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開業前に考えたい売れるためのキッチンカーブンランド戦略

売れるキッチンカーほどブランド戦略を立てている

現在店舗を持ち、キッチンカーを次の認知獲得戦略と睨んでいるオーナーは、確実にブランド戦略を実行しています。

そして、メッセージを顧客へ届ける必要性を店舗で実感しています。

ブランドとは、一貫性があり、視覚情報、匂い、食感、言葉どれもが顧客にとってブランドをイメージできる要素です。
それらを揃えることで顧客体験が増すことを先駆者たちは理解しているのです。

ですが、新規参入のキッチンカーほどブランド戦略を持たずに参入をし、結果に結びつかない例が後をたちません。

ブランド戦略がしっかりしている、メッセージが伝えられている、ということは、あなたのキッチンカーを見た時に、あなたのキッチンカーで何が得られるのかが瞬時に顧客側イメージできることです。

キッチンカー事業を成功させるには一貫性のあるメッセージを確実に顧客へ届けることで、リピートし、拡散したもらうための、ブランド戦略をもつ必要があります。

キッチンカーのブランディングの必要性

僕たちはいま、キッチンカーの事業にサービスデザイン、顧客へのブランディング支援、マネジメント、品質管理の面でたずさわっています。
また、キッチンカーでサービスデザインがどう販売に繋ながるのか、などの視点からキッチンカーでのテスト販売も経験してきました。

リアルな店舗に比べて、初期投資抑えることができるため、キッチンカー市場は新規参入がしやすい市場です。

そのため競争は激化してきており、イベント出店や大学への定着アプローチなど、人が容易に集まり、収益化しやすい市場はもはや参入が厳しいのが現状です。

飽和した市場だからこそ、キッチンカービジネスを考えるのなら、ブランドを軸とした運営を考えなければいけません。

例えば、ブランディングには、構想、経営、マーケティング、コミュニケーション、実践・管理の5つのフェーズがあります。

どんなブランドも(商品ブランド、サービスブランド)フェーズごとに細分化して考えていく必要があります。

キッチンカーのブランド戦略にもフェーズごとに適した施策が必要なのです。

ですが、僕が見てきた中で、どのオーナーも基本的な各フェーズを飛び越えてキッチンカーを購入されているように感じてしまうのです。

それによって、メッセージの一貫性がブレてしまい、顧客を逃している例が後を絶たないのです。

フェーズごとに適した施策をすることによって、顧客に一貫したメッセージを送る。
これこそが売上を大きく左右する大切な要素なのです。

※自分でできるブランド構築のメソッドはこちら

自分たちがつくる商品は誰のためにつくるのか

イベント出店などでは食べやすさ、持ち運びの良さ、気軽さ、ワンコインなど効率的に商売を回すことが優先されます。

キッチンカーとは別にリアル店舗がある場合、既存顧客は喜んでイベントまできてくれます。
「あのお店のメニューがキッチンカーで気軽に食べられるんだ」などの口コミ効果も起きやすいのも、口コミ戦略の一つですね。

ですが、これはリアル店舗を持つ戦略です。
既にお店がブランドとしてある一定の認知が起きているから、口コミや集客といった相乗的な効果に結び付きます。

これから新規参入するキッチンカーが同じ戦略で同じような効果を期待できるでしょうか。

既にブランド化されたキッチンカーにも、同じようにブランド構築時期が必ずありました。

誰に対してどんな商品を我々は提供できるのかを徹底して考える。その結果、明確なメッセージがメニュー、価格、テイクアウトスタイル、出店場所などに反映されるのです。

新規参入するキッチンカーは、しっかりとしたブランド基盤をつくり、顧客に対して明確なメッセージを提示する必要があります。

差別化や目立つキッチンカーをつくることもある意味重要なことですが、それよりも、あなたのつくる商品を誰が、なんのために、なぜ購入するのかを徹底して考えることがまずは必要なことです。

不特定多数の人に届けたい気持ちもわかります。ですが、まずは誰かに刺さる商品を届けることで、あなたのキッチンカーに固定客が必ずつきます。
これがファン化です。

ブランド構築は顧客との継続したタッチポイントを形成し、ファン化を起こすために必要な戦略なのです。

キッチンカーブランド戦略を実践する

これからする質問に対して答えてみてください。
ブランド構築に必要なものをできるだけ拾えるような質問形式にしています。

これらの問いに対して答えていけば、キッチンカーでのあなたが戦うべき市場や、ブランドの全体像が見えてくるようになっていますので、お時間が許すのであれば、一度質問に答え見てください。

  1. ブランドとしてどんな目的で何を提供しようと考えていますか?

  2. あなたのお店はどんなお客さまを想定していますか?あなたのお店はどんなお客さまを想定していますか?

  3. あなたのキッチンカーはどの市場で活動しますか?

  4. 自分たちが考える市場での競合は?

  5. どれだけの予算をどこに使うかを計画できていますか?

  6. ストーリー意識して活動していますか?

  7. 顧客とどんなコミュにケーションを取ろうと考えていますか?

  8. 試作品、テストマーケティングを計画または実行していますか?

  9. キッチンカー制作会社に自分たちの指針を明確に伝えられる準備はありますか?

  10. 顧客体験を意識した改善を繰り返していますか?

さて、どうでしたか。
答えられなかったところは、考えて答えを出せば確実にメッセージの一貫性に繋がりますので、やってみてください。

今やキッチンカーは参入障壁が低い分、激戦市場となっています。
古参の店に勝つには、明確なメッセージを顧客に向けて発信する。ブランド戦略を持つことが成功への近道だと僕たちは考えます。

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