トレードの基本

はろはろ!
ふぉーんです。

前回までは、テクニカル分析の基礎を話してきました。
このまま"インジケーターについて""オンチェーン分析について"等、テクニカル分析の話を続けていこうかとも思ったのですが、(実際に書きかけたんだけど・・・)

「仅仅靠分析是不足以赚钱的!」
「Поскъпнахте с BTC, докато го анализирах. Техническият анализ е пропусната възможност!」
「Vairāk ziepju zeme nekā tehniskā analīze! Noteikti ziepju zeme!」

等の幻聴が聞こえてきたので、今回はテクニカル分析はいったんお休みして、トレードの基礎の話をしていこうかと思います。

尚、当記事ではレバレッジトレードを念頭に話を展開していきますが、現物であってもトレードの考え方は変わりません。(レバレッジがない分単純化されるだけです。)

また、この度このnoteを書くにあたって、おまけとして
「適正ロット算出シート」
というトレード感覚を養うことが出来る便利なシートを作成しました。
この記事の最後につけておきますので是非ご活用ください。

もちろん、無料配布です。

崇めよ。

※この記事は、私「ふぉーん」が思うトレードの基礎を書き綴っただけのものです。投資助言ではありませんので、弱小トレーダーのエンターテイメント記事としてご覧ください。

勝率は追い求めるな

皆さん、トレードでに勝つために勝率って必要だと思いますか?

僕個人としては、”トレードに勝率はさほど重要ではない”という考えです。(だからといって勝率30%とかは論外だよ。)
勝率に拘るのではなく、「損切幅より利確幅を大きくとれる位置(後述するリスクリワードレシオが高いところ)を探してエントリー&イグジットする。」ことが何より重要。

利確幅と損切り幅が適切でルール通り動けるのであれば、勝率は5割でも大丈夫です。
ここをしっかり理解しましょう。

私たちは神様ではないので、どれだけ精度の高い分析を行ったとしても、予想が外れる事は日常的にあります。
大事なのは、その時にマイルールを破らない事。

僕も、ここに気付けるまでかなり苦労しました。
ここを理解していないと、前までの僕のように設定した損切を深く設定しなおしたりしてマイルールを守れず、結果死にます。
損切りは勉強です。されちゃったら自分の分析や建値・損切幅が甘かったということを認めて次に活かしましょう(自分に言い聞かせてます。)

リスクリワードレシオについて

では、適切な損切幅と利確幅とはどうやって導きだしたらいいのでしょうか?
ここで出てくるのがリスクリワードレシオという考え方です。
名前はかっこいいですが、内容はすごく単純。

リワード(利確幅)をリスク(損切幅)で割った値です。

実エントリー時には、これが最低でも2以上になるような利確幅と損切り幅を設定できるエントリーポイントを探していきましょう。
言い換えると、「利確幅が損切幅の2倍以上になるように」ということですね。
因みにトレーディングビューでも、「ロングポジション」「ショートポジション」という項目で、簡単に見ることが出来ます。

ロットについて

ロットとは、発注量のまとまりの事です。
BTCを取引する際のロットの単位は通常、BTCで語られます(1lot=1BTC)が、これは直感的に分かりにくいです。なぜなら、BTCの価格は常に変動しているから。

例)手元にある2000ドルの証拠金があります。BTCが40000ドルとすると、この証拠金のロット数(レバ無し)は2000/40000=0.05

といった感じの計算ですね。例では分かりやすい数字で考えたので暗算でも出来ますが、これが実際の金額で出来ますか?
頑張って計算出来たところで、今度は0.05ロットって何ドルなん?ってなりますよね。そうこうしているうちに、BTCの値段は変動します笑
あなたが、これらの計算を瞬間的にできる天才でないのであれば、ロットはドルベースで考えることを強くお勧めします。

分かり難い概念をそのまま使うと、まあ負けます。単純化できるところは出来るだけ単純化して理解を深めた状態で臨みましょう。

このnoteの最後につけている適正ロット算出シートも、ロットについてはドルベースで作成しました。

こんな感じのシートです。詳細は後程説明いたします。

簡単なプログラミングができる方限定の話にはなってしまいますが、ロット表示がBTCしかない取引所(bybit等)で戦うのであれば、以下の様なプログラミングを書いて適正発注ロットをBTCで自動表示してあげると便利です。
バイナンス等であれば、USDTで入力できるので必要ありません。

プログラミングについては趣旨から外れるので割愛しますね。

2022/2/23追記
こんなことする必要なかった笑
改訂版のシートを作成したのでそちらをお使いください。(この記事の一番下にあります。)

許容損失率設定によるリスク管理

トレードで重要なことの一つがリスク管理です。
よく言われるのは許容損失率2%での運用。
これは、騰落率の大きい仮想通貨のレバレッジ取引(特にハイレバ)だと、結構シビアな数字です。
僕がおすすめする損失許容率は2%~5%の間での運用。

許容損失率を下げると、適正ロットは小さくなるので、利益額は減りますが、損切額が小さくなってリスクが下がります。
許容損失率を上げると、適正ロットが大きくなるので、利益額が増えますが、損切額が大きくなりリスクが上がります。

