見出し画像

腰椎疲労骨折

長いことチームをサポ―トさせて頂いています。

サッカー、バスケットボールを中心に。

理学療法士として、臨床では味わえない経験をさせて頂いています。

選手、チームとともに、汗をかき、悩み、喜びを味わうことができる。
そんな現場は楽しいですね。

コロナ禍ですが、スポーツ活動は続いています。
どこまでやっていいのか、どうやって感染予防になるのか。
何もわからないので、出たとこ勝負な感が否めない。
できることだけでも、出来る限りやるしかないですね。

こんな中でもケガは起こるもの。

表題の腰椎疲労骨折について書きたいと思います。

このチームには、週に1回、フィジカルトレーニングに行っています。
立場的には”フィジカルコーチ”でしょうか。
理学療法士がスポーツ現場に行く際、ケアを中心に活動している方々が多いように感じます。
チームに赴いて治療をする。ストレッチ、テーピング、ケガした選手のリハビリ(運動療法)など。治療をするならチーム外の社会資源(病院・整骨院など)を利用していいと思っているので。
チーム内で治療から復帰まで完結できるところなんてないですから。
私の場合、チームのパフォーマンス向上を目的に、週1回、3時間程度のトレーニングを担当します。チーム全体にメニューを落とし込み。
もちろん動作を作ることに主眼を置くので、アライメントを崩してまで運動をさせることはしません。ケガの元ですもんね。
理学療法士としての立場も踏まえてのトレーニングです。

練習終了後、身体の不調は選手から報告を受けます。
突然、「腰がいたいんですけど…」
選手のひとこと。
「2週前から痛かったんですが、先日のトレーニングマッチ中にズキっと痛くなって、それから痛みが引かないです。」
すかさず、チェック。
腰椎の伸展・回旋…痛い。
圧痛を確認…棘突起を押してみる…「ズーンと響きます。」

ん…画像チェックしよう!

結論からいうと、腰に違和感があるうちに、チェックができて、
負担がかかっている部位を特定し、対策を練っておけばよかったのですが。

ということで、CT画像がコレ。

腰椎疲労骨折初期CT

初期ですけどね。
骨折線がちょこっと。
これくらいだから骨癒合を目指す方が賢明ですね。
しかし、コロナ禍とはいえ、インターハイ予選の真っ最中。
どこまで、休ませるか。骨癒合と高校生の部活の時間。
天秤にかけて、本人が納得いく取り組みをともにできればと思います。

画像でいくと、早くコミュニケーションできた方か。
それでも、もう少し早く情報を得れるような立ち位置にいるべきなのか。
チーム内での役割。
考えますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?