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釣り業界 就活のすゝめ (体験記・アドバイス)

はじめまして。
湯気(ユケ)と申します。
私は大学4年生で、ここまで釣り業界で働くことを目指して就職活動をしてきました。
まだ継続中ではありますが、ありがたいことに一社内定はいただけている状況です。

本題ですが、ここまで私が就活してきた中で体験したことや感じたことを中心に、これから釣り業界への就職を目指す学生の方々に伝えたいことを書いていこうと思います。

拙い文章になるかもしれませんが、よければ読んでいってください。


就活で釣り業界を選ぶメリット

結論からになりますが、釣りが好きな方、釣り業界に少しでも興味がある人は、就活で釣り業界を見ておくことをオススメします。

私はまだ就職したわけではなく、入社してからの利点や楽しさを語ることはできないので、今回はあくまでも就活の範囲内のみで釣り業界を選ぶメリットを話していこうと思います。

まず1つ目は、釣り業界に以前より詳しくなれるという点です。

就活をしていくと、どんな業界を選んだとしても業界研究をしたり、企業の説明会に参加する機会が出てきます。

釣り業界について企業研究をしていくと、今まで知らなかったお店やメーカーの存在を知れたり、企業同士の関係性が深く分かってきたりと、釣りが好きな人にとっては楽しい時間となるでしょう。

また、説明会に参加すると、業界の置かれている状況や会社の歴史など、釣り好きにとっては興味深いことを聞けたり、企業によってはプロスタッフなど有名な方に会えることも稀にあります。

※注意点ですが、企業の方々は人材確保のため真剣に説明会や選考を行ってくださっているので、全く就職する気がないのに遊び感覚、イベント感覚で説明会に行くのは控えましょう

次に、釣りが好きであれば、就職活動においてモチベーションの維持がしやすいという点です。

私は他の業界も説明会や選考に参加はしていましたが、やはり好きなことである方が、応募したりエントリーシートを書いたりする上で「面倒だ」と思わずにやる気を持って取り組みやすいと感じましたし、気力を失わずに就活を続けられた一因だと思っています。

ここまで書いたように、少しでも釣り業界に興味がある人は、とりあえず説明会に行ってみて損は無いと思います。

職種・応募について

次に、釣り業界ってどんな仕事があるの?という点についてですが、私が書くよりもblue blue の村岡さんの動画がかなり見やすかったので、まずそちらを見ていただくと良いと思います↓

上の動画を見ると、釣り業界で働くといっても色々な職種があるということが分かると思います。

とはいっても、釣りYouTuberやプロアングラーというのは当然ながら新卒で募集しているわけではありませんし、多くの人は翌年卒業予定の学生を募集している企業を探して応募していくことになるでしょう。

中でも一般に就活で応募していく企業の中でポピュラーなのは、メーカー・問屋・小売店の3種だと思われます。

1.メーカー

メーカーは、釣具の開発や製造を行い、問屋・小売店等に販売している企業です。
募集されている職種は、主に開発・製造や品質管理などを行う技術職、取引先に商品を売り込む営業職など様々あります。(筆者は文系なのでメーカー応募は営業職が中心でした)

2.問屋

問屋は、メーカーから商品を仕入れ、小売店に商品を売る、卸販売を中心に行っている企業です。卸販売中心と書きましたが、自社ブランドを持ち、商品開発も行っている企業が多いと思います。
開発部などもありますが、私の知る限り、新卒採用では営業職や総合職を中心に募集している印象です。

3.小売店

小売店は、実店舗を展開して釣具を直接お客様に販売している企業です。企業によっては自社ブランドを持っていたり、問屋業もしているところがあります。
小売店の新卒採用は、基本的に店舗スタッフの募集になります。ほとんどの場合最初は店員として実店舗に配属され、人によっては後に実績や適正を見て開発部や本部スタッフに配置転換されると聞いています。

上記の他、メディア関係(雑誌を刊行しているような企業)などもありますが、就活生が普通に情報収集していて情報が入ってきやすいのはこの3つが中心かと思います。

応募の流れ・ポイント

ここからは、私の体験をもとに、応募までの流れや押さえておいてほしいポイントを記します。

まず、釣り業界に限らずですが、就活を始める際は、まずマイナビとリクナビへの登録を推奨します。インターンシップや説明会・選考など、アプリ1つで応募から企業とのメッセージのやりとりまでできて非常に便利です。

