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11月27日(月):ヴィッセル神戸の初優勝、三木谷会長の決断と支援に感謝

サッカーJリーグでヴィッセル神戸の初優勝をうけて、本日もサッカーに関連した話を少しばかり。

今回の優勝を決めたホーム最終戦後のセレモニーでは三木谷会長が、かつて民事再生法の適用を申請したヴィッセル神戸の支援を決めた2003年時のことにも言及していました。

「最初はお断りしようと思った。そこで『断ったらどうなるのでしょうか』と聞いたら『クラブは消滅します』と。大きな損失を出すのはわかっていたけど、引き受けさせてもらった。2度の降格がありましたけど、今日で歴史が変わりました」

こうしたやり取りがあった末の決断であったことは今回のコメントを通じて私はじめて知りました。

文字通りの覚悟をもって火中の栗を拾い、Jリーグクラブを救ってくれたことに、いちサッカーファンとして改めて感謝の想いです。

1998年に横浜フリューゲルスの消滅が決まった際には日本サッカー界に激震が走ったわけですが、もし三木谷会長が前述のタイミングで手を差し伸べてくれなければ、再びJリーグクラブが無くなって混迷に陥っていたかもしれませんからね。

またこのような決断に至ったのは故郷である神戸への想いもあるでしょうし、興銀を辞めて企業を決断した時の背景も関連していたものと思います。

かつて三木谷会長が興銀を辞めようと決意したのは、1995年の阪神・淡路大震災の折に様変わりをしてしまった郷里の光景を目にし、さらには親族の死にも直面して人生が有限であることへの気づきが大きかった旨を様々なところで語られています。

そして一度きりの人生のなかで、やってする後悔とやらないでする後悔に考えをめぐらせ、「人生を後悔するという最大のリスクを回避」するべく起業を決断したということでした。

それゆえヴィッセル神戸の再建についての話を受けた時も故郷である神戸への使命感とあわせ、きっと同様なことを考えて後悔のないような決断を意図したものと思います。

ヴィッセル神戸の支援を決めた時点で「やらないでする後悔」は無くなり、それから苦節20年を経てリーグ優勝を勝ち取ったことで「やってする後悔」も無くなったことでしょう。

決断したことが後悔に至らないように、しっかりと結果につなげるべく具現化していく力は見事というほかありません。

Jリーグのなかで神戸がビッグクラブへと育っていく素地はあると思うので、これからの更なる飛躍に期待をしていきます!

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