台北旅行記①〜我回來了,ただいま〜
2020年3月、コロナが猛威を振い始めたタイミングで、留学先の台湾から帰国した。
それから3年9ヶ月後の2023年12月、ようやくまた台湾へ行くことができた。
今回はそのときの旅行記である。
私が留学へ行ったことをきっかけに、台湾が大好きになった母親と2人旅行だ。
旅行前、ウキウキの母親から「ここよさそう!」「これ、美味しそうだね!」とLINEでいろいろ送られてきたが、(まあまあ落ち着きなさい、私が存分に楽しませてあげますよ)と内心思っていた私。
今回はagodaで航空券とホテルをセットで取り、3泊4日でひとり90,000円弱だった。
羽田ー松山、午前日本発便・夕方台北発便、ホテルも申し分なかったことを考えると、かなりお得だった思う。
出発日、羽田へ向かう京急線内で悲しい事実を知る。
1時間半の滞在時間強制短縮である。悔しいーー
もともと空港は好きなので、空港を楽しむ時間が増えた!とポジティブに捉えることにした。
今回利用したのはEVA AIR、台湾のフルサービスキャリアである。
(最近できたSTARLUX航空もいつか乗ってみたい。)
機内食はこんな感じ。3時間ちょっとのフライトにも関わらず、ありがとうございます。謝謝。
もうひとつの選択肢はすき焼きだったが、日本食か…と逆張り(?)の気持ちでグラタンを選んだ。
でも、そばがついているというオチ。
台湾に到着したら、まずは中華電信カウンターへ直行し、SIMを買う。
台湾へ行くならSIM一択だ。
3泊4日なら1,200~1,300円でデータ無制限で使える。予約不要。
空港から中心部のアクセスは桃園、松山ともに電車で事足りる。
タクシーも安い、でも電車はもっと安い。交通費の安さは、東南アジア旅行いちばんの魅力だと思う。
そして今回泊まるホテルはこちら。
オレンジ色の中和新蘆線、「中山國小(中山小学校)」駅が最寄りのJolley Hotel。
乗換駅ではないためか、この中山國小駅付近はコスパのいいホテルが多いと思う。でも交通の便は申し分ない。
観光客も少ないので、台湾の生活に溶け込みたい人におすすめだ。
予約後に知ったのだが、このJolley Hotelは台湾人にも話題のホテルらしく、友人に「ここ泊まりたいと思ってた!」と言われた。高まる期待…
良すぎる…!
冷蔵庫にレンジ、鍋や食器が備え付けられているところを見ると長期滞在にも向いてそう。
台湾人も泊まりたい、住みたいという理由が分かった。
ホテルに到着した時点で夕方になっていたので、お茶でも飲みながら夜ご飯食べに行くか〜と台湾人の友人にいいドリンクスタンドない?と聞いてみると、ちょうど徒歩数分の場所に「龜記」という場所が。台湾に何店舗かあるみたい。
ここの「紅柚翡翠」が美味しいと話題になったとのことで頼んでみる。
直訳するとグレープフルーツエメラルド、エメラルドは緑茶かな?
う〜〜〜ん、おいしい。
やはり台湾のお茶は裏切らない。
甘さなしでも、ほのかな甘味が広がる。
フルーツ大国台湾の本領発揮だ。
台湾のドリンクスタンドに寄るたび、なんで日本でこういう店が広まらないのかと不思議に思う。
仕事しながら飲みたいのになぁ…
夕飯は母親の希望で鼎泰豐へ。
母親は台湾へ来るたび、鼎泰豊を食べたがる。
日本にも数店舗あるが、メニューの豊富さと味が全然違うので「日本でも食べられるから…」と思わず、台湾へ来た際はぜひ食べてみてほしい。
はい。ここまで読んでくださった方に感謝の気持ちを込めて、鼎泰豊裏メニューをこっそり教えます。
「白麵(ただの麺)」はメニューに載っていないので「白麵(バイミェン)!」と頼んでください。
つるつるの生麺と水餃子、そこに絡むピリ辛のたれ。想像する味とはすこし違って、クセになる。
ぜひご賞味あれ。
これは台湾あるあるなのだが、冬になるとやたらそこら中にイルミネーションが出現する。
そして基本的に誰も見ていないし、そもそも人がいない。
クリスマスに映え写真を撮りたいカップルたちー!台湾来なー!!
かわいそうなイルミネーションたちをここで供養していく。
その後ホテル近くにあるマッサージ屋さんで、1日中酷使した足をほぐす。
美容院と同じで、マッサージもお店の評判とその人の技量が比例するとは限らない。
だから、うまい人に当たったらラッキー♪くらいの心持ちでいろいろなところを試している。
母親は角質取りもやっていて、足裏が赤ちゃんくらいつるつるになっていたので後からやればよかった、とすこし後悔した。
1日目の終わり、この日ホテルに買って帰ったものたちを紹介。
この「青梅竹馬」という梅ビールが本当においしかった。
パッケージと梅に惹かれて買ったが、青梅の爽やかな香りと塩味、ビールの苦味が合わさっていて、ひと口目の衝撃がまだ忘れられない。
これがコンビニで買える世界線………涙
神楽坂にこのビールブランド(タイフー)のお店があるそうだ。今度行ってみよう。
ここで突然、留学時代に知り合った友人から連絡がきて、短時間だったが4年ぶりの再会を果たした。
彼は私が留学生時代、駐在員として台湾に来ていたのだが、そこで台湾にハマり、なんと帰国後すぐに辞職。いまは台湾で彼女と暮らしながら働いている。
「もちろん給料は低くなったけど、こっちに来てよかったと思う。」と、彼は言う。
自分にもうすこしの勇気と行動力があればな、と考える1日目の夜であった。
〜つづく〜
〈おまけ〉
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