テクニカル分析 チャートパターン

やっほー。ふぉーんです。

テクニカル分析第1回の「線の引き方」はどうでしたか?
有難いことに僕にしては多くの反響をいただけたので、第2回も頑張って執筆させていただきます。

第2回はチャートパターンについて、大事な部分をお伝えできたらと思っていますのでよろしくお願い致します。


このnoteを見て、まず皆さんはこう思った筈です。
「おい、クソまぐろ!何有料にしてくれてんだよ!!」

・・・皆さん、落ち着いてください。

寄付したいという声が2件だけあったので、
寄付したいという声がちらほらあったので、今回から、投げ銭用に金額を設定させて頂きました。

本編は前回同様、全て無料で読むことが出来ますのでご安心を。

無料noteを謳ってますから当然ですね。

尚、今回の記事も含めて僕が記述した全ての記事は、僕自身が今までに得てきた知識と経験をもとに書いたものです。
なるべく間違いの無いように精査してきたものではありますが、100%正解でない部分もあるかもしれませんので、その点はご留意頂ければと思います。

内容が刺さったら、いいねやフォローを是非お願いします☺
では、いってみましょう!

○チャートパターンって何???

チャートパターンとは、トレンドラインや水平線等の組み合わせによって形作られるチャート形状のことです。

先日Twitterでも呟きましたが、このnoteは、

「こういうパターンがあるよ。ハイ頑張ってね。」

みたいな、何の参考にもならない記事(割とよく転がってるやつ)にならないように、気を付けて書いていきます。

○チャートパターンの種類とその特性

一先ず、どんなパターンがあるのかを知らなければ、話が進まないので、一般的なチャートパターンをご紹介します。

見辛いので、PDF用意してます。



ざっとこんなところでしょうか。

上記紹介パターンについて

ある程度メジャーで使い所が多いものに絞りました。

ブロードニングフォーメーションは、一般的には反転パターンだと言われていますが、値動きに迷っている時に発生しやすいので、このようなカテゴリーにしました。

平行チャネルについては、若干考え方が異なる為、ここでは割愛しています。
ダイヤモンドフォーメーションは、出現頻度が少ない為、割愛。
スパイクトップ(ボトム)については、突っ込みロング(ショート)とショートカバー(ロング損切)が組み合わさった後の新規ショート(ロングメイキング)により突発的に出るもので、OI分析を取り入れないと予想が難しく、チャートパターンに当てはめて考えていく今回の趣旨から若干外れる為、割愛しました。
他にも、ブロードニングフォーメーションとウェッジが組み合わさったパターン(ブロードニングウェッジ)など、膨大なパターンがありますがこれに関しても出現頻度が低いのと、意識されにくいパターンであるため割愛しています。

※テクニカルチャートパターンは、多くの人が意識してこそ初めて成り立つものです。意識している人が少なければ、それは効きにくいパターンになってしまいます。
コアなパターンを知っている人が強い訳ではなく、より一般的なパターンを正しく押さえられることが重要だと思います。←ここ割と重要

○チャートパターン分析をする上で一番重要なこと

最重要事項です。
チャートパターン分析をする上で一番重要なこと
それは、”正しいチャートパターンを当て嵌められている”ことです。
昨年末だったでしょうか、BTCがブルウェッジを描いていた時に、Twitter上で「現在BTCはディセトラだ」としている人を多数見かけました。

ブルウェッジは上抜けることが多いチャートパターン。
それに対してディセトラは下抜けることが多いチャートパターンです。

結果、ブルウェッジの定石通り上抜けたのですが、なぜこのような間違いが起きてしまうのでしょうか?

第1回を熟読して下さった皆様はもう分かっているはずです。
そう、「ディセトラだ!」と言っていた方たちは、「線の引き方」に問題があったのです。

正しく効いている線を引くことができれば、正しいチャートパターンが描けます。
線の引き方については、第1回にて詳しく説明していますので、まだ見ていない方はそちらを読んでいただければと思います。

