最近の記事

近代仏教学

1.近代仏教学とは仏教学と一口に言っても様々な分野がある。 地域という観点では、インド、スリランカ、ネパール、チベット、中央アジア、モンゴル、中国、朝鮮、日本、タイ、カンボジア、ヨーロッパという視点がある。 そこに時代という枠組みが加わるとさらに分野は枝分かれする。 そして時代に加え、思想的な切り口も加わると果てしなく研究領域は広がる。 「インド 3~4世紀 空」、「中国 7~10世紀 禅」 ここにさらに経典・論書や人物が入ってより詳細になり研究が行われるのである。

    • 調べ方について(2)

      前々回で「調べ方について(1)」を書いた。今回はその続編である。 今回の「調べ方について(2)」では、(1)のような調べ方についてではなく、知識・情報を得る方法を重点的に紹介していきたい。 1.ニュースニュースを見ることは情報を得る手段として非常に便利である。 ニュースは自らの関心に関係なく、世の中で「重要」とされる事柄についての記事が発信されるので、知識が偏りにくいと思われる。 (しかし近年では発信媒体によって偏りが指摘されることもあるので、いくつかの媒体に目を通した

      • 仏教あれこれ

        今回は仏教についてゆるく書いていきたい。 なぜ仏教に興味を持ったかについて話そう。 齢18歳ぐらい。 浪人生。浪人ってなにかかっこいい字面であるが、なにもそんなことはない。ただの予備校生だ。 といっても予備校には徐々にいかなくなっていき、夏の終わりごろはクラスも変更し、もうなにがなんだかわからない状態だった。 まぁ今でも前後左右不覚であり、その当時より悪い状態かもしれないが。 勉強には身が入らず、よく予備校へ行く振りをして昼食代の500円を握りしめてファミレスのモーニ

        • 調べ方について(1)

          1.はじめにインターネット上には玉石混交ともいえる様々な情報がある。 匿名で発信ができるため適当な発信ができるのである。(私も例に漏れないが) 匿名性がある種インターネットの良い点でもあり悪い点でもあるのは皮肉なことである。 そのような状況でもインターネットを用いて調べ物をすることが多いのが現状であるが、ではどのようにすれば信憑性の高い情報を手に入れることができるか。 そのノウハウを少しでも提供できればと思う。 2.論文言わずもがな、インターネット上で信頼の置ける情

        近代仏教学

          応病与薬としての仏教

          1.仏教とは前回の内容から大きく外れてしまうが、少し仏教について考えてみたい。 なぜかというとあまり表立った理由はないが、巷であふれている仏教関連書籍の「心が落ち着く」「ストレスが無くなる」「生きやすくなる」などの触れれ込みに疑問を常々抱いていたから、少し言及したいと思ったからである。 ではそもそも仏教とは何か。 様々に定義でき、学者の数ほど定義があると言えるかもしれないが、ここでは仏教を「仏の説いた教えであるとともに、仏になるための教えである」*1と考えておきたい。

          応病与薬としての仏教

          心を病んでしまったら

          心を病んでしまったとき、どこに相談したらよいのだろうか。 身近な人にはなかなか相談できない。だとしたらどこに行けばよいのか。 そう思い、家の近くのメンタルクリニック、心療内科を検索する。 少し大きな街であれば何件かヒットするであろう。 評価を見てよさそうなものを選ぶ。 ホームページを見る。 すると電話で予約する必要があるという。 予約… すでに心的なハードルが高い。 予約。電話。 電話ですんなり予約できる人はそこまで症状は悪くないと思う。 はじめて受診し

          心を病んでしまったら