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水産業のデータ化によって『未知を拓く』- サミット登壇者紹介⑥

三陸水産イノベーションサミット2021の登壇者紹介、6人目の登壇者はDAY2イノベータートークセッション➂『水産業×DX』に登壇する株式会社 ライトハウス 代表取締役 新藤克貴 氏 です。

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株式会社ライトハウスは『未知を拓く』を企業理念に、船舶海洋業界を事業領域として2017年に福岡市にて創業したITベンチャーです。まき網やひき網等の船団漁業者が抱える「他船の魚群反応や位置の把握が難しい」、「操業中に思うように船団運営ができない」等の船団運営に関する課題をIoTとデータで駆使して解決するツール「ISANA」を展開しています。「ISANA」は船上でタブレットで簡単に操作出来るため、IT機器に不慣れな漁師達にも高い評価を受けています。現在はGPS地図機能、操業ログ機能、漁獲記録機能が資源管理や後継者育成にも有効と評価され、船団のみならず単船にも導入が広がり、全国での導入実績は700隻を超え、三陸の漁船への導入も始まっています。

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新藤氏は東京大学経済学研究科経営専攻修士課程にて日本の製造業の戦略や技術経営の研究したのち、戦略コンサルタントや共同創業した大学発ベンチャーの役員として活動していましたが、一念発起して起業しました。しかし新藤氏も共同創業者も水産業には全く縁もゆかりもありませんでした。新藤氏曰く「『未知を拓く』という企業理念を掲げたとき、未知の領域って宇宙か海しかないと思ったんですよ。日本はそもそも海に囲まれていますから、他の国に対してアドバンテージがある。中でも水産業は、世界で34兆円の市場規模があるとされる成長領域です。対照的に国内では衰退産業と言われていて、元気がないのはたしかなんですが、そのギャップにむしろ「解決のしがいがある」と思いました。」

同社の挑戦はまだ始まったばかり。日本の海がデータ化された時、日本の水産業はどうなっているだろうか。当トークセッションではこれまでの苦労や新藤氏が見据えるデータ化された日本の、世界の水産業の未来展望を聞いていきたいと思います。

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■登壇情報
DAY2 10/22(金)18:05~19:05
三陸水産イノベーター トークセッション➂ 『水産業×DX』
登壇者①:アンデックス㈱ 代表取締役 三嶋順 氏
登壇者➁:㈱ライトハウス 代表取締役 新藤克貴 氏

■株式会社 ライトハウス
https://lighthouse-frontier.tech/

■三陸水産イノベーションサミット2021
https://sanrikusuisan-innovation.go.jp/summit/

■視聴申込み
https://forms.gle/zemPDwewS6QAHpj26

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