チャートパターンを描く時には時間軸にも意識を

「チャートパターンを正しく当て嵌めるために正しく線を引くことが重要」
これだけでは、第1回と同じ内容になってしまいますね。

実は、チャートパターンを正しく用いるためには、もう一つだけ注意しなければいけないポイントがあります。
それは、時間軸の意識

Twitter上で良い教材を見つけました。
これは、数万人のフォロワーがいる所謂インフルエンサーと呼ばれる方の分析。

BTC-JPY (4H足)
特定されると迷惑が掛かるので、画像を見ながら同じように線を引いてみました。

これを見てあなたはどう思いますか?
「ほーん、アセトラじゃん」
と思った方、不正解です。

※アセンディングトライアングルの事を「アセトラ」と呼びます。

内容について見ていきましょうか。
水平線については多少歪ですが、確かに効いてそうですね。
しかしながら、トレンドラインに関しては完全に効いてない線の引き方をしてしまっています。
以前お伝えした「線の引き方」という観点からすると、効いてない線を引いてしまっているところが間違いと言えそうですね。

ここまで分かっていれば一先ず前回の復習はバッチリです。

ですが、今回お伝えしたいのは「線の引き方について」ではありません。「時間軸の意識」です。

下記画像をご覧ください。

◎が効いていると仮定して話を進めます。

実際には効いていないポイントも多々ありますが、便宜上、◎にヒゲ先が来ており、引いている線が効いていると仮定してください。
もし、このような条件だったとすると、網掛け部分はアセトラと言えるでしょうか?

答えはNOです。

何故かと言うと、同じ時間軸の中で上下のサポート・レジスタンスが意識されていないからです。
第一回で気を付けよう!と言ってきた「ご都合線」ならぬ「ご都合チャートパターン」という訳ですね。

また、アセトラはボラティリティが徐々に小さくなるパターンですが、これにも当て嵌まっていません。(下記画像参照)

最初(左長方形)よりも、時間軸が進んだ後(右長方形)のほうがボラティリティが出ている。
◎で効いている体での話ですが、実際のヒゲ基準ならもっとボラティリティの差が・・・

では、正しいアセトラの形とは?

アセトラの値動きの一例

上記画像(青矢印※チャートは上記の流用なので無視してくださいね。)の様に、同時間軸の中でサポートとレジスタンスが意識されているような値動きであれば、アセトラと言えるでしょう。

まとめると、「チャートパターンが同じ時間軸の中で形作られているかどうかよく見ましょう」というのが、僕の言う時間軸の意識を持つという事です。
判別には多少の慣れが必要ですが、判別ルールは線を引く時と同様、”3点”を同一時間軸の中で意識すれば間違いない様に思います。

しっかりとチャートパターンを判別できるように、「時間軸」を意識しておきましょうね。

○チャートパターンおすすめの覚え方

これは僕も実践してきた覚え方です。
チャートパターン表を見て覚えるよりも確実に身につく方法だと思います。

そのやり方とは、、、

線を引いて出来上がった形が何のパターンかを調べる(確認する)

これを繰り返すだけです。
※線を引かないパターン(ダブルボトムやソーサーボトム、カップウィズハンドルなど)に関しては、目で見つけられるように意識しておきましょう。

誰かが描いたチャートパターンではなく、自分で導き出したチャートパターンだからこそしっかりと記憶することが出来ます。

本当に覚えやすいので、ぜひ実践してみてください。

パターン探しを実践練習する際のポイント

最初は、現時点のチャートでパターンを見つけることは難しかったりするかもしれない(トレンドラインを形成中の段階でそもそも線が引ける状態じゃなかったりします)ので、過去のチャートを用いて線を引きまくり、パターンを見つけていきましょう。
5分足などの短い時間足だとローソク足が多いので、線を引くポイントも見つけやすいと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?
第1回で線の引き方をマスターした皆様は、割と取っつきやすい内容だったのではないでしょうか。
第1回の内容がしっかり頭に入っていれば、今回に関しては”チャートパターンの種類と特性”を覚えるだけです。

少し量が多いので、最初は難儀するかもしれないですが、先述したおすすめの覚え方でコツコツやっていくと必ず覚えられると思います。

では、第3回でお会いしましょう。

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以下、投げ銭用の文章を記述します。
講座に関しては無料部分にて完結していますので、見なくても何も問題ありません。
「寄付をしたい!」という奇特な方神様だけ、購入するようにしてくださいね。
割と執筆自体も大変なので、僕自身としては寄付をしていただけると本当に嬉しいです。

因みに、以下に記述している内容は、前述した「チャートパターンを描くときには時間軸にも意識を」で紹介したチャート画像に僕が線を引いたらどうなるか?というものと、それに付随したちょっとしたクイズです。

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