鎌倉市議会議員研修「フェアトレードについて」
年に2回、議会みんなで学ぶ「議員研修会」
鎌倉市議会では毎年2回、様ざまなトピックについて全体研修を行なっています。
2024年8月19日にその議員研修会が開催されました。
トピックは「フェアトレードについて」
現在、鎌倉市が目指している「フェアトレードタウン登録」、そのためには議会の決議が必要となるため、9月定例会の事前にこの研修を組まれた感じかなと思います。
講師の方々
特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン 事務局長 潮崎真惟子さま
鎌倉エシカルラボ 共同代表 稲葉哲治さま
潮崎さまの講演の抜粋←
男女の経済ジェンダーギャップが解消されるまでには169年かかる、とされている!!
10大コーヒー生産国のうち8カ国ではコーヒー農家の平均的な収入が貧困ライン以下になっている
児童労働、世界の子ども10人に1人が学校に行けず労働をしている状況
SDGsでは「2025年までに児童労働をゼロにする」としているが・・・??
気候変動でコーヒー豆も栽培地が50%減少してしまうと言われている。
バナナも!
政府の間でも、途上国の生産地における人権のルール作り急増!!
企業のサプライチェーン上の人権ルールの制度制定が増加している
稲葉さんの話
フェアトレードタウンになると
・作り手がわかって安心安全無商品が手に入る!
よいものを安定して長期的に購入できる。価格の乱高下に左右されない商品供給ラインを確保することが出来る(食料安全補償)
未来に対しての想定される効果!
・世界のさまざまな国や地域との繋がりを実感してもらえる
・気づかないうちに誰かを傷つけていないかと想像する力を養える
・自分の日々の選択が未来につながっているという民主主義的な視点を養える
・シビックプライドが育つ
研修を受けた一議員の所感
これまでも「フェアトレード」という言葉は知っていたし、世界の格差是正のために必要な取り組みなんだと考えていましたが、今回潮崎さんの中の「Trade,not aid」とのフレーズから、あぁ、サポートではなく、相手とフェア(公平)にトレード(やり取り)することが何より、相手の人権を尊重することなんだと言うこと、そしてそのサイクルを回す社会を構築していくことこそが今の社会課題の解決への間違いない道だなと感じました。
世界のすべての人たちのことを考えてフェアトレードの行動をすることはもちろんですが、目の前にいる人たちとの日々のやりとりもフェアトレードでありたいと感じました。
今後、鎌倉市では議会でフェアトレードタウンになるための決議が出される予定です🚩
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