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4月24日(水):「シャレンAWARDS」エントリー、モンテディオ山形の「U-23マーケティング部」

昨日はサッカーJリーグに関連した「2024シャレンAWARDS」のことを記しましたが、本日もその続きをもう少しばかり。

シャレンとは社会課題や共通のテーマ ( 教育、ダイバーシティ、まちづくり、健康、世代間交流など ) に、地域の人・企業や団体(営利・非営利問わず)・自治体・学校などとJリーグ・Jクラブが連携して、取り組む活動です。

こうした取り組みは非常に意義あるもので、Jクラブが単にサッカーをするだけでなく、自らを地域の中に位置付けて地域課題に取り組むことで公益性の高いファンから支持される存在になっていく良さがあります。

本日からは私がファン・サポーター投票の候補にしていたものを幾つか紹介したいと思います。

まずはモンテディオ山形の「10ヶ月300時間!40人の学生と築いた世代のはしご『U-23マーケティング部』の奇跡」と題した取り組みで、概要は以下の通りです。

地方都市における若者の流出という課題と若い世代の人材教育を目的に、23歳以下のマーケティング集団「U-23マーケティング部」を設立した。県内外から高校生・大学生総勢40名が集まり、全41回300時間のプログラムを実施。参加学生の最終試練となった「U-23プロデュースデー」では、企画、集客、運営を学生主導で行った。活動を通してたくさんの成長を遂げた学生は笑顔と自信で満ち溢れていた。

本企画が非常に良いなと感じた観点のひとつは「継続性」と「発展性」です。

実はモンテディオ山形が昨年のシャレンで取り組んだことが「高校生マーケティング探求」という企画でした。

こちらは高校生が本気で挑戦できる場として「高校生を1,000人スタジアムに動員するにはどうすればよいのか?」をテーマにした「教育と実践の場」の創出です。

「サッカー×マーケティング」というワクワクするような場で、なおかつ地域のなかで活きた題材を扱いながら実践的な学びができる機会は大きな意義があります。

そうした前年の取り組みをさらに発展させる形で「U-23マーケティング部」が生まれ、一過性で終わらない継続的な活動と位置づけ、若者たちがJクラブのこと、マーケティングのことに興味を抱きながら地域の企業や行政、選手たちと連携しながら行った活動は、さらに今後へとつながっていくものでしょう。

加えて良いなと思った観点は年間を通じた息の長い取り組みになっている点です。

単発のイベント的な企画ではなく、「10ヶ月、計300時間以上」が投じられているように、腰を据えて期間と時間、そして労を惜しまずに行われた内容が素晴らしいと感じた次第です。

なお「U-23マーケティング部」は年間の活動を終えたあとに第2期の募集で前年比2.5倍の応募があり、選ばれた次の学生にバトンタッチが行われたようなので、この先のさらなる飛躍にも期待したいと思います。

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