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マーケ配属後すぐに役立った “ 読んでよかった ” オススメ本

「マーケティングの勉強するのにオススメの本はありますか?」
マーケティング部署に配属になった人から、よく聞かれる質問です。もうすぐ4月、人事異動などで新しくマーケをはじめる方も多いと思うので、私なりの現場で役に立った3冊を紹介します。

特に読んでいただきたいのは、異動や中途採用で即戦力と期待されている方です。「新人」なんていってられない!すぐにアウトプットもしなきゃいけない!そんな気持ちに、少しでもお役に立てたらと思います。

あくまで、個人の経験による実践重視のチョイスです。勉強法は人それぞれ。学び方の一参考として読んでいただけたらと思います。

⚠︎ 体系的に学びたい・知見を高めたいという方には専門書をオススメします。

⒈ 用語を学ぶ|最新マーケティング用語100

私がまず購入したのは、当時のトレンドも含めた基本用語100語の解説が一冊にまとまった本です。今はまとめサイトも充実しているので、書籍を購入しなくても学べるかもれません。SNSやデジタルマーケなど分野は絞らず、マーケティング用語が広くピックアップされているものがオススメです。

なぜこの本を購入したかというと、言葉が全くわからなかったからです。マーケ界隈には、カタカナ語やアルファベット3文字の略語が多く存在します。なかには一文字違いで意味の異なるものもあり、慣れるまでは大混乱です。「漢字で書いてくれれば誰でもわかるのに・・・」と何度思ったことか(今でも思っています)。とにかく言葉が通じないために、ミーティングも、そこで配られる資料もちんぷんかんぷん。皆が何の話をしているのか、理解するのも一苦労です。英語を勉強するのに、単語帳を暗記する。それと似た感覚なのかもしれません。

ここでオススメしたいのは、ただ日本語訳を丸暗記するのではなく、意味をしっかり理解することです。用語集には解説があります。なぜその指標が重視されているのか、どういう時に活用するのか。この2点を押さえておくと、会議の文脈がわかるようになり、集客施策を実行する際のポイントが掴めます。用語の意図意味を理解することが、早期に肌感覚を体得することに繋がりました。

⒉ 全体像を掴む|手書きの戦略論 「人を動かす」7つのコミュニケーション戦略

タイトルから「戦略」が連呼されていて、少し難しく感じられるかもしれません。初めての時は、私も心折れそうになりながら読みました。でも最後まで読むと、少し世界がひらけた感覚になります。斜め読みでもいいので、とにかく一回読みきることが大事です。

実務経験者が執筆された本で、基本概念がタイトルの通り手書きで書けるほどシンプルにまとまっています。全体像を理解してから実務に取り掛かることで、各専門書に書かれている内容も一段深く理解できると思います。なにより様々なチャネル・施策の関連性がわかるので、マーケティング戦略の考え方を学べます。

特に、ひとりで一事業の全チャネルを担当する「ひとりマーケター」にはオススメの一冊です。

⒊ ライティングを磨く|考える技術・書く技術

こちらはマーケティングの本ではありません。ライティング(文章を書くスキル)に関する書籍です。なぜこの本をはじめにオススメするかというと、マーケターの仕事に欠かせない、読み手に伝わる文章の書き方を学ぶことができるからです。

本格的なライティング業務は外注だったとしても、全てを外注化するのは難しい。また外注した原稿の校正・編集を行わなければなりません。その際に「伝わる文章の書き方」がわかっていなければ、ライターさんへのレビューもできません。

またこの本では、読み手の知りたいことに沿って書くことが重視されています。この視点は、マーケターにとって重要な視点(=顧客視点)です。読み手の知りたいことを伝えるための論理的なシナリオ構成とはどのようなものか。その考え方と手順が書かれており、この1冊で文章力と論理的思考を鍛えることができました。

さいごに

私のマーケターとしてのキャリアは、営業職からの異動でスタートしました。働き方や考え方、関わる人が大きく変わり、戸惑うことも多くありました。しかしこれはマーケに限った話ではなく、新しいことに挑戦する際の必然です。マーケが特に難しい訳ではありません。だから身構えることなく、新しい経験を楽しめた者勝ちなのだと思います。

今回は実体験をもとに、読んでよかった!もっと早く読めばよかった!と思う3冊を紹介しました。もちろんこの3冊以外にも素晴らしい書籍はありますし、3冊読んで「わかった!」と言えるような世界ではありません。私自身もまだまだ勉強中です。この本よかったよ!というオススメ本があれば、ぜひ教えていただけると嬉しいです!^^