、いざレポートを書き始めた後も、ロジカルな問題提議、自説の展開、考察などを完全な文章でおこなう必要があり、なかなか時間が掛かります。

先生によっては、期末課題のテーマや分量などを早めに知らせてくれたりするので、計画的に進めることが重要となります。


次回は、卒業までに必要な単位数と、学生が実際に取得する単位数についてご説明します。

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