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4月13日(木):様々な指導現場での学び直しを

昨日はスポーツ現場の暴力等に関連して日本スポーツ協会が設置した窓口への相談件数が2022年度に過去最多になっている旨を記しました。

本日もそれに関連した話をもう少しばかり。

前述の相談件数が過去最多になっている点は、直近になって急速にスポーツ現場での指導で暴力・パワハラ的な指導が増えたというよりも、これまでにもあった問題が顕在化をしてきた、適切に問題提起されるようになってきた結果だと思います。

別な表現をすれば現在の子どもや選手のスタンダードな価値観や認識と、一部の旧態依然とした指導をする指導者側とのギャップによるものと捉えることができます。

こうして新旧の認識ギャップの問題として敷衍すると、これは単にスポーツ現場だけの問題に留まりません。

例えば教育現場の学校での指導でも同様な認識ギャップが生じる懸念はあるし、企業の現場における指導や人材育成についても同じことがいえます。

ちょうど先日には外国人を対象にした現行の技能実習制度を廃止して新たな制度への移行を前提にした見直しが行われる点も決まりましたが、そこでも問題のひとつに現場での暴言や暴力などが挙げられ、直近の5年間で同制度利用者の失踪者は年間で約7,500人にのぼっています。

これらも一例に過ぎませんが、スポーツから教育、企業などの様々な現場で指導の見直しが必要なのは確かでしょう。

昨日も記したようにスポーツ現場でのパワハラや暴力など逸脱した指導に関しては①「確信犯型」、②「指導方法不明型」、③「感情爆発型」、④「暴力嗜好型」の4つに分類されています。

そのなかで、この10年ほどの間に「確信犯型」から「指導方法不明型」へシフトをしている傾向が指摘をされているので、必要なのは指導者の学び直しです。

私たち企業もスポーツ現場での不祥事を対岸の火事だと捉えず、まずは年長者やリーダー側から指導の面での学び直しができればと思っています。

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