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パートナーシップ制度に関する鎌倉アップデートチャレンジの政策提言が実現しました🥺✨

はいたーい、鎌倉市議会議員のマコちゃん!こと藤本あさこです🙋
市民と政治を近づけたい!という思いで様々な地域活動をするなかで、政治も必要だと考え議員にもなりました!

1年越しに政策が実現🥰

昨年2021年度の9月定例会の一般質問にて提言しました「パートナーシップ宣誓制度について」、当事者の声を反映させたものにアップデートしてほしい!と提言しました。

概要としては、これまでの鎌倉市の「パートナーシップ宣誓制度」の中の条件として、
双方が同一住居に住んでいること。
がありました。
これは、例えば同姓カップルの場合だと、そもそも現状、同性カップルでは部屋を借りにくい状況があります。まだまだ社会的には異性カップルと違う扱いもされる中で、法律婚においては互いの居住地は指定されない一方で、パートナーシップ宣誓制度においてのみ同住所居住が要求されるのはおかしいと考え、質問しました。
以下、当時のやりとりを鎌倉市議会議事録より抜粋しました。
議会議事録おもしろいですよ、議事録っていうか逐語録ってかんじなので、口語体で話してるのをそのまま起こしてくれるので、臨場感があります😂

○8番(藤本あさこ議員)  
(中略)
この制度、パートナーシップ制度の鎌倉市での利用条件として、同一住所での居住という条件があるんですけれども、この条件をつくった理由や経緯などを教えていただけるとうれしいです。また、今後この項目が変更の可能性というか、幅があるのかというところも併せて御教授いただければと思います。
○比留間 彰 共生共創部長  本市のパートナーシップ宣誓制度は、互いを人生のパートナーとして日常生活において経済的、精神的に相互に支え合い、協力し合うことを約束した関係にあることを公に証明することを目的にしたものであることから、宣誓の対象者は基本的には同一住所に居住していることとしております。ただし、同一所在地に住所を有することのできない特別な事情がある場合は柔軟に対応するという、こういう取扱いを取っております。
 変更の可能性というところなんですけれども、制度を本市がつくったときには、先ほども御紹介いただきましたように、たしか31番目ぐらいだったかと思います。それから今は非常に増えてきまして、全国で118ぐらいの自治体がパートナーシップ制度を設けております。近隣の自治体の動きですとか、最新の情報等を勘案しながら、制度の在り方については継続的に研究していきたいと考えているところです。
○8番(藤本あさこ議員)  ぜひ検討をお願いいたします。実際に同性のカップルで生活している専門家にお話を伺ったところ、同性カップル、そもそも一緒に家を借りたりすることが社会的に難しい状態にあります。不動産屋で断られることも結構あるということでした。鎌倉市でパートナーシップ制度がウエルカムですといっても、そもそも社会の実態として、こうしてまだカップルが家を借りることが難しい風潮が残っている以上、まずその高いハードルを越えない限り、この鎌倉市の制度に、スタートラインにも立てないということになっているのが現状かと思います。また、法律婚の場合には同一住所の条件がないことから比べても、互いに支え合うというところは同じ住所じゃなくても可能かと思いますので、ぜひ当事者に優しい、そういったハードルを設けない仕組みにしていただけると助かりますというか、うれしいです。ぜひ御検討を願います。

鎌倉市議会 議事録

ちなみに動画も楽しいから見てみよう↓

まだ議員になって2度目の質問なので言葉がたどたどしい・・・😂ちなみに現在の私の議席番号は13番です、ご安心ください👋

さて、ここで提言していました「同居条件の撤廃」について、その後共生共創部にて検討を重ねていただき、2022年12月についに条件変更となりました!!!
検討、作業いただいた担当課職員のみなさま、新人議員の私の稚拙な質問を真摯に受け止めていただき本当に感謝します・・!!!🥺


パートナーシップ宣誓制度の条件変更のお知らせLINE


質問をするにあたり

本質問にあたっては私の周りにいる同性カップルたちとお話するなかで気付きや疑問が浮かび、質問としました。そしてついに社会のルールをアップデートとすることができました。
社会で「いないこと」にさせられやすい、そんな経験をたくさんしてきている人たちがいる。
存在をないことにしない
同性愛者も異性愛者も関係ないです、政治に声を託してくれてありがとう。

議会の豆情報

ちなみにこれは議会マメ知識なのですが、行政答弁にはある一定のお作法みたいなものがあるらしいのです。
議員の質問に対して
①「具体的に検討して参ります」「前向きに検討して参ります」は、実現する可能性大の答弁。やる予定があったり、市の方針とマッチしているといいますか。
②次に「検討します」は、やるかもしれないけど直近はあんまり考えてないなぁ、みたいな感じ。でも必要そうだよね?みたいな。
③「研究して参ります」は、全然考えてなかったし今も直近は特段必要性感じないな~でも頭の片隅に置いておきますねって感じw
雰囲気は私の想定で、その熱量具合はさまざまかと思いますが、私はこんな感じと想定していますww
※行政関係の方で、良く知ってる、経験のある方などはぜひコメントください🥳

追記._____.--

元職員の方から肌感ある補足いただきました、ありがたや~
思ったより前向きだった!嬉しい

>答弁の文言「検討します」「研究します」、決まりがあるわけではもちろんないと思うけど、「研究」というと「検討するにも勉強しないと検討には入れないんで、これから勉強しますね」という意味で検討より前の段階、というイメージ

https://twitter.com/noahhirasawa/status/1618001700455088135?s=20


なお、パートナーシップ宣誓制度に関してはこれ以外にも
🌟ホームページの記載に「事実婚の方も対象だよ」って載せてもらう
🌟パートナーシップ宣誓制度に関する資料を、担当課窓口のみでなく、市役所ロビーの人目のつくところに配架してもらう
なども対応していただきました🥺感謝であります・・・!!!


鎌倉アップデートチャレンジは続く・・

提言して即実現、のような政策は実はほとんど少なく、多くの政策は実現がかなわなかったり、今回のケースは1年かかって実現していただきましたが、実現までもっと長くかかるケースも多くあります。

政治、行政事業は民間事業と異なって難しい部分も多いですが、それでもひとつひとつこのように変革を実現していく、それを鎌倉アップデートチャレンジの活動として今後も継続していきます✊

地味だ、とかもっと仕事しろ、とか言われますがご勘弁を🤣
ちなみに今回のトップ写真は、初心に帰って!2021年9月の議会写真をば、初々しい??

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