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5月31日(金):長寿&消齢社会では世代をまたいだコミュニティづくりが大切

先般の経済財政諮問会議でウェルビーイング社会の実現に向けた方策を議論するなか、高齢者の定義について「5歳延ばすことを検討すべき」との指摘を受けて最近は関連したことを記していましたが、本日もその続きをもう少しばかり。

昨日は書籍「消齢化社会(博報堂生活総合研究所著)」のことを引き合いにしながら、個々が年齢や世代に囚われない生き方をしていくための前提は心身の健康であることや、人との関わり方が大事になる旨に触れました。

そこでも書いた通りですが、書籍内では全年代的に価値観の違いが小さくなることで、年代をこえて「見知らぬ人ともわかりあえる」という共通認識が生まれ、他者への関与の姿勢が積極的になることに言及しています。

今回のテーマである高齢者でいえば、年齢を重ねた先にデモグラフィック的な高齢者のコミュニティだけに身を置くのではなく、世代をこえて共通の価値観や趣味、ライフスタイルで若い人ともつながりやすくなるので、世代をこえた社会的なつながりの形成もまた、長寿社会を生きていくなかでの大事な要素になると思っています。

そうした社会的な変化のなかで私たちのような民間企業は従来の通常のサービスに「出会い」や「交流」、「対話」の要素をプラスした取り組みを考え、それを仕組み化していく意義は大きいでしょう。

自社はスクール制小型フィットネスクラブを運営していますが、通常の身体を動かすレッスンのほかに、各クラブで様々なイベントを実施しています。

先週末に開催した石垣山一夜城へのハイキングイベントには25名ほどのお客様が参加をされましたが、そこに参加をされていた方々の年代は実に幅広いものでした。

スタッフの家族も含めれば、幼児からはじまりお客様のお孫さんの小学生や中学生、そして20代~70代までの大人たちといった多世代にわたる顔ぶれです。

また別なクラブで先月に実施をしたカラオケサークルにおいても、10代~80代までの各年代の方が集っていた旨も聞き及んでいます。

これらは前述したようなデモグラフィック的な集団ではなく、ハイキングのようなアウトドアやカラオケといった共通の趣味・嗜好による世代をまたいだ集いになっているのがひとつの良さだと思っています。

私たちフィットネスクラブは日常の運動指導が中心ではあるものの、長寿&消齢社会に向かうさなかで、世代をまたいだコミュニティを担える場でもあります。

今後もそうした機会を創出しながらローカル内でのウェルビーイングに寄与できればと考えています。

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