この許容損失率に密接に関わってくるのが「損切幅」です。

損切幅が小さいと、ロットを大きく積むことが出来ます。
逆に、損切幅が大きいとロットは小さく積まないといけなくなります。

ご自身が「損切による損失額を資金の何%まで許容できるか」また、「どれだけ損切幅の小さいエントリーポイントを立てられるか」を考えたうえで、許容損失率を決定するといいのではと思います。

許容損失率については、コロコロ変更するのはお勧めしません。
適切だと考える許容損失率を一度決めたら、マイルールとしてその身に刻んでトレードしていきましょう。

適正ロットを算出しよう

皆さん、適正ロットを理解した上でトレードしてますか?
適正ロットの理解はトレードする上でかなり重要ですが、なんとな~くやっている人が殆どだと思います。
適正ロットの管理と適切な運用ができていれば、相場からの退場率がかなり下がります。

うるせえ!俺は全額フルレバでぶっ込むんじゃ!!!

って方は、お帰り下さい。
適正ロットを求めるためには、前項で決定した許容損失率を使用します。

トレード口座金額×許容損失率=許容損失額

許容損失額が算出出来たら、各トレードごとの損切幅を設定してあげれば、トレードごとの適正ロットを求めることが出来ます。

損失許容額/損切幅(%)=適正ロット

レバレッジ取引の場合は、許容損失額/損切幅(%)×実行レバレッジが計算式になります。

これで適正ロットが算出出来ましたね!

算出した適正ロットを見てみよう

さて、先程の項で適正ロットが算出できました。

レバレッジ取引の場合(特にハイレバの場合)は、適正ロットがかなり小さい値になっていることと思います。
今まで口座資金50%以上でハイレバをカマしていた方たちは、今までのトレードのリスクの高さを感じてもらえると幸いです。
ハイレバで入るのであれば実行ロットを適正ロット以下に。手数料等の問題で実行ロットを上げたいのであればレバレッジを下げて調整しましょう。

これをするだけで格段に負けにくくなると思います。

BTC等の時価総額の高いコインの現物取引の場合は、損切幅を大きく設定していない限り、適正ロットが口座の金額を超えてしまったりしますが、これについてはリスクの低い取引という事で問題ありません。

玉分割エントリー

今度は玉分割について簡単に説明いたします。
「玉」とは、「建玉(たてぎょく)」を略した名称で、英語にするとポジション。つまり、「玉分割エントリー」=「ポジション分割エントリー」の事です。
重要なのは、通常行われる「ナンピン」とは性質が異なるという事。
戦略的な買い下がりor売り上がりエントリーが「玉分割エントリー」です。

玉分割っていわれても、資金どうやって分けたらいいか分からないですよね。
そこで、前項までに算出した適正ロットが活きてきます。

エントリー毎の比重を加味したうえで適正ロットを算出して資金の割り振りをするイメージですね。

詳細な計算を書いていくのは面倒なので、もう次項の適正ロット算出シートを見てください笑

適正ロット算出シート(無料配布)

こちらが、作成したシートです。

グーグルスプレッドシートで読み込んでご利用ください。
特有のバグなのか、読み込んだ時に行幅が変わることがあるみたいです。申し訳ないですが、該当行をダブルクリックして修正した上でお使いください。
このシートを活用してトレードするとリスクリワードの感覚を養うことができ、損失額がコントロールできるので、彼女が出来て宝くじが当たって札束風呂に入れます。
大まかな使い方はシート内に記載していますが、少し捕捉しますね。

RRレシオは最低でも2以上になるように参入価格と利確予定価格、損切予定価格を決めましょう。
前回前々回の記事を読んだ皆さんであれば、適切なエントリーポイントと、ここを割ったら損切り!というポイントは見つけられるのではないでしょうか。
これらをもとにエントリーポイントを決めてあげれば、RRレシオが2を下回ることはあまりないと思います。

それでも適正ロットが思った範囲の値にならない場合は、実行レバレッジを変更してみてください。
RRレシオが2以上なのに適正ロットが思ったところに落ち着かない場合は、実行レバレッジを調節します。

損切予定幅が小さいポイントで自信をもってエントリー出来るようになると、自ずとRRレシオが大きくなり、実行レバレッジを高めることも出来ます。

現物取引で活用する場合は実行レバレッジを1に設定しましょう。
現物取引でも使えます。(ガチホ前提ならそもそも不要ですけど。)

2番目のシートでは実行ロットを自身で設定できる仕様にしているので、細かな損失管理をしたい場合にご利用ください。

2つ目のシートは実行ロットを自身で設定する仕様です。

玉分割エントリーには、比重を設定出来ます。

因みにメイカー手数料・テイカー手数料などの取引所で発生する手数料に関しては無視しているので(入力項目が多くなると直感的に使いづらいと思ったので)、そこら辺はご自身で加味して判断してもらえればと思います。

以下のページは寄付用です。内容はありませんので悪しからず。
「このnote見たら彼女出来ました!」
などのコメントもお待ちしています!
寄付いただいた方は、不明点等DMで全て対応しますのでよろしくおねがいします。

それではまた!

2022/2/23追記
シートに、ロット数(取引通貨)の項目を追加しました。
参入価格をもとに、自動計算されます。
かなり便利なシートなのですが、使い方が分かりにくいかもしれないので、YOUTUBEで解説動画を作成するかも・・・?

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