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家の基礎コンクリートは雨に打たれても問題ないのか?

こんにちは。住宅コンサルタントのならざきです!

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。

よく、勉強でもスポーツでも基本や基礎が大事と言われます。家づくりでも基礎は、家をしっかりと支える構造上、主要な部分の一つです。梅雨や台風の時期、また冬の雪の多い季節などに、基礎工事を着工すると、打設したコンクリートが雨に打たれたていたり、基礎の中が水浸しになっている現場を見ることもあります。



家の基礎コンクリートは雨に打たれても問題ないのか?

現在、木造住宅を手掛ける多くの住宅会社や工務店では、ベタ基礎を採用されている会社が圧倒的に多いと思います。基礎工事は、おおむね1か月程度の期間を要しますが、その間には晴れの日も雨の日も、雪の日だってあります。打設された基礎コンクリートが雨で濡れてしまったり、基礎の中がプールのようになってしまっても大丈夫なのでしょうか?

そこで今回は、基礎工事の段階で、コンクリートが雨に打たれたり、水浸しになっても問題ないのかを言語化しておきたいと思います。

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基礎コンクリートは化学反応で固まる

基礎コンクリートのは、生コンの状態でミキサー車で現場に運び込まれて、型枠などに流し込み施工されるのが一般的です。時間の経過とともに硬化し、打設日からおよそ1か月ほどで必要な強度以上になるように設計されています。ちなみにコンクリートは、打設後、少しずつ硬くなっていき、5~6時間後には、形が変えられない状態まで固まります。



雨に打たれても問題ない場合

コンクリートの打設前の雨は全く問題はありません。打設後については、先ほども書いたように、5~6時間ほどで形が変わらない程度まで固まるため、その後の雨は、コンクリートの適度な湿度を保てるため、問題ではありません。どちらかと言えば、表面が一気に乾燥してしまう環境の方が心配で、注意をしなければ思うような強度が出ないことがもあります。ひどい場合には、表面にひび割れなどが生じることもあります。

またコンクリートの打設後、数日後に雨に打たれ、基礎内がプールのように水溜まりが出来ている場合もありますが、もともとコンクリートは水が浸透しにくい材料ですから、こちらも問題ではありません。


雨に打たれると問題がある場合

基礎コンクリートが雨に打たれて問題のある場合は、例えば、打設中に雨が降ってきた場合などです。基礎コンクリートは、必要な強度を出すために、セメントと水の配合割合を調整して施工しています。そのため、打設中に雨が降って配合の割合が変わってしまうと、求めていた強度が出ない場合があります。

また、基礎コンクリートの立ち上がりの部分など、表面をコテで抑えて仕上げをした後に雨が降ると、雨跡が残りキレイに仕上がらない場合もあります。このようなタイミングで雨に降られると問題があると言えます。そのため、打設後に雨が予想される場合は、ブルーシートなどで全体を養生することもあります。


最後に

基礎コンクリートは、住宅にとって構造上、非常に重要な部分であるために心配をされる方も多いかも知れません。しかし特性などを、しっかりと理解しておけば不必要な心配をすることもいりません。

今回、解説をしてきたように、化学反応で硬化する基礎コンクリートは、打設直後の雨以外は問題がないと言えます。どちらかと言えば、湿度より乾燥の方が大敵です。正しい知識を身に付けていただき、後悔のない家づくりを楽しんでください。何か気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。



★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。

人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。



それでは、また~^^/


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