登録できたら、まずは「釣り」「釣具」などのワードを入力して企業を検索し、気になった企業はとりあえずエントリーして、インターンや説明会に参加してみましょう。

マイナビ・リクナビは、片方だけしか登録されていない企業もあるので必ず両方登録しておき、企業も4年時の5月あたりからでもまだ登録が増えるのでこまめにチェックしておくことをオススメします。

また、釣り関係の企業は、そういった就活サイトを通さず直接企業のホームページから募集をかけているところも少なくないので、気になる企業はホームページをチェックしたり、募集しているか分からなかったら早めに「○年度は新卒の募集はありますか」といった風に問い合わせましょう。

注意点・アドバイス

私自身もまだ就活継続中の大学生という立場なのであまり偉そうには言えませんが、これから就活に臨む皆さんに注意してほしいことや軽いアドバイスを書いておきたいと思います。

資格について

釣り業界に就職するにあたって、必須の資格はほとんどありません。多くの企業は、応募資格として何か条件を課すことはありません。
しかし、釣り業界の一部企業が応募資格として課しており、多くの企業が入社までには取っておいてほしいと言う資格が一つあります。 

それが“自動車免許”です。

釣り関係の企業には交通の便があまり良くない場所に本拠地がある会社も少なくないため、そういった企業自体、またそういった企業とやり取りする企業であれば当然必要になりますし、また釣り場の見回りなどにも車が要るといったわけで、就活が本格化する前に免許を取っておければベストだと思います。

ちなみに私はお恥ずかしながら免許を持っていなかったので、そのせいで応募できなかった企業があったり、面接で免許が持ってないのを伝えて露骨に「えっ?」みたいな反応を何度かされたり、ということもありました…

学歴や学部について

私はそんなに偏差値の高い大学には通えていないので、あまり詳しくはわかりませんが、やはり大手メーカーなどは書類審査から厳しく、ある程度の学歴があったり、英語ができるほうが有利だと聞きます。
海外への展開を始めている企業も多いので、英語のスキルがあるとどこに応募するにしてもアピールポイントになると思いますね。

また、既に大学生の人は難しいかもしれませんが、学部選びという点で、大まかな区分にはなりますが開発や品質管理に携わるような技術職を希望している方は、理系の学部を選ぶべきかもしれません。

選考

釣りの企業だからといって、釣り好きばかりを採用しているわけでもないし、選考において特別な何かが求められるということもないので、一般的な面接対策や筆記試験対策をしておけば基本的には問題ないと思いますが、企業によっては釣りの知識を中心に問われる面接なんかもあります。

エントリーシート等に好きな釣り方や釣具を記入した場合などは、その釣りや釣具の魅力を自分の言葉でしっかり伝えられる準備をしたほうがいいかもしれません。

業界は絞るべき?

釣り業界一本に決めて就活をしよう、と思っている方もいるかもしれませんが、私は他の業界についても情報収集しておくことをオススメします。

釣り業界は、お世辞にも規模がそこまで大きい業界とはいえず、企業の数も多くはないですし、一年あたりの採用人数も少ない企業が多いです。
そのため、目当ての企業に全て落選する可能性も踏まえると、他の業界の情報も知っておいたほうが後々役立つと思います。

給与や休日数といった待遇面でも、きちんと調べ、他の業界と比べて自分が納得した上で決めないと後悔するかもしれません。

また、あくまで自分の体感ではありますが、面接でも釣り業界一本で考えていると言う人よりも、他の業界も見ているという人のほうが通っている気がします。
採用担当者の考え方にもよるとは思いますが、最初から釣り業界だけで考えていると言うと、趣味だから仕事に…と安易に考えている、他のものを見ずに決めるのは視野が狭い、といった印象を与えてしまう可能性もあるのかもしれませんね。


まとめ

色々書いてきましたが、釣りが好きな人・釣り業界に少しでも興味がある人はまずは釣り関連企業の説明会だけでも行ってみる価値はあると思いますし、やはり企業側も釣り好きな人を待っているはずなので、ぜひ検討してみてください。

実際に業界で働くということについては、私自身もまだまだ不安でいっぱいですが、入社する来年度に向けてしっかり準備していき、機会があれば実際働いてみた感想も皆さんにお伝えできれば…と思います!

それではまた。

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